日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 元旦・・ *

2009年01月01日 | 雑感


大晦日を田舎で過ごすのは何年ぶりだろうか。
三人の子供たちが所帯を持ってからは、近いといえども我が家は実家な訳で元旦はみんなが集まる。
それに必ず二日から仕事の息子の為にも、おせちで祝って帰省の途に着くと言うのが恒例だった。
今年は還暦の祝いの会があるし、義姉さんとおせちの用意もしたかったしで大晦日の朝夫の実家に着いた。

みんなで年越しそばをいただいて、お寺の除夜の鐘が聞こえてきて、夫と八幡さんに参った。
外へ出ると星が降っているようだった、「すご~い!」久々の感動で歩いた。
電灯のない暗い道、冷たい空気の中を歩くのは凛として気持ちが良かった。
新年を迎えたという、昨日とは違った新鮮な気持ちそれに年男年女・・緊張感さえ感じるから。
ドラム缶に炊かれた火が勢い良く燃えていて、炎の中に神妙なるものを感じた。
手を合わせ・・家族の健康とそして仲良く・・これしかないけれど、これこそが今の全て。

おめでとう・・新しい年の始まり。 

帰り道、空いっぱいの星を心躍らせ眺めた。 冬の星座がまるで線で繋がれたようにはっきりと確認できる。
娘に星空を見てご覧と言ったら、感激して2歳になる娘にも見せてやりたいと外へ連れて出た。
「ママ抱っこ!」 いっぱいの星まじかな星が抱かれたらもっと近くになり、伸ばしたら取れると思ったらしい。
あ・・ふるさとっていいなぁ。 夜が無いような都会の明るさでは、星など数少ないし小さいのだから。

兄嫁さんは、いつも5時半起床、私も同じようにいつも目覚める。
おめでうございますの挨拶を交わし、珈琲を入れ世間話、これは昔からの自然な決まりごとになっている。
兄嫁さんに何の力にもなれないが、せめて話を少しでも多く聞いてあげ労えるものならと思っている。

少し明るくなって来たが、まだみんな起きてこないので外へ出て少し上の道へ上がってみた。
誰に会うこともない静けさが、私には新しい年の清らかさに思えた。
何年か前の島の殆どを焼けつくすかのようだった大火の後の山は、少しづつ木が育ちつつある。
坂道から降りるときの光景が好きだ。 やはり山より海がいい。 父を呑んだ海だけど。
東の空が明るくなってきた、朝日が見たいがゆうちょに待っておれなくて家に戻る。



みんなが起きてお神酒をいただき、挨拶と共に雑煮やおせちで新年を祝う。
親、兄弟から還暦のお祝いをいただいて大変に恐縮。
50代最後の誕生日を一ヶ月前に迎えた私には、還暦と言ってもなにかしらピンとはこないのだけれど。

午前のうちにみんなでお墓参りに行った。
帰省して会ったとき、母の顔が夏よりもまた少し小さくなったような、そして覇気が少し失せたような・・。
お墓の前で座れないし、自ら立てない母を支えてあげようとしたが、自分の墓石に手を添えお経を唱えた。
子や孫の健康や安全やそれらを祈る言葉の数々、五十を過ぎ実家から持ち帰った修証義で初めて知った。
毎日お仏壇で唱えてくれている、そんな祈りのお陰で今の私たちがあるのかも知れない。
実家にしても然り。 親先祖を敬い大切にする、こんな行為こそが積善・・そして余慶ではないだろうか。

昔、家庭内暴力が流行っていた頃、子供の横暴に疲れきった夫婦が「ご先祖さまのお墓参りをしなさい。
親を大切にしていますか。 夫婦が仲良くすること、これが全てを生み出すのです」と説かれていたのを思い出した。
亡き父のお墓に(今年も守ってくださいね)手を合わせながら、小さくなった母の背にも手を合わせた。 

私たちが二日はいないので、夫は明日にと言っていた弟も呼んで、帰省していない姉以外兄弟みんな
夫婦甥っ子姪っ子揃って賑やかな元旦の祝いの宴となった。
夫は5人兄弟だが兄を筆頭にまさに長幼の序、仲が良い。 お嫁さん同士もみんな仲が良くすごい思う。

みんなの賑やかさに加え、なつめが母になついて兄弟みんなに愛想を振りまく。
新しい年明けにふさわしく、賑やかにそして和やかに過ごした元旦であった。 
姉がガラスをきれいに拭いてくれている、お仏壇の上の亡き父の額の顔が心なしか笑っているように見えた。
私たち夫婦の置かれた位置、いいものはそのまま取り入れて、そうでない事柄は消去していく、いつも母が言う事だけど。
少しでもいい心の流れを作って行くこと、それを子や孫に繋いで行くこれが親の使命なのだろうと思う。
大そうなことは出来ないが、分かりやすく言えば”家族、人、愛和する”これにつきるかもと思える。
そんな生き方に勤め添いながら、ブログも楽しみたいと思う新年である。       9日、記。


* 年のはじめに・・ *

2009年01月01日 | 雑感


皆さま、新年明けましておめでとうございます。 
昨年も温かいブログ1年でありました。 夫も娘もブログが今や生活の、そして生きる中の楽しさの一部です。
おいで下さるだけでもどれだけ励みか分かりませんのに、尊いコメントを残して下さる方々には、
本当に有難く、いえ読み逃げであろうと・・おいでいただくだけで嬉しく、ただただ感謝であります。

皆さまはどんなお正月をお過ごしでしょうか。 お雑煮、おせち・・年賀状を読んだり・・。
私たちは今、次女夫婦となつめと、私たち夫婦の生まれ故郷生口島におります。
2日の”還暦の祝いの会”が、2人はそれに出席すべく暮れより夫の実家に帰省しております。

先ごろ、gooブログのサイトでは予約投稿と言うのが出来るようになり、先日付を予約すると、
その設定時間に投稿して下さると言う、すごいでしょ。 帰省を前に大晦日の午前2時に書いています。

さて今年は私たち夫婦の干支、丑年です。 良く”こって牛”と言われていました、強情なんでしょう。
のんびりでマイペースな丑とも、私はB型なのでよけいにです。 でもどうなんでしょう。
何十年ぶりで消しゴム版で彫ってみましたが、豚さんのような丑!まるで私の変わり身のような。
今年はモー少しだけ、昨年よりは何事もスキルを高めるべく、ぼちぼちがんばろうと思っております。
と言うわけで、幸せギュウギュウ(牛牛?)になればいいですね。

みなさまとの交流も温めながら、大切な50代の終わりの章を素敵で埋めたいと思います。
こんな私ですが、今年もどうぞよろしくお付き合いのほどをお願い致します。
皆さまと共に、平和で穏やかな良い1年でありますようにと心より念じております。