雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

アッシュブラウン。

2009-06-20 16:47:00 | …and so on
髪の毛が少しでも伸びると気になってしょうがないワタクシ。そこらへんの男子と比べても、まだ全然短いぐらいだったのですが、我慢できずに有楽町まで髪を切りに行ってきました。首や肩のためには、髪の毛をちょっとでも伸ばしてストール代わりになったほうがいいとは思うのですが、襟足が伸びてくるとうざっ!と思ってしまうのです。それにカラーリングしても伸びた分は白いわけで、あまり放っておくこともできません。白髪だけは確実に増殖しているので、いっそのこと真っ白になって007シリーズに出てくるM役の女優さん(ジュディ・デンチでしたっけ?)みたいになれると、それはそれでアレンジの仕方もあるのでしょうが。そこまでたどり着くにはあと20年ぐらいはかかりますねぇ…と、美容院のお姉さんと毎回同じ話をしております。

前回まではブルーブラックにカラーリングしてて、それはそれでとても気に入っていたのですが、ブルーは日本人が一番持っていない色素なので色落ちが早いのが難点でした。今回は、あんまり面白くはないけどと言いつつアッシュブラウンにしてもらいました。アッシュ系の色の方が、まだ伸びた白髪が目立たなくて済むらしいです。ワタクシの担当歴すでに7,8年にはなるお姉さんに、白髪は色がきれいに入るからいいんですよと慰めてもらいました。出不精のワタクシが、わざわざ有楽町まで遠征するのはそのお姉さんがいるからではあります。もっと近場の美容院を探そうかと思った時期もありますが、下手にカラーリングされると手が付けられなくなる白髪や、どうにもこうにも強力なつむじなどの説明を一からするのが面倒で、結局、すでに20年以上有楽町のその美容院に通い続けております。

椅子に座って「短く、楽に」というだけで、適宜カットからカラーリング、スタイリングまでやってもらえるのはありがたいことです。その間、ワタクシは普段読まない女性雑誌を読んだりシャンプー台でうとうとしたり。これもある意味至福の時ではあるわけです。美容院に行く前にお気に入りのカフェでランチしながら本を読み、終わったら有楽町駅前の無印良品をうろつくのもすでに習慣化しています。現在は、国際交流基金が企画した世界中の村上春樹作品の翻訳者によるシンポジウムを活字に起こした本が文庫になっていたので、それを読んでいる途中です。シンポジウムというと何となく難しいイメージがあるのですが、村上春樹という共通のテーマを世界中の人々が語り合っているのが面白い。それにしても、村上春樹は本当に世界中で読まれてるんですね。川端康成とか大江健三郎のようにノーベル文学賞を貰った作家ではなく、ワタクシがほぼリアルタイムで読んできた作家の本を世界中の人が読んでいる事実は、個人的にも結構うれしいものなのです。