夫は、あちこちお土産持って行ったりした。
お昼、うまい具合に友達から誘いがかかりひょいひょいと麻雀に行った。
夫には、ゴルフ、麻雀、卓球、釣りなどと、それぞれに友達がいる、本当に結構なことだ。
万が一私が先にいっても、時間を潰すには事欠かないであろうと思う。
若い頃は、週3卓球、それ以外は毎日麻雀、ゴルフやスキーや遊ぶ事を不足にも良く思ったけれど、
今は先行きを考えると逆に有り難いと思う。 1人では、時間を潰せない外がいい派の人だから。
反対に私は家にいる派。 1人でいくらでも時間が潰せる。 やりたいことはいくらでもあるし、全然平気。
と言うのも、背後には夫がいてくれていると言う安心感があるからかも知れないが。
(もう少しゆっくりして来てくれても全然いいのに・・)
帰りを待つ日々、そんなことを思っていたが、やっぱり自分だけの為の食事を作るより、夫の為に・・がいい。
しかし、急に年末年始を1人で過ごす事になって過ごす日々、神戸の夫人の毎日がこうであることを思い重ねた。
2日神戸に行って夫人とすき焼きをして食べたが、お正月を誰かと一緒に過ごすのは初めてだと言われた。
母親が亡くなりずっと1人暮らしだからと言っても、慣れているよと言っても、私からすれば寂しいと言うより侘しい。
この1人時間は、夫人の気持ちを思いやる為に与えられた時間だったのだろうかとも思った。
夫も私も、1人になっても近所に3人の子供たちがいる、世話にはならないと思っても、世話になる事は来る、必ず。
「いただきます」「どうぞ」 「ごちそうさま」「はい」 「行って来ます」「行ってらっしゃい」 「ただいま」「お帰り」
5日間、1人で言って、1人で答えていた。
夕方、長女と3人で食べる夜のうどんすきの材料を買うためにスーパーへ行った。
明日の為に七草のセットを買おうと思ったのに、4時にしてもう売り切れていた。 珍しいこともあるものだ。
いつもは朝作るが、長女も一緒に夜に食べることにしている。
(よし、明日はちゃんと買っておかなきゃ)