日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 食・・ *

2009年01月20日 | 雑感

 

 
因島の妹は毎年お正月に帰省したとき、必ず素敵な花の鉢をプレゼントしてくれる。
「去年は、ピンク(チューリップ)やったから今度は白にするね」 私は白、兄嫁さんには濃いピンクのシクラメン。
毎日眺めながら、妹の気のきいたいつも変わらないやさしさを楽しんでいる。

お正月ゆっくり話が出来なかったのでと電話機をとる、パートで働いているので留守かも知れないけれど。
(お! いた!) 今日は休みらしい、通じるもんやなぁ。
話の後は、必ず家庭作りの話になる。 「大阪の”和”の源はお姉さんの”食”が効いてるんよね」と言う。
料理にみんなが集まる、そこは自然に笑顔や和やかな雰囲気になる、それが和に繋がると言うのだ。
長女夫婦が秋旅行中、実家に立ち寄った時セイ君が「お母さんが大きなお鍋におでんをいっぱい作ってくれてとか、
自分たちはみんなで良くご飯をご馳走になるって、すごい嬉しそうに話していてね、これやって思ったよ。
人が集まる・・そこには”食”が必ずあるんやもん、兄嫁さんでもそう、パンを焼く、料理も上手やし、もてなしがうまい」
自分は苦手なのでつい、人をを呼ぶと言ったときに、どうしようと思うと、つい敬遠したりしてしまうと言う。
そうなんかなあ、そう言えば私が作るのは、みんなに食べさせてやりたい、喜ぶ顔が見たいからなのである。 
何かと言うとみんなが集まって食べる、そんな事がらが”和”に繋がっているのかなぁ。

母もそうだった。 丸いちゃぶ台、輪になって食べるそこには自ずと和が、料理もおやつも上手だったし。
食後はみんなでお菓子を囲んでお茶を飲む、昔の家族は何処でもそうだったのではないだろうか
そして昔から電話をしたりすると、必ず最後は「兄弟仲良うに」それが口ぐせの両親だった。
それは「家族仲良うにね」に繋がっている。  
「若いときはそんな口ぐせを(またや)と思うことがあったけれど、今となってはすごい精神遺産やね」と話す。 
「自分たちはちゃんとした親で無いから、何気ないけど奥の深いそんな言葉を残してやれないけれど、
その精神は子供たちに残して行かないとね」と話す、いつも笑いながら電話の最後をこれでしめる。
「わ~、お姉さん104分にいなってるよ~」 「まぁええやん、じゃぁね。 兄弟仲良うにね」
こんな風に話しあえるように育ててもらったことも、親には感謝である。

午後は、移転の為6月が最終公演となる新歌舞伎座に夫のお姉さんと”前川清と梅沢富美男”さんの
さよなら公演”に行く。 2人の演劇面白かった~、笑った笑った。 
待ち時間にはたっぷり話もしたし、大寒と言えども心温かな一日、満足。
お姉さんが「美味しいバイキングのお店あんねん、来週誘うわ」 おおきに、食・・そうやねんなあ、和ですわ。