日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 三冊目の句集 *

2014年05月07日 | 詩・エッセイ・短歌・小説

 
4月の後半、ブログの友達からご自分の写真を添えた句集が送られてきた。

心に風が吹くとき>のブログのお友達から。

だらだらと書き綴る私の記事とは違い、短い言葉の奥にいっぱい詰まった川柳は年々重厚で高嶺の花。
3冊目は、彼女の今の見えない言葉が見えてくるようで衝撃だった。

彼女の何気ないような日常や風景を切りとった写真が、句の情緒を倍加するようで、
私はかねがね(こんな写真が撮りたい)そう思っているのだ。 感性の違いを存分に感じる。

読んだときドキッとした。
贈られたその2日前にご主人を亡くされた友人の通夜と葬儀に参列したばかりだったから。よけいに身につまされた。
茶碗を割る音が胸に刺さるようだったあの日。 在りし日のご主人と最後の別れと思うと、その音は物悲しかった。

頂いた川柳・・自分事と重ねてしまう・・

以前の泣き笑いの彼女の歌と違い、言葉が出ない。

 

私にもいつ来るであろうそんな時のことを、本当に思ってみたりする年代になった今・・
三冊目の句集は衝撃だった。

だから・・大事、夫がそばにいる今が大事、今日が大事、今が大事。
「明日夫がいなかったらと思うと、今日を精いっぱいを尽くすのよ」
何年も前早くにご主人を見送った友人の言葉を時として思い出す。
年数をかけていい夫婦になる・・なんて未だに、確立できずにいるのだから。

必然なのだろう。 momiさんとの出会いも、送って来てくれたことも。
彼女のブログの川柳を読んでも、あまりに気持ちが手に取れるほど分かるのでコメントができないでいる。

お礼のメールの後
「みくさん、ご自分と重ねちゃダメじゃあん」なんて彼女らしい返信があって思わず笑った。
少しほっとした。