雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

HIROMI GO。

2009-05-26 21:20:33 | tv&movie
今日は若干帰りが遅くなってしまい、帰ってすぐにTVをつけたら「ウチくる!?」のスペシャルバージョンをやってました。ゲストはHIROMI GOこと郷ひろみでした。発売する(した?)CDの宣伝も兼ねて出ているのでしょうが、話題の造顔マッサージを紹介したり、司会の中山秀征と水泳対決をしたり、かなりのサービスぶりでした。デビューして38年だそうですが、確かに心も身体もそれなりに鍛えている人だなぁと思います。ワタクシの世代は、郷ひろみの追っかけをしていた方々よりもう少し下になると思いますが、その分全くリアルタイムの郷ひろみを見続けているわけです。デビュー曲「男の子女の子」からのヒットメドレーも放送していたのですが、全部歌えてしまうところがすごいなぁと、我ながらびっくりしました。番組の中でも中山秀征が言っていましたが、各年代ごとにちゃんとヒット曲があるんですよね。

個人的には、デビュー当時の新御三家の中では西城秀樹が一番好きだった記憶がありますが、年を重ねるごとに郷ひろみはいい曲を選んで歌うようになった気がします。「よろしく哀愁」「ハリウッド・スキャンダル」「哀愁のカサブランカ」「言えないよ」と、これはワタクシの好みなのですが、着実に段階を踏んで大人の歌を歌ってきた人ですよね。30代ぐらいから、野口五郎は主にスタジオワークが中心になり、西城秀樹は何となく昔の栄光を引きずってきた感が個人的にはしております。その中で、郷ひろみはいろんなスキャンダルがありながらも、50歳を過ぎた現在でも歌って踊れるアイドルなわけです。アイドルという言葉自体の好き嫌いは置いておくとしても、努力なしにはなかなかできることではないと思います。

新御三家と花の中3トリオと聞いて懐かしく思い出すのは、ワタクシより上の世代になるとは思います。「明星」「平凡」という雑誌が存在し、TVではザ・ベストテン全盛の時代です。70年代というと今や近代史の中に出てくるような遥か昔のこととなってしまったのかもしれません。が、若い方々と一緒に働き、陰で悪口を言われまくっているに違いない「中年」で一括りにされてしまうワタクシたちの世代にも、アイドルを追っかけるような青春時代は間違いなくあったわけです。中高年の星といえば綾小路きみまろを指すらしい(ワタクシ個人はちょっと苦手なタイプです)けれど、本当の意味での中高年の星は郷ひろみだったりするんじゃないかと思ってしまいました。