雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

一人大反省会。

2009-06-11 20:32:10 | works
ワタクシは根が小心者なので、基本的に他人様に頼まれごとをすると断れないという悲しい性格をしております。どんなに仕事であたふたしている時でも、お願い!といわれてしまうと何だかんだと引き受けてしまって、頼んだ本人が帰った後に残業していたりすることもあります。最近はそれでもかなり図太くなり、この人困ってるなぁ…と思っても、自分に余裕があるとき以外は見て見ぬふりをしているのですが、何となく後味が悪い。後になってあの時助けてあげればよかったかなぁなどと、頼まれてもいないことに対してまで、一人大反省会を開いたりするのです。自分には関係ないことにはとことん無関心なおぢさんの図太い神経を、ちょっとでいいから分けていただきたいと思うこともあります。一人大反省会などというのは、精神衛生上まことによろしくないわけで。

さて、昨日、ワタクシの上部セクションの人から、外部講師を招いて接遇研修を実施するのだけど、受講者がいまいち少ないので何とか人を出してもらえないかと頼まれておりました。接遇だから新人がよかろうと思って打診したところ、そこの部署の上司に「うちの新人は忙しいゆえ、そんな研修に出す暇はない」と直々に断られてしまいました。接遇というのは、ある程度の年齢になってしまうと、たとえ傍から見てて疑問符がつくような人であっても、研修でどうこうできるものではありません。打診したいおぢさんが何人もいることはいるのですが、あんたの接遇がなってないから研修でも受けて根性を叩き直せ、とも言いにくい。結局、頼まれて嫌とは言えない人間が負けてしまうわけで、嫌な予感どおり、ワタクシが出ることになりました。その日は別の打ち合わせがあったので、今回はお断りする正当な理由もあるからなぁと思っていたのですが、上司から「頼むから行ってきて」と言われてしまい。

社会人として仕事をはじめて20数年。何で今さら接遇研修なんか受けなければいけないのか、かなり真剣に自問自答してしまいました。打ち合わせは上司が何とかするから…ということになったのですが、いい加減に嫌なものは嫌だと言おうぜとまた一人大反省会。ところが、今日研修受講者名簿が来たのですが、それを見て思わず笑ってしまいました。どう見ても、あなたが接遇研修を受ける必要はないでしょうみたいな、普段から礼儀正しくとても腰が低い人々の名前がずらっと並んでいるのです。どこも事情は同じなんだなぁと思いつつ、ならば、この研修を実施する意味があるのか?と考えてしまいます。まあ、接遇中級者(?)を上級者にするための研修だと思えばいいかと。ワタクシ自身は、天秤座的八方美人的全方位外交はマジで卒業しないとなぁと思う今日この頃。一人大反省会の種は尽きないのです。