なんだか・・・。
電線が五線譜で・・・。
その上に並ぶ雲が、音符に見えてくるのでした。

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私たち沖縄バンドは、一般的なバンド編成の方から見ると
なかなか不思議な存在に映るらしくて・・・。
けっこういろいろと質問されることが多いのです。
そして、今回もやはり例に漏れずでした・・・。
中でも、ビートルズのコピーバンド
『


『マンゴ・スター

には、よく話しかけられましたねぇ・・・。





「君ら、沖縄の人なん??」
に始まって・・・。
控え室で、メンバーの『涙じゅん』君が楽譜を清書してると・・・。
「試験勉強かえ?」
と、声をかけられたのには、思わず苦笑い??

私は、ビートルズの解散の原因となった
ポールとジョンの確執について、熱~く語られ・・・。
話しを聞きながらつくづく思いました・・・。
私たちが沖縄音楽を愛するのと同じくらい・・・。
いや! もしかしたら、それ以上の情熱で
ほんとに『ビートルズ』を愛してるんだなぁ・・・と。

こんな風に、音楽に情熱を持った方に出会うと

なんだか嬉しくなるのでした!





ところで、肝心のリハーサルはどうだったか?といいますと・・・。
ホールの音響のプロの方も、三線を扱うことは初めてらしく・・。
三線にマイクを向けながら
「よっしゃ! がんばりますわっ!

そして迎えたリハーサル・・・。
♪ てぇん・・・ とぅん・・・ てぇぇぇぇん・・・・ ♪
「きっ・・・気持ちいい~~~~っ!!」

驚きなのでした

ホールに響く『マイクを通した三線』の音の気持ち良さといったら!!!
今までのどれとも全然違っていたのです!!!
打ち音、掛け音、そして、ほんの少しのビブラートさえも
すべての音のニュアンスが、ハッキリと聞こえるのです!
今まで経験したことのないこの感覚!
「き・・・聞こえるーっ! クリアに聞こえるよーっ!」

もしかしたら・・・。
生音のときよりも、鮮明に聞こえてるかも???って思うくらい・・。

