『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[「ゲシュタルト崩壊」と、反原発ヒステリーの方々と、その行く末の自殺]

2012-08-12 21:55:14 | 保守の一考
☆「ゲシュタルト崩壊」という言葉を聞いたことはあったが、面倒なので、その意味を知ろうとはしていなかった。

 で、夏目漱石の『門』などを読んでいて、「同じ字を何度も何度も書いていると、 その字が、あっているのか、そもそも、字の形を成しているのか、分からなくなってくる」の意に「あるある! よくある!」などと思ったものだったが、

 最近になって分かったのだが、それこそがまさに「ゲシュタルト崩壊」だった。

 要は、「・・・知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造 (Gestalt, 形態) から全体性が失われ、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。幾何学図形、文字、顔など、視覚的なものがよく知られるが、聴覚や皮膚感覚においても生じうる。・・・」と言うことらしい(『ウィキペディア』より)。

 私は、反原発ヒステリーの方々は、この「ゲシュタルト崩壊」に陥っているんだなと思った。

 科学を疑い、政府公式発表を疑い、「夢さえもない、科学的根拠のない、世の中に対してのひがみ根性丸出しで、危険の可能性」を信じるのである。

 もう、人の言葉を、社会包括的に捉えることが出来ず、ただただ、自分より優越したものへのひがみ根性と結託した恐怖感で、反原発行動を起こしている。

 科学は、人と人の認識をつなぐ「常識」の尺度である。

 だが、反原発ヒステリーの方々は、証拠もなく、そこに、妄想の陰謀を見る。

 科学的な根拠は全くない。

 陰謀ならば、反原発の先導者の方にこそ、あってもおかしくないのだが、彼らは、そこには思考は及ばせない。

 「常識の尺度」を失いし者たちの群れての行動は、誰も認められないだろう。

 妄想で何も信じられぬ、目の前の行なわれていることさえも、見ていて見ていない者たちの行く末は、

 自分さえも信じられないことへとつながり、最終的には「自殺」をするしかなくなろう・・・。

 私は、そんな人間の群れならば、どうぞ、自殺して下さいな・・・、と素直に思うのだ。

   ◇

 今回の話と関係ないけど、この記事には非常に興味が向いた。

   ≪【放射能漏れ】「撤退 一言も言ってない」
       復興講演会ビデオ出演した吉田前所長の発言要旨
(2012/08/12)≫

 <東京電力福島第1原発前所長の吉田昌郎氏が11日、ビデオ映像で語った発言の要旨は次の通り。
   ◇
 私どもの発電所の事故で、本当にご迷惑をお掛けしている。深くおわび申し上げたい。
 (撤退問題が議論になっているが)私が考えていたのは、発電所をどう安定化させるかということ。そんなときに現場を離れては絶対いけない。原子炉を冷やす作業をしている人間は撤退できないと思っていたし、本店にも撤退ということは一言も言っていない。
 われわれが離れ、注水ができなくなればもっとひどく放射能が漏れる。そうすると、もっと放射能が出て、懸命に安定させようとしていた福島第2原発にも人が近づけないレベルになり大惨事になる。逃げられないというのは最初からあった。
 そんな大変な放射能がある現場に何回も行ってくれた同僚たちがいる。私は見てただけ。
 昔から読んでいる法華経の中に地面から菩薩が湧いてくる、地湧菩薩というところがあるが、そのイメージをすさまじい地獄みたいな状態の中で感じた。現場行って帰ってきて、もうヘロヘロになって、寝ていない、食事も十分でない、それから体力ももう限界という中で、また現場に行こうとしている連中がたくさんいた。その後ろ姿に、感謝して手を合わせていた。
 3号機の水素爆発は、その時点では何が起こったか分からないという状態だから、これからもう破滅的に何か起こってくんじゃないかと思った。あれだけのがれきが飛んできて、私を含む免震重要棟の人間は死んでもおかしくない状態だった。
 (免震棟に残っているメンバーの名前をホワイトボードに書いておくようにと部下に指示したとされるが)最後まで残って闘ったのはこんな人間だぞってのを残しておきたかったのだと思う。
 今後はいろんな形でメッセージを発信したい。一緒になった仲間の経験も伝えたい。体力が戻ったら、現場のために力を出したい。>

 ・・・「菩薩が湧いてくる」と言うイメージが凄まじい。

                                            (2012/08/12)
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[映画『トータル・リコール(2012)』を観た(短信)]

