撮影場所 岡山県旧美甘村の峠
茅葺民家を探しに細い山道を走る。
峠道に六地蔵があった。
歩いて峠越えをする人の安全を見守るためと、峠を越えて集落に災いが来ないようにと祈願の目的があったのか。
コロナのような病気で、大勢の犠牲者がでれば祈祷したのであろう。
道路を横断させて藁で編んだ綱を渡し、道切りをしているところが今もある。
災いが集落に入らない魔除けでもある。
地蔵や石仏もそんな魔除けの意味もあるのか
六地蔵は中国地方で時々見掛る。
仏教では六道と言う言葉がある。
地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人間道、天上道があるといわれている。生前の業因により悪事を働けば地獄に送られると言うものだ。悪行を戒めるための教えか
六体の地蔵が並ぶ中央の高いのは大日如来か。
京都府宇治市に六地蔵と地名がある。駅もある。立ち寄ったが交通量が多くも駐車するところもなく車でさっと見た。六体の地蔵が並んでいた。
全国にはこんな民間信仰が今も残る。
津軽半島 百万遍信仰、身代わり地蔵
馬の多い所 馬頭観音 牛 牛神さま
甲信越 道祖神 子供の守り 化粧地蔵
鹿児島 タンカンサー(田の神様)
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