懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 日本瓦屋根

2018年12月17日 | 懐かしい物

撮影場所 倉敷市

倉敷市の美観地区には古い民家が残る。

古い民家の屋根は基本的には日本瓦でないと似合わない。

しかも瀬戸内海沿岸は日本瓦でも本瓦が多い。

本瓦は丸瓦と平瓦を組み合わせたものだ。しかし重量があり材木に負担が掛かり垂木が下がってくる。

雪のある地方は瓦さえ使えない。雪降ろしで瓦がズレるし滑る。

暖かいおだやかな天候の地域限定だ。沖縄も本瓦だが継ぎ目をセメントや漆喰で飛ばされないようにしている。

最近の町の風景を見ると日本瓦の屋根はほとんど見ない。

私が写真を撮っていた頃と比べて大きく違うところは屋根である。

鯉幟の歌に出てきた甍の波は日本瓦であった。

まだどこの古い集落の屋根も古い日本瓦であった。

高いところや山の斜面に登り撮って置かなくてはいけなかった。

日本瓦は燻し瓦と呼ばれ煤で燻して黒く着色する長年使うと着色がはげてまだらになる。このまだらが時代が付いた証てもある。

最近の日本瓦は製法が違うのか色落ち劣化しない。色も黒瓦でない。

写真展をしたときに屋根を撮っているという人がきてこれはどこで撮ったかときく。

83歳と言ったまだ元気だ。歩けない私など羨ましい限りだ。

しかし今頃になり何で屋根など撮るのだろうかこの人なら昭和30年代の写真も撮れたのに厳しい言い方だがチコ子ちゃんに叱られてではないがボケーと生きてるんじゃないよ



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今は見られなくなった甍の波ですね (銀の滴)
2018-12-17 19:59:13

子供の頃、住んでいた町の家々は
確かに瓦屋根でした。

しかも瓦を固定するために土が使用された「土葺き」。
そこの隙間に、雀が毎年巣を作っていたこと憶えています^^
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コメントありがとうございます (mihoshi55)
2018-12-18 19:08:50
昔は家も瓦もすき間が多くありスズメがよく巣をしてました。
子供が屋根を歩くので瓦がズレる時には瓦が割れて親からしかられる。世の中には日本瓦が無くなったのに気付かない人もいます。
最新のファッションには興味があるが瓦など全く関心のない人もいる。人間は興味の無い物には関心がない。
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