日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 初めての絵手紙教室で *

2013年02月08日 | 絵 他

5時過ぎに起きて、暗い窓の外を見た。 (あっ!)予報通りちらちらと雪が舞っているではないか。  
寒いと言うより、(雪景色の写真が撮れるかも) そんな期待が先に走った。

起きて来た孫たちも、小躍りして喜んだ。 保育園へ行く自転車には雪が少し積もっている。
車のフロントガラスに積もった雪を集めて大喜び、キャーキャー言いながら、「ばぁば、いってきます!」
子供は風の子とは良く言ったものだ。 寒いから行くの嫌だ・・とも言わず、当たり前のようにご機嫌で行った。

こんな寒い日になったが、夫は仕事が終わったらフルーツフラワーパークで温泉プチ旅行でお泊り。
私もお誘いを受けたが、夜はみんなで麻雀だし、それに予定があったのでパス。 
それと言うのも、先月ばったり道で会った友人が通う絵手紙教室に半強制で誘われているのが今日なのだ。 

1時、昨日電話で教えてくれた道具を持参で、近隣センターへ。 
先生はまだだったが、すでに殆どの方が来ておられたので、「はじめまして・・です、よろしくお願いします」と挨拶をした。
先生と、生徒は12名。 私より若いと思われる人3名、あとは私より上、そして70以上と思われる方が8名? 
友人の横に席をおいて、用意をする。  初めてなので緊張する。

墨をすって最初、半紙に10㎝を1分で線を描く、縦線、横線、渦巻き、そして名前、漢字とひらかなで。
筆の一番上を持って、筆先をまっすぐ立てて描くのだ。 これが、描く前に手をならすための基本動作みたいだ。
皆さんの今日の絵は、”柊にいわしの頭を刺して” 節分の絵。

先生は私に、「今日は見学ですよね、初めてだしこれを描いてみて、あなたの好きなように」 筆は先生のをお借りした。
バナナが1本、1本とれた茎がついた。
友人がこそこそっと「みくさんは描けるでしょ、柊描かせてもらったら?」
「いえいえ・・そんな偉そうなことできない。 新参者よ、先生の言われるようにしないと」
「そうですか、そうですね」

と言うのも、皆さんが自分の席の後ろにコートを置いていたので、私も友人のそばに置いたら、席をたった婦人が
「こんな所へ置いたら邪魔です」即座に言って来たのだ。 
(きたきた! 思った通りやわ)
どこでもこう言う人が1人はいるものだ、そしてこう言う人はたいていその場の中心になっているはず。

お水を汲みに行った時、小さな声で友人が言った。
「あんな言い方しなくていいのにね。 親切に教えてあげればいいのに。 あの人はお金持ちみたいで先生に一番近づいている人」
「なるほどね」 70も半ばをように過ぎた婦人、そう言えば指輪やネックレス、身なりもきらびやかだ。

来るなり洗礼を受けた訳だ。
分かる人は分かっている。 こう言う人には逆らうとややこしいから、きっと皆さん上手に合わせておられるのだろう。

何も分からないのに即、描いて下さいと先生。 (え~そんな~)  どこからどうやって描いたら良いか分からない。
聞く勇気も無いし。  言われるままに、とにかく描いた。  それを見て色々と注意しながら、教えてくれた。
同じバナナをまた描いて下さいと言われた。
「良く私の言う事守って描いたわね。 初めてにしては上出来、おせじじゃなく。 ほら皆さん見て」
「わ~」とか、「絵心あるね」 「私なんか3年やっているのにぐじゃぐじゃやのに」とか年配の方が言われた。
恥ずかしくてありがとうございますも小さな声で、頭を下げて身を縮めた。
(先生、そんなこと言わないでください・・始めて来てそんなこと言われたら、あのおばさまなんか、きっと面白くないはずですよ) 

最初友人に会ったとき、「私の好きな絵風と違ったらやめてもいい?」と言ったら、「みくさんは合わせる人です」
正直絵はいいにしても、文字まで筆の一番上を持って描くなんて、どんな文字がいいのか皆無。 先生は何も言わない。
描いた後、風は好きと7だけ言われた。  絵を見てあちこち注意、そっかそうやって治して行って下さるのか。