2012-08-10 22:47:27 | 物語の感想

☆最初は、リメイクなのに、オリジナル映画への言及が全くない予告や宣伝に、「なんだかなぁ。俺の愛する<顔の割れるおばさん>が蔑ろにされるのかよぉ」の思いがあったのだが、

 いざ見てみると、かなり、オリジナルへの愛が詰まった作品作りをしていて、なおかつ、新しい世界観・より激しいアクションを見せてくれて、かなり好感の持てる作品でした。

 最終戦争後の環境破壊によって、ただ二つ残った居住地区である「山の手」のブリテン連邦と、「ダウンタウン」のコロニー(オーストラリア)地区・・・、

 そして、そこを地球内部ぶち抜きで結ぶ<超高速巨大重力エレベーター>など、世界構築を念入りに描いていたので、最初は、ちょっと飽きてきていたのだが、

 中盤から、ド派手なアクションが繰り広げられる。

 未来の世界でのアクションなので、未来ギミック(体内携帯、アイボール、ロボット警官、宙空の高速道路、どこでもエレベーター・・・)に惑わされそうでいて、その中で、ちゃんと、舞台の重力や距離感・位置感を、こちらに体感させてくれて非常に楽しい。

 思えば、序盤の念入りな世界描写は、このリアル感を植えつけるためであったのか?

 ポール・バーホーベン監督(シュワちゃん)版では、当時の「旬の女」シャロン・ストーンが演じた「妻」の役を、今作においては、同じく美しいケイト・ベッキンセールが演じていて、

 いまいち地味なヒロインに対し、有名美人女優を敵に配す傾向が嬉しかった。

 しかし、今回の監督のレン・ワイズマンは、『ダイハード4.0』のマギー・Qもそうだったが、しなやかに強靭で、そして、しつっこい女闘士を描いたらピカイチですな^^

 今回は、火星が後半の舞台ではないのだが、旧作を知っている人がニヤリとする火星への言及や<三つの乳房を持つ女>、現実か妄想かの決断を下すときの「水滴」の存在など、非常にシュワちゃん版に敬意を払っている。

 そして、<顔の割れるおばさん>の登場だが、

「ああ、こう捻ってきたかぁ!」と、思わず感嘆してしまうシーンであった。

 かなり面白かったが、まあ、旧作でも「アイデンティティの問題」は薄味であったが、

 旧作にあったヒッチコックへのオマージュが希薄であったことが、いまいち、心に強烈に残る作品とはなり得なかったのが残念。

                                             (2012/08/10)

コメント (2)
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[ポロンちゃんに歴史あり(5/みゆ家のテリーと我が家のポロン)]

2012-08-05 23:29:05 | 赤ちゃん人形ポロンちゃん

☆さて、私の家にいる赤ちゃん人形ポロンちゃんが、実は、人気商品「テリーちゃん人形」であったことの続報です^^

     

 その情報は、みゆさんからもたらされ、追って、みゆさん家(ち)のテリーちゃんの近況が届いています^^

 おっと、語っておきたいことがあります。

 先ず、イワイ産業の社長が名付けて、その由来が今となっては分からないと言う、女の子に対しての「テリーちゃん」命名ですが、

 私には推測があります。

 と言いましょうか、この話をしてみた弟(元ヤン)も同じ意見でした。

 おそらく、この人形シリーズが誕生してから、外見の変遷はあれ、4,50年 経っていると考えられ、

 社長が初期の赤ちゃん人形に命名した時、おそらく、外人の女の子がどんな名前を付けているか、実際には分からない時代だったのでは、と言う推測です。

 『宇宙戦艦ヤマト』に、重要な救世主役に「スターシァ」と「サーシャ」と言う異星の美人姉妹が出てきました。

 これは、松本零士が、遠い国の神秘的な女性をイメージしてつけたそうですが、

 スターシャもサーシャも、ロシアでは、ウォッカで鼻を真っ赤にしているヒゲ面の男性名なんですよね^^;

