雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ハードカバー。

2009-06-17 20:50:02 | books&magazine
昨日の雨はやはりゲリラ豪雨だったようですね。今日も降るかなぁと覚悟はしていたのですが、曇ってはいたものの雨は降りませんでした。夜のうちに降るのはまだ仕方ないとは思いますが、朝は曇りでもいいから、とにかく降らないで欲しいなぁと思います。一応、雨の日用にゴアテックスを使った靴があることはあるのですが、昨夜のようなゲリラ豪雨には全く役に立たず、ストッキングのつま先が濡れたままで仕事しなければなりません。当たり前のことですが、1日中気持ち悪くて、それでなくてもほとんどないに等しい勤労意欲がますます落ちてしまいます。ワタクシは基本的にはかなりずぼらな性格なのですが、ヘンなところでミョーに神経質だったりするのです。満員電車で濡れた傘が服に当たるのはしょうがないことではありますが、それで1日中ユーウツな気分になったりする。

さて、昨日の村上春樹のインタビューの続きは"中"ということで、やっぱり3日間小分けにして出すんだなぁと思いました。「1Q84」はハードカバーを買うかなぁとまだ迷ってはいるのですが。ワタクシは、仮に他人様から自分の人生に影響を与えた本を1冊選べといわれたら、間違いなく「ノルウェイの森」と答えると思うのだけど、その「ノルウェイの森」でさえハードカバーは持っていない。ただし(?)文庫本は上下2巻が実家にも2組ぐらいはあるし、今のアパートにも1組ある。5,6年に1度ぐらい必ず読み返したくなるので、そのたびに文庫本を買い、読み終わると実家に送るという繰り返しです。村上春樹でハードカバーを持っているのは「国境の南、太陽の西」と「スプートニクの恋人」だけ。あとはエッセイその他全部読んでいますが、みんな文庫本なのです。

何せ長い小説が多いので、ハードカバーだとあっという間に本棚を占拠してしまうということもありますが、持ち運びに不便なので何となく敬遠してしまいます。家で読む分にはいいけれど、通勤時とかカフェで読もうと思っても、ハードカバーを持ち運ぶ根性がない。ワタクシ、最近カフェで本を読むことが多いのですが、ハードカバーをわざわざ持っていって読もうとは思わないのです。ただ、文庫本になるのを待っているとタイムラグがかなりあるので、それは難点ではあります。他の作家のベストセラーにはあまり興味がないのですが、村上春樹だけは別格です。「海辺のカフカ」の時もハードカバーを買うかどうするか散々迷って、結局文庫本になるのを待ちました。でも、今回の新聞のインタビューを読んでいると、やっぱり待ちきれないかなぁとも思います。ワタクシ的にはかなり悩ましい問題なのです。