う・・ん・・絵手紙よりも、葉書絵の方がいいと思うけど、月に一度だから描いてもいいかなぁ。 
まぁ・・続けてみようか。  やはり私がやりたいのは水彩画か、水墨画。  でもこれは、先の夢としよう。
葉書に手軽に描ける気安さを楽しもう、とりあえず。  





帰りに神戸のミントさんのお店に寄った。 お忙しそうなので挨拶だけで帰る事に。
夫がフラワーパークに泊まる事、私も明日養澤寺のそば道場へ誘われているので三田で待ち合わせることを話した。
外まで出てきて「近いから車が通れるか朝の道路の様子電話してあげますから」と親切に言って下さった。  
朝は雪の中を歩いて来られたらしい。
さっきの教室の後である、雪が舞ってきた帰り道、親切さがよけいに温かく感じられた。

次女は保育園で仕事の後、役員会に出席、孫たちは園で見てくれる。
発表会の打ち合わせや、卒園式のときの先生へのお礼に何をしようとかの話しあい。

婿展君もインフル解禁、会社に出たので今日から家へ帰り、久しぶりに料理を作ってあげようと朝意気込んでいたのに。
夫は泊まりなので私1人だし・・と思っていたが、急いでご飯を炊いて料理した。
「助かったわ・・」 持って帰らそうと思っていたが、展君も帰り寄ってもらって食べて帰った。

「ばぁばお世話になりました」 4人がいっぱいのお泊り荷物を持って帰って行った。
1人だ・・今夜は花金、夜は楽しく過ごすぞ!
はぁ~やれやれ・・展君も元気になって良った。 まだ誰にもうつってないし。 どうかこのままで!

片付け半分ちょっとだけ・・と子供一家が引き揚げたこと、初めての絵手紙教室の緊張でこたつで横になったら寝てしまった。
AM3時、サーモスタットのホットカーペットが、冷たくなって起こしてくれた。
こんな時間もうネットは・・やめた!  お布団で本寝。  なんとももったいない夜を過ごしてしまった。

夫がたまにいない夜、こんな夜は片付けて美味しいものなんか食べよう、そしてずーーっと起きて楽しむぞ! 
決まって、嬉しくって意気込むのだが・・
今までそう言いつつ、9割がた寝てしまっている。  本当にもったいない夜だった。 
夜行観覧車も見逃した!!  

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【海遊館の生き物たち】

「悠々なはずの夜だったのにね、お気の毒さま。 俺たちは悠々さ」


* お弁当屋さんで *

2013年02月06日 | 料理・その他食

知人が夕凪で、知りあいの友達と3人でお弁当屋さんをやっている。
中心でやっている人は、次女の同級生のお母さん。  男だったらいいのにと言うほど、良く働くし、やり手で人も良い。

「料理みんな美味しいから人気よ、一度来てね」 そう言われていた。
次女は仕事が休みなので、子供を保育園へ送って行った後掃除や洗濯をしに家へ帰っていた。
お昼前2人でスーパーへ行った帰りに、そのお弁当屋さんへ寄った。

「いらっしゃいませ、お久しぶり~」 「彼女が美味しいよ、来てって言うし寄って見たわ」
初めて買うので、鮭弁当と言うのもね、塩鯖が食べたかったので奮発、鯖弁当600円を頼んだ。

出来る間のおしゃべり。
「みくさん、お料理上手だったでしょ。 前に家へ行った時ね・・」と昔話。
もう1人が、「みくさん変わらへんね」 「そんなことあらへんよ、しわくちゃやわ、あなたこそ、ちっとも変わらない、きれい」
あなた・・の名前がすぐに出てこない。 (え・・っと)だからと言って聞くのもなんだし。
「簡単で、単価がお安く出来るお惣菜何かない? 教えて下さい」
「そうね、単価が安くとなるとむつかしいかなぁ、お弁当にね・・またあったら言うね」 
から揚げ、焼き鯖、千切り、大根なます、ひじき、サラダ、里芋、人参、ご棒天の煮物、卵焼き、ウインナ、竹輪の天ぷら。 