 それと同じで、イワイ産業の社長が、白人の赤ちゃん人形に、アメリカっぽい名前を付けた可能性は大きいと思うのです。

 また、私は、少年っぽい少女が好きで、「真琴(まこと)」とか「晶(あきら)」とか、男っぽい音の、女の子の名前にグッとくるものがあります^^

   ◇

 では、みゆさんからのメールと写真です^^

 ≪またまた画像です。
  ブログに使って頂けましたら光栄です^^
  うちのテリーちゃんは綺麗、、、でもないです;^^
  というのも1985年頃、
  親戚の伯母が神奈川県平塚市にあるラスカというデパートでテリーちゃんを見つけ、
  当時3歳だったわたしと4歳だったいとこに買ってきてくれたのです。
  わたしはテリーちゃんを大変気に入り、今まで27年間可愛がってきたので今ではぼろぼろです。
  それが画像の旧テリーちゃんです。

          

  一方、いとこはすぐに飽きてしまい、テリーちゃんは長年倉庫で眠っていました。
  それが新テリーちゃんです。綺麗なのはこちらの子ですね^^

          

  今から5、6年前に親戚から、いらないし欲しいならあげるよと言われ、
  新テリーちゃんが我が家にやってきました。
  わたしの家は群馬で、いとこは岩手に住んでいたので、
  こうして1985年から約20年ぶりに生き別れた双子が再会したのです。
  テリーちゃんの製作会社は葛飾区で、葛飾には”テクノプラザかつしか”という施設があります。
  ここにはトイランドというものが併設されており、いろいろなお人形やぬいぐるみが展示されています。
  そしてなんと、服や髪型の異なるテリーちゃんが何人もおります。
  お人形が出来るまでを説明したものもあり、
  ちょっと怖いですが、テリーちゃんのお顔だけが展示されていたりもします。

             (トイランド画像参照)
          

  ここはどなたでも無料で入れますので、お時間ありましたらぜひ行ってみて下さい^^
  わたしも初めて見たときは感動しました!
  我が家以外にもテリーちゃんがいるなんて!!と思ったものです^^
  何度も長々と失礼致しました。
  テリーちゃんについてお話できる方なんているわけもないと思っていましたので、
  大変嬉しく感慨深いです。
  ブログのお役に立てますように^^
  それでは失礼致します。
                   みゆ ≫


 ・・・こちらこそ、どんなにか嬉しいものか^^v

   ◇

 では、我が家のポロンちゃんのお話です。

 数年前に、足から綿がモロモロ漏れるケガをしてしまいました。

   

 で、すぐさま、ミドランの周囲の女性有志による、足の手術及び、新しい服の作成がはじまりました。

 そして、足が完治し、頭にスカーフ、エプロンドレスに身を包む「お洒落モテ子」となったのです^^

       

 ・・・でも、今は、服もスカーフもどこかに飛んでいってしまい、元のポロンちゃんに戻ってしまっています^^;

                                            (続く 2012/08/05)

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[「納涼! 五日市寄席」に行った]

2012-08-05 21:27:51 | 物語の感想
☆本日の午前中のことを記した前エントリーで、上野の美術館に行ったのだが、すぐさま、中央線を下り、五日市線の終点・五日市駅から市民ホールに向かった。

 落語である^^

 こんな近所で、リーズナブルな値段(1000円)で五人の演者が見られるってんで、あたしゃ、早いうちにバイトの休日を決めてチケットを購入していましたよ^^

 私は出かけていたので、連れが並んで、最前列真ん中の最高の席を確保してくれていました^^

 最初は、前座クンの柳亭小痴楽さん、若干23歳だそうで、この世界に入って4年とのこと。

 若くして自分の道を決めて、偉いものだ・・・。

 『まんじゅうこわい』を聴かせてくれました。

 話は知っているけれど、落語の形では初めて聴けたので、ちょっと嬉しかった。

 続いて、二つ目の瀧川鯉斗さん、この方、顔立ちも話し振りも、なんか噺家っぽくない。

 小さな落としに向かうテンポも、なんかゆったりしている。

 枕の話を聞いていくと、元暴走族の総長だったそうで、道理で、元ヤンの妹の旦那に雰囲気が似ていると思った^^;

 漫談が長いので、このまま終わるのかなと思いきや、『芝居の喧嘩』を聴かせてくれた。

 そもそも、この話の枕に「講談のサドンリーな終わらせ方」についての話があり、

 この『芝居の喧嘩』も、「これからが面白い処ですが、この続きはまた明日!」で終わった。

 いやぁ、噺家にも色んなタイプがいて、努力を続けて、どうにかなるんだなぁ^^;

