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日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 神戸 一日早い母の日 *

2009年05月09日 | 雑感

 
「おかん、着いたらドライブしよう。 空港でも行ってみようや、用意しとって」
午前仕事だった夫と午後、神戸の一人暮らしの婦人のところへ、一日早い母の日を過ごす為に出かけた。

会う度に頭がふらふらするとか、足元が弱くなり杖をつくようになった婦人を少しでも連れ出そうと、
そんな夫の言葉が嬉しかったようで、待っていた様子で分かった。 私も嬉しかった。
海や空港が好きな婦人、3年前の神戸空港の開港の時行ったことがあって懐かしがっていた。
ロビーは新型インフルエンザ予防で、マスクをした人や修学旅行生の団体が少し異様な雰囲気である。
大阪空港(伊丹)を見ている私たちには、旅客機も2機、寂しげな空港を目にすると開港でもめはしたが、
できたものの、経営は・・赤字・・私でさえ心配してしまいそう、そんな感じがした。 

飛行機が飛び立つのを見たい、とその後空港内のイノダコーヒーでお茶をする。 
私が「お待たせしました~」とケーキセットを運ぶと、「持ってきてくれへんのん?」 と言う。
「セルフサービスなんですよ」「へぇ~」 苦笑い、驚かれていた。 
夫と同じ会社で定年まで働いていたが、結婚されていないのでおしゃれには結構気遣いをされていて、
実家の母よりずっと綺麗好きで、部屋も女らしくセンス良く飾られてありいつも感心している。
もう親、兄弟のいなくなった婦人には、子供のようになっておつきあいをしているが、23年になる。
1時間半ほどだったが、新緑の中を車で走って少しだけリフレッシュ出来たかな、夫の思いやりに。

今年は、長女と見るなり「これ!」と決めた七分袖のブラウス、やっぱりバッチリ似合っていて婦人も大喜び。
もうやめようか迷っている謡曲の本が入る大きさの、ショルダーバック、杖をつかれるのでこれに。
そして何より、赤いカーネーションの鉢植え、神戸のお母さんへと笑顔の写真にメッセージを添えて。 
昨日の土曜は謡曲のお稽古日、ブラウスを着てショルダーバックをと行っていたがどうだったろうか。
母の受け売り”させていただける幸せ” 実家の母たちよりも1年に何度も会っている不思議な関係。  17日記