「え、これで600円?」 「おまけ! またきてね」 
(お昼にこんなに食べられないなぁ・・)と思いながら、残せばいいものを、時間をかけて食べてしまった。 
後でしまった・・完食したことを後悔したのは言うまでもない。
言われるように、塩鯖、から揚げ、他美味しいどれもが。  
心がこもっているというか、身びいきかも知れないが、違うなぁと思えた。

今月の終わりには、ベネフィットヘルスワンさんに、チャレンジでの3キロ減の達成を報告しないといけないのに。
つい気が緩んでしまう。 減らす努力は大変なのに、増えるのは簡単このうえなし。 あっと言う間。

あ~ぁ、いいかっこしなきゃ良かった。
それよりお惣菜、何か考えて喜んでもらいたいな。  
次女にもお弁当を買う時には、あそこにねと宣伝。  「母さんの名前言うね」  
早速、頭の中はお惣菜のスライドショー。 
お弁当屋さんで、今日の一つの出会い。  また何かが生まれる? かな。  

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【海遊館の生き物たち】

「4日、市川團十郎さんが亡くなられたんだったね。 素人目にも、温厚で偉大な方だった」


* 女性の集い *

2013年02月05日 | イベント

友人と待ち合わせて、聞きに行った。
天満橋のテレビ大阪のそばの”ドーンセンター

11時から12時半、6名の方の体験発表、のちコーラス「切手のないおくりもの」 父へ、母へ、天国のあなたへと3名の方の手紙
みんなで、いきものがかりの「風がふいている」を歌う。

会場は涙涙・・だった。
子供が小学生になれば小学生の子供を育てる親に、高校生になれば高校生を育てられる親に、妻として嫁として、
人に添う、合わせる、相手を思いやる心。 親も年代にふさわしく成長して行かなければならないこと。
  
お話を聞きに来ると必ずと言っていい位に自分が聞くべき、そして反省を促される内容がある、必ず。
妻としての部分、親として、また親の子として・・自分の処し方、そして生き方。
日頃はTVやネットによる事柄から学ぶことが多いけれど、目の前で婦人の方の生の体験を聞くといっそう感動が大きい。
しかし聞いて感動するだけではいけない。
聞いた事によって反省や感じた事を、生かしていかなければ意味が無い。

ドーンセンターは立派な建物だった。 
大勢なので最後にゆっくり出たのだが、友人が座席へ手袋を忘れて来たといういので引き返した。
1階のレストランの前で支配人らしきスーツの男性が、「只今 ビーフストロガノフが云々・・」聞きとれない・・(ん?)

行かなきゃいけないみたいに寄せられ、ランチした。 
クリームスープ、サラダ、フランスパン、バターロール、メインディッシュはビーフストロガノフ、鮭のフライの日替わりランチで850円、お安い。



そこでも結構話をしたのに、誘われるままに地下でお茶した。
思わぬ相談を受けた。 衝撃だった。 ずっと知っていたのに、見えなかったご苦労。
手袋を忘れていなかったら、そのまま帰っていただろうし、聞く事も無かったかも知れない。

改めて夫に感謝しなければと思ったし、子供に対しても普通に幸せに暮らしていてくれて有り難いと思った。
女性の集いそのものもだけれど、今日お茶して相談された事がら・・当たり前のように暮らす日々に改めて夫婦も子育ても、
日々の積み重ねの大切さや尊さ、その中で成長して行かねばならぬ自分自身を思った。

夕方また次女母子が帰って来た。  賑やかな夕食の中、友人の顔が浮かんだ、寂しそうな。

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【海遊館にて】  

カップル、家族、青の背景にシルエット・・あたたかいなぁ。


* 避難、立春の日に *

2013年02月04日 | 雑感

  春は名のみの 風の寒さや

立春を迎えた日にはまるで枕詞になっているかのように、あちこちで聞いたり見たりする。
私も歌ったりする、早春譜の歌詞。 

朝屋上へあがったとき、昨夜来の冷たい雨の中で、鉢植えの白梅が咲いていた!
2004年1月に、詩やエッセイ「みくの部屋」のHP(現在休止中)を立ち上げた。 その時記念に買った白梅である。  
寒さの中で蕾ができ、少しづつ膨らんできて少しづつ開いてきていた。 
昨日は節分、だから本日は立春なり。
昼間は暖かかったのに、夕方からかなり寒くなった。 

