『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[妄想の自家中毒]

2013-05-10 13:42:37 | 保守の一考
☆私のお店に、近所の店から、オリーブ油の臭いがきついとクレームが入った。

 まあ、商業地区なのでお互い様の面もあれど、その店は、窓に目張りなどをして防いでもいて、けして難癖ではないので、こちらも善処するのだが、

 なんか、その夫婦は、いつの間にやら、制限を設け始めて、その「隣りの家」の代弁までし始めて、段々と、こちらの微妙な問題にまで食い込んでくるので、次第にイライラしてきた。

 その「隣りの家」っちゅうのは、商業地区に普通に住んでいる人で、さすがに、そこまでは面倒見切れん。

 他の住人は、飲み屋街の特質をよく理解していて、黙認してくれているにも、だ。

 大体が、そういった、夫婦で商いをしている人は、対象者不在で、夫婦二人きりで話しつつ、次第に議論がエスカレートしていって、そのことについて、こちらと話してもいないのに、二人の間では妄想が「自家中毒」を起こし、こちらが悪のようになっていたりする。

 夫婦に限らず、カップルとか夫婦、閉鎖的な二人ってのは、そんな結論が往々にしてあり、対象者は、妄想の中で、強烈な罪人と認定されてしまったりする・・・。

 私などは、交際する相手には、かなりの自由を与えている。

 自分とは反対の考え方を持っていても、しょうがないと思っている。

 彼女に、大嫌いな人物を評しても、「お前さんが仲良くするのは自由だよ。ただ、プライベートで会うようなことはやめてくれよな。お前さんは俺の彼女なんだから、最低限の礼儀を守ってくれ」などと要望する程度だ。

 先日、退勤時、会社から出ると、同じ現場で働いている女性が先を歩いていた。

 とても綺麗な人だが、別に仲良くないし、主婦の方だし、一定の距離をとって、同じ方向へ歩くしかなかった。

 私は、いつもの時間を、いつものコースで歩くしかない。

 その女性のほうこそが、いつもと違うルーチンをこなしているのだ。

 私は、その女性を一瞥だにせず、ずっと歩きながらタブレットを操作していた。

 しかし、ああ、私は、悪にされてしまうのだろうな・・・、と思った。

 仮に話しかけたとしたら、なんか変な誤解をされて、

 さりとて、こうして歩いているだけでも、おそらく、その人が帰宅したりして、旦那さんに相談でもしたら、いつの間にやら、夫婦の間で「妄想の自家中毒」を起こし、「ストーカー」扱いされてしまうのだろうな、と暗澹たる思いに駆られる。

 ただ、ボク、普通の生活をしているだけなのに・・・。

 おお、やだやだ、自分の行いとは別に、世の中には「罠」がいっぱいだ・・・。

                                           (2013/05/10)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[三遊亭鬼丸独演会「浦和タロ人会」に行った(中編)]

2013-05-10 09:41:03 | 物語の感想
☆さて、どこまで話したっけか?

 え~と、三遊亭鬼丸師匠が娘・鬼子ちゃんが、会場の隅で、そっと私に、アドレスを書いたメモを手渡してきたところからだっけ・・・。

   ◇

 先ず、高座に上がりしは、鬼丸師匠の弟弟子にあたる三遊亭歌扇さんであった。

 この方、真面目な方のように思えて然にあらず、この間のFM<NACK5>で開催された「三遊亭一門お笑い祭り」の時に、番組にゲスト出演した時には、

 ヤクザに捕まり、イメージ上では数回殺された経験があり、だから、辛い前座修行が全く辛くなかった・・・、とか、

 学校を回って、体育館を売る営業の仕事をしていた・・・、とか「武勇伝」を聞かせてくれた^^;

 そのような話を聞くと、歌扇さんの人となりにも親しみが沸いてくるっちゅうものです。

 今回は、初めて落語を観ることになった、一緒に行った女の子の反応を中心に報告します^^

 歌扇さんの演目は「元犬」でした。

 犬が人間になって引き起こす楽しさがある噺で、私は、この話、落語のファンタジーっぽい側面がよく出ていて、聞いたのが二度目なのですが、好きな話だ。

 ふと思うのだが、前座(歌扇さんは二つ目。会での便宜上の前座)の噺って、動物絡みが多いような気もするのだが、どうだろうか?(あまり根拠なく言っている^^;)

 歌扇さん、よどみなく語る。

 私は、隣りの娘には、「最初の方は、噺家カーストではシルバー聖闘士(二つ目)の方で、後に控えるゴールド聖闘士(真打ち)に比べると面白くないかも知れないけど、会場の雰囲気を徐々にヒートアップしてくれるんだよ」と説明した。

 が! 娘っ子、最初から、火が点いたようにケラケラ笑った。

 おお、私は、この娘の、その場を十全にエンジョイしようと言う気概に感動した。

 私たちは最前列に座っていたので、こりゃ、歌扇さんも気持ちよくやれただろう^^

   ◇

 ところで、「GOGOMONZ」では、鬼丸師匠が、かおりんに、「犬と言うのは、前世で犯罪を犯したものが生まれ変わったものなんだよ」と嘘をこき、

 イノセントなかおりんが、疑うことも知らず、「へーっ、そうなんですかっ!!」と納得してしまったという笑い話があるが、

 今回、歌扇さんも話した「元犬」が、前から、鬼丸師匠の頭にあって着想された嘘だと思うのだ^^

   ◇

 続いて、鬼丸師匠の登場だ。

 そもそもが、満席の会場は、鬼丸ファンで埋め尽くされているので、もう会場は、爆笑を手ぐすね引いて待っている。

 鬼丸師匠の演目は「猿後家」だ。

 これ、鬼丸師匠の十八番ですよね。

 私、鬼丸師匠の落語をはじめて聴いたのが、この「猿後家」がネット上に公開されたものでして、「はぁ~、やっぱ、この人、ラジオどおり面白いや!」と感心したし、その後、独演会のライブでも聴いて、やっぱり笑った。

 今回も大笑いした。

 私は、面白い話は、何度聴いても面白いと感じる男で、落語ファン向きの男である。

 繰り返し見る面白さもあるし、一度では、この面白さは味わえない。

 鬼丸師匠ってのは、個性的な顔をしているが、なんか、肌に赤みが差していてピンクっぽいので、女の役をやらせると絶妙だと思うのだ。

 癖のある顔に、女性的な色艶と言うのは、この、猿顔の容姿に触れた者に逆鱗する噺「猿後家」さんを演じるには最適だ^^

 もう、隣りの娘は、鬼丸師匠に笑わされっぱなしで、更に、とどめの「猿後家さん」の、おべっかに際しての満面の笑みに何度も吹き出していた。

 今回、鬼丸師匠は、ちょっと、猿後家さんの個性に改変を加えていた。

 おべっかに対し、「もーぅ、お上手^^」と受動的だった猿後家さんが、今回は、おべっかに際し、「もーぅ、お上手^^ 自分でもそう思う~」とか、猿後家さんが、実は、ひそかに自分の容姿に自信を持っていたと言う事実が判明する!!^^

 おお! 日々 進化する鬼丸落語!

                                           (2013/05/10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする