一同に集め選考レースをすると記録もでる。
瀬古さんは後輩の大迫が、三位になり面白くなかったのか一位の中村をたまたま勝ったと言った。
公平な立場で選考する立場の人が軽率な事をいうものだ。
39キロからの登りの厳しいコースを、三段スパートで逃げ切った中村選手は素晴らしかった。たまたまで勝てるレースじゃなかった、一番実力があるから勝てたのだ。
瀬古さんは駒大の大八木監督が嫌いなのか、駒大出身者が初めて五輪にでるのが気に食わんのかと思った。
全英オープンを初出場で優勝した澁野日向子も、たまたま勝ったと言いそうな人がいそう。
設楽は余りにも無謀だと思った。冬場の気温並みのレースには無理があった。
設楽は日本記録を破る力があるので今後の選考レースが楽しみだ。
私は安定性のある三菱重工の井上を買っていたがいつもの走りでなく最下位に終わった。一発勝負の難しさだ。半年で調子を戻して再挑戦してほしい。
女子は前田穂南の圧勝だったが、走り終わって立ち上がれないほどの脱水状態だった。危ないレースだった。前田はスペシャルドリンクしか取らなかった。こまめに水も飲み脱水を防がないと五輪本番は厳しい。
私は女子はダイハツの松田と郵政の鈴木かと思った。岡山県地元の天満屋の前田や小原に三番狙いで頑張ってほしいと思っていた。結果は一位と三位で上出来だ。
松田は本来の走りでは無かった。マラソンは一歩一歩の走りのリズムが悪いと42キロ走ると何分の違いになる。
設楽も前田も人と一緒に走るのは得意でないのか、一人で走った方が靴や身体が当たらず、給水で接触や転倒もなので走り易いのか
昨年の12月の岡山であった山陽女子ロードレース(ハーフ)で前田はスタートしてから一人飛び出しゴールまで誰にも並ばれず優勝した。外国選手やワコールの福士などもいたいのに勇気のある事だ。解説の有森裕子さんがこんなレースをする人は初めて見たと言っていた。男子では中山竹通がワシが一番の走りをした。
女子の前田も男子の中村も高校時代は注目選手ではなかった。前田は補欠で都大路を走った事がない。天満屋の武富監督は性格や足の長さ走りを見て将来性を見抜いたのであろう。
プロ野球もドラフト一位が活躍するのが低い。なにくそ精神と努力と探求工夫が出来る選手が伸びる。