暑かった。 それでなくても私は暑がり、次女だってそう。
まるで我が家には、妊婦が二人いるみたいだ。
大きなおなかをして暑い~と言う言葉がどんどん増えることだろう。
次女よ、辛抱しいや、母さんは三人とも七月に産んだのだから。
こんな日の木の陰、青葉には救われるよ。
何も暑いコンクリにとまらなくていいのにね、すずめさん。
「今夜どうや」 「え?その声は た~さん?」 「駄目、後みたらあかんで、あのこが見てるさかい」
「今夜って・・ デート?」 「そうやんけ」 「暑かったもんね、で、どこへ?」
「天保山でもいこか、夜の大阪港涼しいで、夕日見て・・ほんで・・」
あの子がみてるとは、つゆ知らず・・いえ露草
「た~さ~ん・・」 「誰や?」いえダリア。
「どこ行くのん? た~さん」
「あら、見つかっちゃったわね」 「そやから言うたやろ~。 はよ行くで~」
「逃げろ~」 (二ゲラや、ちゅうねん・・)
お後がよろしいようで・・。
* 紫陽花今日の一枚 *