懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その11 ハッポーのある民家

2012年11月06日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 山形県鶴岡市

茅葺民家の煙り抜きをハッポーというそうだ。
入母屋や切妻造りは妻側の破風から煙が抜けるが寄棟は茅が寄せる構造の家は煙を抜くところがないのでハッポーや棟に煙り抜きをつける。
このハッポーが民家の顔としてアクセントになっておもしろい。
青森県の南部藩であった地域にこんなハッポーの付いた民家が残る。

秋に訪れたので菊が咲いている。東北は菊というと食用菊が多い黄色い品種もある。食用菊は開花するまで置いてあるが花弁がもっと細長いように思う。
昨年、この茅葺民家の近くの庄内映画村に行った。
民家の全くない原野の中に広い映画村、オープンセットが立ち並ぶ江戸時代の風景だが裏に回れば仮設のハリボテ、11月の雪のシーズンから春4月までは休み。
月山がバックに見える残雪のシーズンは美しいだろう。
鶴岡は作家の藤沢周平氏の故郷、藤沢作品の映画では庄内平野の雪山風景がよくでてくる。






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