 続いては、落語家然とした春風亭笑松さん。

 この方も二つ目で、自身の坊主頭・丸顔話を枕に『お菊の皿』を聴かせてくれました。

 お菊さんの話は、お岩さんの話と、私の頭の中でゴッチャになっている節がありますが、これもまた、ちゃんと聴けて嬉しかった^^

 こうして落語を聴いていくと、それまでうろ覚え・又聞きだった多くの噺が、ちゃんとした形で心に残っていって、ポケモンを集めてでもいるかのような心地良さがある。

 生で見た落語家を「ポケモン図鑑」のページにインプットしてるみたいにも思える^^

 続いて、マジシャンのマジック・ジェミーさんの出し物。

 この方、チラシを見ていて男性かと思っていたら、ちょっとビジュアル系っぽいスカート姿の女性で、得した気分になった^^;

 その性格は、いい女チックだった。

 お客さんを参加させて笑いを取る芸風で、最前列真ん中の私も、ちょいとイジられて、恥ずかしいけど嬉しかった^^

 高座の前での演技で、ちょいとスペースが狭く小技が多かったが、どうにもこうにも、タネの片りんも分からないようなマジック(宙を舞う小テーブルなど)が幾つかあって、「不思議」を堪能した^^

 そして、トリの三遊亭遊雀師匠だ(やはり、今度から真打の方には「師匠」を付ける!^^)。

 やはり、真打ともなると、他の方に比べて段違いで面白い!

 「前座」「二つ目」「真打」の間には、形に出来る境界があるとは思えないのだが、こうして噺を聴かせてもらうと、そのレベルの違いは歴然だ。

 こちらも、その「演じ」を斜めに見て安堵したり心配するようなことなく、

 安心して、その笑いに浸れる^^

 歌丸さんの余命ネタから、歌丸さん的な嫁ネタ、そして、夫婦喧嘩の噺『堪忍袋』に流れて行く。

 元々が「話の分かるヤクザのお兄さん」的な顔立ちなので、男の役をやらせても味があるし、対して奥さんの役をやらせても妙に艶がある。

 この噺、オチ的には弱いと思われるが、そこまでがうまいので、却って、その静かなオチが潔かった^^

 と、思いきや、この噺、おそらく公演の時間の関係で、途中で終わらせている!

 私、いつも、寄席をみた後、語られた噺がなんと言う演目であったか調べるのだが、この夫婦喧嘩の話、タイトルは『堪忍袋』なのだが、その「堪忍袋」が出てこないで終わらせられている。

 へーっ、こんなこともあるんだなぁ^^;

                                             (2012/08/05)
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[映画『プロメテウス』を先々々公開で観た(短信)]

2012-08-04 23:51:22 | 物語の感想
☆あまりにも早い先行公開なので、色々書くのが申し訳なく、プチ感想です^^

 正式公開したら、また観に行くから、その時にちゃんと書く・・・、と言いたいのだが、もう一度観に行くかは分からない^^;

 いや、つまらなかった訳ではない。

 かなり面白かった!

 ただ、予告編で予想していたようなハードSF作品ではなかった(めかしているが…)。

 私は、予告編で「迷宮惑星」風が出てきていたので、ダン・シモンズの『ハイペリオン』シリーズ(超傑作!)みたいのを想像していた。

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ
早川書房


 序盤はかなり、「人知の及ばぬ、レベルと常識が段違いの異星文化に圧倒される地球人類」の雰囲気が出ていて良かった。

 『2001年 宇宙の旅』のキューブリック演出のような、清潔感と静けさも、冒頭は感じられた。

 リドリー・スコット監督なので、格調高く撮られているが、最終的には、『エイリアン』の時代から変わりなく、…と言うか、あれを超える作品にはなってなくて、また、あの時代の感覚(今とはそぐわない)が少し残っていて、ちょっと残念に思えるシーン(異星生物のホラーチックな攻撃。もうそういう演出の時代じゃないような)も垣間見られた。

 また、この監督独特の「スモーク」の演出が、雲や、宇宙の気流ガス、煙草のけむり等に垣間見られるのが面白かった。

 作中でも語られるが、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールのようなスマートな雰囲気のアンドロイドもいい感じだ。

 リプリーや「テルマ&ルイーズ」の如きタフな女主人公像も健在で、

 今回のノオミ・ラパス演じる女科学者も、精神的にも肉体的にもボロボロになるまで戦っていたね。

 切開した腹をホッチキス風で縫合した直後に、映画作品でも稀な凄いアクションを繰り返している姿は、こちらも下腹部が痛くなった^^;

