日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 朝の散歩 *

2013年07月21日 | 雑感

AM 5時14分の近所の風景。 街はまだ静かだ。

公園や道路わきの植え込みに、なじみのアベリア。  華があるわけでなく、どちらかと言えば地味な存在の花。
念のため名前を確認、土質を選ばず、耐寒性、 耐暑性も充分あり、病害虫もあまりつかない、さらに大気汚染にも強い、
なのでとても育てやすい。 
また、開花期も長く、初夏から秋まで小さな白花を咲き続けるといういすぐれものなので近年人気が上昇中だとか。

見飽きるくらいのそんな花なのに、カメラを向けるとあれ・・きれいじゃない?  



更に歩くと
毎夜、夏祭りの為に練習をしている少年たちの、太鼓の音が聞こえる天満宮。

生まれる前に性別が分かっている今の時代と違い、私の出産の時代は生まれるまで分からない。
大きなおなかが前にでていたら男の子、横に広がっていたら女の子だとか、だから最初に着せるベビー服は白とか黄色だったと思う。
無事に生まれてきますように、夫の思う通りの性別で子供が生まれますようにと拝んでいた神社である。

最初は 「女の子がええ」 と言うので、女の子の名前だけを決めていた。
2人目は 「絶対男の子やで、女の子やったら実家へ帰らすで」 冗談めいてそんな事を言った夫。
3人目は、「やっぱり女の子がええなぁ」 何かにつけてやり易く、しぐさが可愛いし、夫はそう思ったのか。
夫似生まれの元気な女の子、3人とも夫の思い通りに生まれた。  

娘たちはまるで双子のようだ。  女姉妹と言うのは、いつまでも話し合い交わえると言うお得。
思い深い神社、夏祭りはすぐそこである。

夫は此花区の卓球の試合に友人と出かけた。  暑い中を何試合も頑張ったようだ。 
ゴルフは趣味だが私にすれば遊びと思うのでそうも思わないが、卓球だけはいつまでもこのくらいでいいと言うことはなく
世代交代と言いながら、まだ目指しているものが見えることに対しては腰痛もあるのに(すごいなぁ)いつも頭が下がる。

参議院選挙、7時も過ぎて疲れ切った夫と出かけた。
結果は予想通りだが、それにしても・・と、夜中ずっとTVを見ていた。


* 親なればこそ・・ *

2013年07月20日 | 雑感


殆んど毎朝、なんとも言い表せないようないい色合いの朝顔が咲く。
それがなぜかニ輪づつ。
上と下に咲く。
これ、夫婦かなと思ったり、そう見えたり。

そっと一歩二歩控えて、後ろで支えている妻のようにも見える。
そんなメッセージを発信しているのかと思えて毎朝苦笑い。

「平々凡々」 この言葉がすきだと言った夫に、
夫の心に合わせて、出過ぎず控えめに・・
偉そうな私への、これは一生のテーマだと訴えている?

昨日から愛ちゃんのお父さんとお姉さん、妹さんと子供さん3人が大阪入り。
今までは飛行機だったが、新幹線で。
暑い中だが今日は愛ちゃんとひろと、ゆいちゃん9人で、USJを楽しんだようだ。

愛ちゃんが先日「お父さんが来るのはもう最後かも知れないです」(年をとってきたし)
そう言ったので顔を出さないとと、そうと思った。

夫と夕方マンションを訪ねて、久しぶりに皆さんに会った。
お父さんや姉妹さん、息子夫婦の結婚式をあげたハワイで両家家族一緒に観光で過ごした
あのときの親しさはその後ずっと電話でも会っても、いい感じでお付き合いが続いている。

部屋へ入るなり、スイカを切って出してくれた。
すぐに分かった。 
野菜作りをしておられるご両親、お父さんが大きなキャリーケースに入れて持って来られたのだと。
やはりそうだった。 前も色々な丹精のお野菜、いっぱい詰めて来られた時があったから。
奥さまが娘や孫たちに食べさそうと、いそいそ詰めておられる姿が浮かぶ。

甘くてスイカの懐かしい匂い、今年はまだスイカを食べていない。
初物だった。

愛ちゃんがすぐにふた切れ目を出してくれた。
「親なればこそやね」
相変わらずやさしい目をして穏やかなお父さんを見ていて
目頭が熱くなった。


* 悪いクセ *

2013年07月19日 | 雑感


最近の夕暮れはきれいだが、と言うよりは、なんか変。
こんな後は、たいてい地震速報が入ることが多い。

昨年9月メタボで半年の国の保健指導を受けながら、9月の時点よりは4キロ減までになり喜んだ。
わ~減った~! もっと頑張ろうっと! って思ったのに・・。
思ったのに・・。