4時、仕事が終わった次女から電話が入った。
会社に出ていた展君、熱があり頭が割れるように痛いと早退、病院へ行ったら、インフルエンザと診断されたそうだ。
「先生が行けるところがあれば、家族を避難させて下さいと言われてね、今日からそっちで寝るね、よろしく」

賑やかに孫たちが来た。 保育園ではおりこうさん、家へ帰るとリラックス、で、テンションがあがる、当然のこと。
そのテンションのおかげで、こちらも自ずと気持ちをあげてもらっている。
ひろとやゆいちゃんも同じで、夕方生協さんのものを届けたりするけど元気いっぱい笑顔いっぱい、跳んでいる
そんな姿を見るときに、幼いながらまわりにみんなに合わせる団体生活からの開放感・・いじらしくも思える。

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

記念樹の梅が咲いた時、この句も必ず浮かんでくる。
立春の日に避難してきた母子、誰にもインフルエンザ・・もらいませんように!
24日はなつめたちの保育園の発表会、なつめ最後の発表会だから。

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【海遊館にて】 

「インフルエンザ・・・大変だね はやく治るといいね」   


* 節分 恵方巻きの巻 *

2013年02月03日 | 行事

~ えほうまきまき えほうまきまき・・まいてまいてトントントン」 
5時半の集合にゆいちゃんが歌いながら、階段をあがってきた。
にこにこ笑顔いっぱい。 嬉しいなぁ元気な孫たちの笑顔は。

ちょうど、出来あがり。 1升23本、今年は少し細め、噛み切りにくい三つ葉は刻んで入れた。
お隣の1人暮らしの奥さんにも2本持って行った。 そしていつもひいらぎをもらっている。
(神戸が近ければなぁ・・夫人に食べてもらえるのに)

ひろとにひいらぎにつけた焼きいわしを持たせ、玄関につけに行く。
「こうやって夕方にね、鬼が魚の臭い匂いで逃げて行くように・・ってするんやで」

「今年の恵方は?」
「南南東!」
「どっちや・・」 「こっち、冷蔵庫の方やで」

親子は似ている。
みんな恵方巻きかぶっているのに、夫はビール飲みながらおかずを、息子もかぶりながらカツをつまみ・・。
ゆいちゃんが叫ぶ。 
「えほうまきまき、さいこう!」

さざえさんも節分。
ラインでシンセンの長女夫婦に送ったら、セイ君と長女もあちらで恵方巻き!
離れていても繋がっている・・家族12名の節分。

日曜が休みの息子なので、節分に加わったのは初めてである。
いつも持ち帰ってもらっていたので、みんなが揃ってかぶる恵方巻き風景、見ている私はちょっと感激していた。


サラダ巻きや、エビフライに、ひと口カツ。  おなかがいっぱいになったところで・・豆まきタイム。
田舎なら「鬼は~外! 福は~内」なんて表に出て投げられるけれど、お向いには家、外で豆まきは出来ないので部屋で。
8畳と言えども物をおいているので、これだけの人数でいっぱいのリビング
孫たちをはじめ、息子や次女の鬼に豆をなげつける、豆、たちまち部屋は豆だらけ!  すごい楽しそうだ。 
みんなで大笑いしながら、「鬼は~外! 福は~内!」  
れれ・・保育園では号泣のなつめが、お面かぶったよ。

この日の事、大きくなっても覚えているだろうか、かんたやゆいちゃん。

 狭いながらも・・楽しい・・・なんとか。

8時にはお開きで子供の家族を見送る私たち、冴えた夜空に輝く冬の星座を眺め、ほっこりしながら口ずさむ。

後で次女が言った。
展君が、おせちや恵方巻き今はこうやって実家でよばれてるけど、いつかは我が家もそんな日が来る訳で、
「できるんか?」と。
出来る出来る、見よう見まね、親がやっていたこと、こうやってしてたなぁ・・思い出しながらきっと出来る、その気があれば。
私も、母のそんな姿を見ながらずっと毎年やってきたんだもの。

それを夫に話しながら、「前に3人娘に巻かせたことあったけど、来年はまた3人と一緒に巻こうかね」

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【海遊館にて】

「いやされるわぁ・・って? たしかに聞こえたけど、そう?  恵方巻き・・いいなぁ」