照れくさいのかどうなのか、そこんところは分からない。
一滴たりともアルコールを受けつけられなかった義父、その月命日の25日は義父がこよなく愛した珈琲を供える。
朝ご飯の炊きたてがあるときはたまに、「お願い」と言って夫に供えてもらっている。
でないと、義父の写真に目を向けることないし(たまには見ているかな?)
手を合わせることもまず無いので、強制的に頼む。
「はいよ」と受けとって、供えてくれるのに。
孫たちは競って喜んで、供えるのに。
珍しく朝食をパンにした。 パン食の時は野菜サラダ、ハムエッグ、それに必ずスープがないと駄目な人。
「今日は珈琲を飲んでね、月命日だし」 「おぅ」
会社で珈琲を飲むので、朝珈琲は飲まない、ほぼ。
今朝は食後にほっとを頂きながら、義父を思い出したり、義母を看てくれている兄夫婦を思い出したり。
朝、夫が起きて来る前に供えるときには「義母さんが穏やかで過ごせますように。 義姉さんを忘れませんように」
そして「お父さん、今日も一日よろしくお願いしますね」そう笑顔で手を合わせた私だったが・・
今日は金曜日、夫の卓球の日。
出来れば今年は区民大会に出ないで欲しいと先日お願いした。 返事はまだ無い。
腰も膝も良くは無いのに。 卓球のような小さな球を追うので、無理がかかる。
早くに敗退すれば自分も落ち込むだろうし・・と。
そんな自分を見せたくはないだろうから、出るのなら見に行くのをやめようと思っている。
そんな夫が11時半を過ぎても帰って来ない。 なんの連絡もない。
12時を過ぎても・・。 次女夫婦と同居していた時は、展君が起きてくれるので私は眠いと寝ていたが
今は2人だし、鍵を持って出ないので寝る訳には行かない。
でないと酔っ払いさん、「ピンポンピンポンピンポン!」 近所迷惑になるのに早押しする。
12時半、思いあまって電話をかけた。 出ない。 鳴らし続けた。 (何してんねん・・)
20回くらいでやっと出た。
「もう近くまで帰ってるで」 「電話くらいしてよ」思わずそう言った。
年末の卓球の忘年会の後、帰りに雨の中自転車のチェーンがはずれよろけて電気やさんのシャッターへドン!
ずぶぬれで冷え切って帰り、腰も膝も最悪・・そんなことがあったので、心配しているのに。
「あ~寒・・」 はぁはぁ言いながらあがってきた夫に・・
「背中でも流してもらってたん?」 お気に入りさんのいるお店なので、思わず皮肉を言ってしまった悪妻。
「いいや、途中から船長が来て・・長びいたんや」 私の皮肉に、表情も変えず答えた。
(いいやって・・今日はそうじゃないけど、たまには?)
お酒を飲んでいるので冷えた身体でお風呂に入るのは危ない。
何度も温度を気にしながらお風呂のお湯をみて、少しぬるい目にしておいたのだけど。
反省として・・
「寒かったでしょう・・良かった、無事に帰って来てくれて!」
にっこりと、そしてそんな可愛い気のある言葉、言えなかったの?私。
義父の月命日やのに・・義父さんごめんなさい。
この次は可愛く言おう、うん。