雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

かっこいい大人。

2009-05-04 12:25:34 | …and so on
ワタクシはロックを全く聴かない人なのですが、それでもRCサクセションの忌野清志郎の名前ぐらいは知っています。奇抜なメイクとファッションの人だなぁという程度の認識しかないのですが、日本のロック界の先駆者で、最後までずっと走り続けてきた人なんだぐらいのことは分かります。58歳は若すぎるなぁと思いますよね。がんは若いほど進行が早いとは聞きますが、声帯を取りたくないがために手術を拒否し、抗がん剤治療を続けていたとのこと。最後まで、ロックミュージシャンとして生き続けた人なんですね。がんを告知し、いったんはステージに立てるぐらいまでに回復した。その後、転移が見つかり、闘病生活を続けていたとのこと。もう1回ステージに立ちたかっただろうなぁと推察するだけではありますが

ウィキペディアでRCサクセションの代表曲を見てみたのですが、ワタクシは見事に知らないことに改めて気がつきました。たぶん、代表曲ぐらいは聞いたことはあると思うのだけど、タイトルを見ても全くピンと来ない。ワタクシのような門外漢にとって、RCサクセション=忌野清志郎のメイクとファッションだったんだなぁということですね。あの特徴のある歌い方は耳に残っているのだけど、曲をきちんと聴いたことはなかったので、あとでYouTubeで聴いてみようかなぁと思っています。ある意味、RCサクセションへの拒否反応が、ワタクシをロックを聴かない人間にしたとも言えるかもしれない。そういう意味では、良くも悪くも下の世代への影響力が大きい人だったということかもしれません。

忌野清志郎を見ると、デビッド・ボウイとダブって見えていたのですが、今でいうところのビジュアル系ロッカーの元祖であることは間違いない。闘病生活に入る直前まで、メイクをし奇抜なファッションに身を包んでステージに立ち続けた人です。今のビジュアル系と呼ばれるロッカーに多大な影響を与え続けた人だということは、ワタクシにも分かる気がします。最後までロックミュージシャン忌野清志郎であり続けることを選んだ人です。曲の好き嫌いは措くとしても、かっこいい大人が一人いなくなってしまったことはとても寂しい。そう思った人はかなりいるんじゃないかな。

ご冥福をお祈り申し上げます。