◆ 露草 ツユクサ科 別名:蛍草 月草 ・
花を少し押すと色が出る、昔はこの花の汁で布を染めていたようである。
花言葉:懐かしい関係 尊敬
肝炎の治療に通いながら先生から、「歩きなさい。 カメラを持ってだと負担にならないだろうから」
すぐに熱しやすいB型の私は、さっそうと歩き始めた、結構意識して。
歩かなきゃ、歩かなきゃと思っていたものだから、足に負担がかかってきていた。
「体重を落すような歩き方はしなくていいよ、あくまでも歩くことが楽しくなるような歩き方。
朝日や夕日の美しさ、陽に照らされた花、雨の雫を受ける花、いいんじゃないか?」
「先生も写真されるのですか?」 「いいや、たとえばそうだろうな・・と」
出歩く時は必ず、コンデジ(コンパクトデジカメ)はカバンに入っている、それは以前から。
歩いていると、以外と時間がかからないことを感じた。 市場まで、駅まで、役所まで目的の店まで。
日を重ねるごとに、時間がもったいないからと思うほど時間を要しないことが感じられた。
500メートルおきにあるコンビにでさえ、何を急いで自転車を走らせていたのだろうかとさえ。
買い物は殆ど歩くようになった。 歩くときに流れる時間は少しゆっくりで、そして目線を変えてくれる。
見落としそうな花を見つけた嬉しい瞬間。
歩ける範囲、あそこにはあの花、あのお宅のあの花・・等と、私の頭の中には六月の季節の花が
いっぱいインプットされている。 夏が終って向かえる秋にもそれは続くであろう。
なんだかまるで自分の庭のような錯覚さえ感じながら。
我が家からどれほども離れてないお宅、会社に行っていたときには何度も自転車で通ったはずなのに、
こんな素敵なブラックベリーの木があったなんて。
そして実った実を密かに狙っている鳥がいたことにも、私は気がつかなかった。
* 紫陽花今日の一枚 *