懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

最上川氾濫

2022年08月06日 | 日記
最上川氾濫
最上川で線状降水帯による氾濫があった。

最上川は全国で7番目に長い川だが山形県しか流れていない。
山形県の76パーセントの流域面積を持つ。
私は源流の吾妻山から河口の酒田まで何回かの旅で走った。
吾妻山を越えれば福島県の裏磐梯に行ける。

最上川は上流域には米沢があり中流には山形市がある。
この都市部の川幅は広く堤防もしっかりしている。
しかし、氾濫のあった大江町あたりは蛇行を繰り返し侵食された川で90度に方向を変え別の川の合流がある。それから川下りで有名な最上峡で狭くなる。
千曲川で堤防の決壊があったが峡谷で流れが阻害されている。今回も峡谷と蛇行、川の合流で流れが阻害された。

台風崩れの水蒸気を沢山含んだ空気により線状降水帯が起きた。
何年か前の西日本豪雨で200人以上の犠牲者をだした線状降水帯
元は台風崩れの湿った空気が海から供給された。

今回の台風6号は九州から山陰沖の日本海を通り新潟から東北に達した時から豪雨になる。
中国地方を通過する時は雨さえ降らなかった。
線状来雨水帯は雷雲の連なりだそうだ。
水蒸気の暖気と冷気のぶつかり海から水蒸気の連続供給で起きるように思う。
暖かい空気だけでは雷は起きない冷気とぶち当たり雷雲が発生する。
関東など毎日のように雷雨であった。

東北や新潟には冷たい前線があったではないか 台風崩れの熱風とぶつかり大雨になった。

空気中の水蒸気は温度上昇と共に増加する。
40℃近い気温が続いた40℃では1m3当たり51.3グラムの水蒸気を含む。
10℃では9.3グラムしか含めない.冷やされ雨が露になる。
0℃では4.8グラムしか含めない。
雷雲によりエレベストの高さになって冷やされ51.3グラムの水蒸気のほとんどは雨や霰になり地上に降り豪雨となる。