雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

選挙前。

2009-06-09 20:46:09 | …and so on
今日、東海以西は梅雨入りしたそうですが、東京はかろうじて梅雨入りを免れた模様です。いずれにしろ数日後には梅雨入りすることは間違いないので、今までに輪をかけて仕事に行きたくない病が悪化するかもしれません。仕事をすること自体はそれほど苦痛ではない(…とはいっても「陰日向なく働かない」というモットーは永久に不滅です)のですが、雨に濡れながら仕事に通うことを思うと本当にぞっとします。それでも昼間はデスクワークなのだから、営業などの外歩きの辛さを思えば大したことはないはずだといわれると、申し訳ありませんと謝るしかないわけです。そもそも論としてはいくら景気が底を打ったとは言え、不況で仕事がない方々のことを思えば、通勤ごときでウダウダ言うなと一喝されそうですよね。確かにそのとおりではあるのですが。

この不景気の中、仕事があるということがありがたいのは全くもって事実で、それは本当に恵まれていると思います。ですが、最近の雇用側はそれを逆手にとっている気がして仕方ない。働けるだけありがたいと思え、だから賃上げなんてとんでもないゼータクである、みたいな。ワタクシは、社会主義の理念などというものが嫌いで、生活者のための政治をとか弱いものいじめは許さないなどというスローガンを掲げる政党は、ほとんど斜に構えて、できるものならやってくれぐらいの気持ちでおります。なので、全面的に雇用側が間違っていて、労働者が正しいとか弱いとかは全く思わない人ではあります。しかし、最近の雇用側の方々は、不景気とか失業率の数字をこれ見よがしにちらつかせて、何とか人件費を抑制しようという魂胆が見え見えで。

岡田ジャパンは野球をしていたと思っていたらしい某首相が唱える景気対策のための補正予算が、ワタクシたち庶民のために有効に使われるのかどうかもいまいち疑わしい。今年の夏は都議選と衆議院選があるので、ワタクシの自宅や職場の最寄り駅には、毎朝毎晩、必ず誰かが辻立ちして何とか自分を議会に送り込んでくれと演説をしております。本当に毎日毎日ご苦労なことだとは思いますが、誰が当選するにしろ落選するにしろ、それでワタクシたちの生活が楽になるのかどうかは甚だ疑問です。選挙前だけ辻立ちされてもなぁ…と思うのは、ワタクシのひねくれた根性のなせる業なのかもしれないけれど、誰が言っていることも同じにしか聞こえなくて、しかも全く実感が伴わない。何でもいいから、ワタクシの給料を上げてくれる人に一票入れたい気分にはなります。こう見えても、ワタクシは投票には真面目に行く人ではあるのです。