新しい月と言っても、いつもとは違う。
新しい年度の始まりである。
セイ君と長女からもらった”南殿桜” 屋上では夫が見ることがないと玄関へ持って降りていた。
今朝初めて一輪の花をつけた。
和歌山のセイ君の実家の”南殿桜”も今朝咲いたとお母さんからメールがあったと長女が言った、すごい偶然。
新しいスタートであり、新しい出会いもあるわくわくの4月。 専業主婦と言えども、多少の緊張感を覚える朝である。
3月よりはなんらかの変化を、プラスした4月でありたいと思う。
(よし、今日は!)と思いきや、かんたが昨日からの熱が下がらずあずかることになった。
なつめは入学式を待たずして、学童保育いきいきのお試しへ行くらしい。
大丈夫だろうかとの親の不安をよそに、意外にも喜んでいるみたいななつめらしい。
いいではないか、入学式もまだなのにいややと言われても仕方のないところ、行くというなど成長したものだ。
学区は違うが、ひろとも同じマンション同じ保育園だった友達がいるので、いきいきは大丈夫のようだ。
有難いと思う、これからどんな展開があるかは分からないが、行きたいと言う気持ちだけでも親の心配が少なくなるわけである。
午後、長女がお天気がまた崩れたりするかも知れないと、大川沿いの満開の桜をみんなに見せてあげたいと思いついた。
仕事の愛ちゃんや次女にメールを入れておいて、仕事帰りのみんなを乗せ、夫には内緒で終業に間に合わせ会社の前で待機。
5時、夫が喜ぶだろうと長女が孫たちを連れて会社へ。
予期せぬ「じぃじ~」の出迎えに、顔を見て感じたが忙しくて疲れた身体への嬉しい活性剤になったであろう。
OAPへ車を止めた。
「わ~すごいな~」 満開の桜、すでに多くの人、これから時間が経つにつれがどんどん増える。
今年は満開が早い、本当に。
桜のアーチを通る。 木の下では、あちこちで宴が始まっていたり、乾杯の用意をしていた。
川に早速、グルメミュージック船”ひまわり”が通る。
船内で音楽を聞きながら、帝国ホテルの豪華な食事が楽しめる。
源八橋そばの一角に枝垂れ桜。
源八橋から大川を望む。
延々と続く4.2キロの毛馬桜宮公園に、4700本の桜、まさに水都大阪にふさわしい絶景である。
ここから両岸の桜並木をカメラにおさめる人は多い、圧巻である。
橋を渡り切る付近からは、桜宮橋の右側遠方に大阪城が姿を見せる。
ビル街の桜もまんざらではないが、やはりお城が似合う。
ズーム!
桜もいいが、この時期のメタセコイヤの景色も好き。
コンデジ、オートの設定のはずが動いていてこんな具合。
川面に映るこの景色もお気に入りのひとつ。
少し焼けた空も、またいい。
おやつ休憩。 お昼に長女と焼いたアップル&ラフランスのパイ。
食事前の小腹がすいた感を埋めたようだ。
灯りがともる。
また違った風情の桜。
色々な観光船が行き交う。
ウィークデー、孫たちもいるので1時間の足早なお花見だったが、延々と続く両岸の桜が美しく残像として目に焼きついている。
運転ができるゆえの長女の思いつきで、みんなでお花見ができた。
来週には香港へ経つ。 自分はもう連れて行ってあげることはできないから・・そんな心配りであろうか。
孫たちがいるときの食事は、広くてにぎやかな場所と言うと、回転寿司になる。
聞けば、日曜ひろとは回転ずしへ行ったと言い、なつめもとうちゃんと行ったよと言う。 土曜私たちは神戸の夫人と行った。
でもお寿司はみんな全然平気。 みんなが回転ずし連チャン、それがまた面白い。
「近いといいね、すぐに集合がかけられて」 最後に我が家へ送ってもらって、夫に言いながら家に入った。
あたりまえでない、有難さへの感謝を再認識するためにあえて言葉にする。
いや、しなくとも出てくる。 夫だってきっと同じ気持ち。
けど、言葉にすることは大切。 昔から母が、何かにつけ有難いと何かにつけ感謝を一日何度も口にするように。
短き花の命、そんな桜の花はなんてやさしく、人々をくまなく笑顔に変えるのだろうか。
新しい年度の始まりは、みんなが笑顔で始まった。