日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 子どもの日は雨、涙雨 *

2014年05月05日 | 雑感




3月30日の、鹿児島に経つ愛ちゃんとひろとゆいちゃんを見送った朝は、風をともなった激しい雨だった。
愛ちゃんは5月の連休に帰ってくるが、ひろとやゆいちゃんには当分会えないと思うと、みんなが涙した。
あの時、ひろとは我慢しているのか複雑な表情だったが、ゆいちゃんはみんなの呼びかけに何度も何度も思いっきりの笑顔を見せて手を振った。
列から外れこちらに近寄って来たり、分かっているのかどうなのか、あどけないそんな姿がよけいに涙を誘う。
飛行機が離陸するまで雨の中を待ちながら、みんなで見送った。 

今日は涙雨やね・・そう言いながら。

朝6時に家を出て、長女、次女、なつめかんた、私たち夫婦6人で関空へ向かう。
雨の予報で、いるかもと何本も持って行った傘が役に立つ羽目になった。
やはり今度も涙雨・・やね。

8時発の飛行機は前と違って見えない場所だったので、メールして離陸を待たず関空を後にした。
孫たちの時と違って涙は見せられないが、お嫁さんに来てもらったのに、してあげられることがいっぱい無くなってしまう・・、
そんな思いで胸がいっぱいのお見送りだった。

帰り泉佐野の青空市場へ寄った。 時間が早かったせいか魚もあまり豊富でなかったし娘と早々と車に引き上げた。
夫が中々帰って来ない。 お魚を目の前に、去りがたい夫の気持ちを察していた。 
やっぱり・・片手に袋を持っている!
「鯖2本、これバッテラにして!」 
(お店の鯖を見ているとき、そう言われる気がして早々と車へ戻ったのに~)

買い物の帰り、りくろーおじさんのお店に立ち寄った。
店内でも飲食できるし、外でも食べられるようになっていた。
パンやチーズケーキを買って、飲み物はサービスおかわり自由な大人気のお店。
お庭には何種類もの花が、雨に濡れて鮮やかさを増していた。

長女が「せっかくやから今から帰って荷物取ってきて、神戸へお見舞いに行ったらどう」と言ってくれた。
荷物を取りに帰り、病院の近くのスーパーで介護用品やデザート、週刊誌、おにぎりなどを買い揃えた。
私だけ降りて、夫たちはハーバーランドへ行った。 



連休に行くねとは言っていたが、夫人は嬉しそうだった。  
休日故の同室の方たちへの家族や知人のお見舞いはきっと多い、寂しいだろうと思っていたから行くねと言っていた。
痛みがまだとれないらしいし、寝てばかりいるので腰も痛いしカードやリモコン操作もままならず、TVも見ないし楽しみすらない入院生活。
大病院では一人一人にそんなことにまで、手がまわらないであろうが、高齢化社会のひとつの寂しい難点でもあるだろう。

2時間くらして、夫や娘や孫たちが病室に入って来た。 (孫あっちは本当は病室には入れないけど、顔を見せるだけに)
雨と言えども子どもの日車がハーバーランドの駐車場へ入れないままに、諦めて引き返してきたのだと言う。
多いお見舞い、夫人の笑顔、私は嬉しい。 

あちこちへ寄り道、少しでも子どもの日だし・・と寄ってくれる長女には感謝である。
南港大橋からこの時期見える、なんとか組のクレーンに釣った鯉のぼり、一日雨の子供の日。