 はぁ、しかし、・・・シャーリーズ・セロンである。

 硬質で厳格な女性スポンサー役を演じているのだが、美しい・・・。

 惚れ惚れしちゃう・・・。

     

 宇宙船プロメテウス号の黒人船長と、割り切り感覚でセックスすることが、会話で予想されるシーンがあるのだけど、・・・私、船長が羨ましかった。

 でも、おいしい思いをしたからこそ船長は、最後に、人類を救うために、やや唐突にも思えるほど、容易に命を投げ出せたのだろう・・・。

 ・・・入場者プレゼントに「プロメテウス乗員証風パスケース」貰いました^^v

     

                                            (2012/08/04)
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[映画『マダガスカル3』を観た^^]

2012-08-01 23:59:59 | 物語の感想
☆こりゃ、面白い!!!

 このシリーズだけは、常に、容赦なく面白いですな!!

 ・・・ちょっと風呂に入ってきてから、短いですけど、書きます^^;

   ◇

 <MOVIX昭島>には、歴代支配人に語り継がれる最高機密の口伝がある。

 それは、「『マダガスカル』シリーズを見に来る黒縁メガネの中年男に気をつけろ!!」だ。

   (参考)

     [MOVIX昭島への文句(映画『マダガスカル2』を観た)](クリック!)
     [<MOVIX昭島>音響設備の話の決着、そして…](クリック!)

   ◇

 今回も、<MOVIX昭島>に見に行きました!

 環境に大満足!

 作品内容も、凄い! 大満足!

 この作品を盛り上げているのは、ひとえに、主人公らと、続々と増えていく仲間達の個性にあると思う。

 彼らのそれぞれが、もう勝手に動き出して、話を盛り上げていく。

 『リーサル・ウェポン』シリーズを髣髴とさせる。

 私は、カンボジアを旅していたときに、常々、ジャングルには不思議な秘密が隠れていると思っており、『マダガスカル1』は、キツネザルたちを代表とし、それを如実に表現してくれていた(近作「ぱいかじ南海作戦」も、その気持ちを思いださせてくれた)。

 そして、『2』では、主人公であるライオンのアレックスの来歴がアフリカを舞台に描かれる。

 今回の『3』では、ジャングルを離れ、モンテカルロ・ローマ・ロンドン・ニューヨークと物語が連なる。

 『カーズ2』での舞台変遷と似ている。

 しかし、『カーズ2』で、前作から忘れ去られていた「取り残されたモノへのノスタルジー」が、

 『マダガスカル3』においては、メンバーが迷い込む「落ちぶれた動物サーカス団」に見られるかも・・・。

 いや、見られない^^;

 「マダガスカル」シリーズは、絢爛豪華・色彩豊富に、ひたすらアクション&ギャグで突き進む。

 アニメってのは、画面の全てに手が加えられるので、このふんだんに遊びつくされて作られた作品においては、細部にまで凝りに凝った映像が楽しめる。

 アクションの敵役は、フランスの動物管理局のデュボア警部で、

 彼女はひたすらに頑強不死身で、また、頑強であることとは別問題の「人間離れした動き」で、見る者の目を釘付けにする。

 この作品には、いい感じで「マンガ」具合がある。

 例えば、ペンギンズが人間界にいても、どうにかバレないで馴染んでおり、その飛行機は、シリーズ通して空を飛び続けることや、

 今回の仲間となるサーカス団の虎は、直径数センチの輪っかの火の輪くぐりを難なく行なう。

 その虎は、作品の中では一番の硬派キャラである、にもかかわらず、一番不思議なことをする^^;

 また、アレックス考案のサーカスショーは、全編これ、イメージ映像の、完全に物理法則を無視するものだ。

 しかし、最高に面白い!!!

 シリーズは、まだまだ続けて欲しい。

 次はカンボジア辺りを舞台にして、その次作では、再びマダガスカルで冒険をして欲しいものだ。

 何故って?

 私は、キツネザルの酋長のキング・ジュリアンが大好きだから、マダガスカルで、またまた歌って踊って欲しいのだ。

 今回は、熊とよろしくやってましたね^^

 今回、死んだと思ったジュリアンに、世話係のモーリス(だっけ?)が涙を浮かべながらも、口元には笑みを浮かべるシーンが最高でした^^

   

                                             (2012/08/01)
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