ロマンチストになる秋も好きだけど、やはり新緑の季節が今は一番好き。
5月はしょうぶの花、勝負の月とも教えられてきた。
いつもとは違う風が心いっぱいに吹いて・・なんだか変われそうな気が・・いえ変わらなきゃ・・
そんな見えない力が湧き出でる・・そんな気がしている。
緑色の風・・みずみずしい五月の薔薇。
5月は良くも悪しきも、忘れられない月になっている。
2002年6月、夫、咽頭癌と言う診断、手術をし家族皆が様々な思いをし、家族が心をひとつにした月。
2008年5月、夫は頸椎分離すべり症の手術をした。
それまではいいと言われると病院を転々としながら治療するも、10分も歩くとしゃがみこんでしまうほどまでに悪化。
姉の勧めで決断をした手術をした。
歩けるようになり辛いしびれや痛みから開放され、夫婦で共に歩き出かけられる様になったことをれだけ喜んだことであろうか。
しかし加齢や仕事柄、それは完治と言う訳にはいかなくて、腰痛とは一生付き合っていくのだろうなぁと言う今の状況ではある。
それでも手術前に比べればただただお蔭さまで、どれほど有難いことだろうと思っている。
原点に帰ると言う意味においても、5月、6月、このふた月は結婚の10月以上に思い深い月である。
夫の苦労の年月をも感じつつ、今は振り返りながら感謝と言う言葉を添える月でもあると思っている。
腰の手術からちょうど1年経った5月、振り返りながら作ったデジブック。
振り返りながら自分をも顧み、今日一日、今日一日と、共に歩める時を大切に過ごさなければと思っている。