愛媛県松山市出身の若い女性が訪問介護で来ていた。
好きな食べ物を聞いたら、じゃこ天という。
若い女性が酒飲みじゃあるまいしと思った。
さすが愛媛県だ。朝に夕に、じゃこ天を喰っているのかと思った。
隣の香川の朝、昼、三時のおやつに、夕食にうどんを食う文化に似ている。
じゃこ天は愛媛南部の宇和島や八幡浜の生産が盛ん。
私も観光の傍ら八幡浜の製造店に買いに行った。
愛媛県に入いれば道の駅やサービスエリア、スーパーで売っている。
我々のところでもスーパーに売っている。
じゃこ天はじゃこ小魚を使う。ほたるじゃこという小魚の頭、腹、うろこを取りミキサーに掛ける。白身の魚だが灰色で骨も入っているのでザラザラの食感。
こんな煉り物を揚げたものは関西は天ぷら、関東はさつま揚げと言われている。
薩摩揚げの本場、鹿児島ではつけ揚げという。住んだ事のある宮崎県はアゲミと呼んでいた。先週のNHKの小さな旅では北九州の若松の街がでてきた。そこに練り物の店では天ぷらと呼んでいた。
薩摩揚げのように食べ物は伝播先の名前が付く事が多い。サツマイモ、琉球イモ、唐イモ 関西ではおでんを関東煮(かんとうだき)という。
練り物は四国、中国地方ではくずし物ともいう。紀文のような大手のメーカもあるが、個人が細々とやっている店を調べて訪問し食べ比べてみるのもブログのネタになる。練り物の中に入る野菜も玉ねぎ ゴボウ 豆 ネギなどさまざ、魚介もタコ イカなど