減ったと言う喜びに気が緩み・・なんか安心してしまう (なんで安心やねん!)
つい・・
外食も控えていたのに・・
悪いクセ。

1~2キロ前後増減するようになった。
でも・・、昨年より2キロは確実に落ちたのはキープしている。
それくらい減っても、見た目なんら変わって見えない。
ご近所さんも「痩せたんじゃない?」なんて言わないもの。

そんな私なのに、
ずるずると気が緩んできている。

あ~・・あかん・・。
ほんま、マイペースなB型、私の悪いクセ、A型のコツコツ人間な夫とはえらい違い。


* 見てしまった・・ *

2013年07月18日 | 風景・お出かけ

早朝の公園散歩。

「おはようさん!」 
犬を散歩させていた見知らぬおじさんが、写真を撮っていた私にすれ違いざまに声をかけたのだ。
「おはようございます!」

田舎なら当たり前の様な誰にでも会えば挨拶、都会では滅多とないことだ。
私は田舎生まれ、健康的な挨拶は気持ちがいい。

サルスベリの木にセミの抜け殻があちこちに。

(あ・・これは・・)

見てしまった・・
生まれてはじめてこんな光景を目にした。

透明な羽・・足がゆっくり動いている。
まさに・・羽化して間もないのか・・


八日目の蝉”と言う井上真央ちゃん主演の映画を見たが、恥ずかしながら蝉の生態のことは詳しくは知らなかった。
今でも読んでも頭がこんがらがりそうだ。  子供のころから、理科系は特に苦手と言うか嫌いだった。

7年もの間土の中で生活し、地上に出てわずか1週間の命。 
その間雄は一生懸命に鳴いて、求婚して、結婚すると雌は子供を産んで・・果てて行く。
子供はまた土の中で木から栄養をとりながら成長して行くと言うけれど。
(いや・・書いているこんなことさえはっきりとは分かってないので、知っている人からしたら怒られそうだけど)

少し知ってからと言うもの、あの耳付くような鳴き声もなぜか物悲しく聞こえてくるから不思議である。
抜け殻さえなんだか愛おしい。

今はもう年一度もいかないカラオケ、私の18番・・いえ、その次に歌う歌、長山洋子さんの”蜩(ひぐらし)”

命を燃やす 季節は短い  まして女の綺麗な時は・・

夏の夕暮れ・・人恋しさに 焦がれ鳴きする蝉のようです

そんな歌が重なる。  


* 好きな言葉 *

2013年07月17日 | 雑感

夜テレビを見ていて、その中の内容の流れで・・
「おとうさんの好きな言葉って何?」
海女ちゃんなら「おとさんのすきな言葉さ、なんだべ?」かな。

「平々凡々や、平々凡々」

「ふ・・・・ん、平々凡々 そっか」

らしいなぁと思った。

『平々凡々』 平凡のそれぞれの字を重ねて、特に意味を強めた言い方。
『平凡』 特にすぐれたところや変わったところもなく、ごく普通であること。 

長い人生の中には、色々なことがある。  
社会人となる、所帯を持つ、子育て、夫婦して努力しながら家庭を作り上げて行く。

平凡・・・地味でありふれた言葉のようだけれど、地位でも名誉でもなく物やお金でもない、出来れば無難な道を選ぶ、
特別なことがなくても、平常心で争わず波風を立てず、日常を普通に過ごせて行けたら・・それでいい。
前にもそんな夫の話を聞いたことがあった。

平凡な生活、そんなことがまるで努力がいらず簡単なように聞こえるが、そうでなくその方が実は大変なのかも知れないと思う。
生きて行く中で色々な出来事があって、そして乗り越えて行く。 気負わずありのままの自分で過ごす。 
過ぎ越し夫の生き方を振り返る時、そう言えば本当にそうだったなぁと思える。
私もそんな夫を好きになって夫婦になったのに、どこかでいつしかないものねだりをしたりしている自分もいた気がする。
お金に不自由がなくとも、叶わぬこともあり買えない幸せもある。  豊かでないにしても、充分に幸せだと思える家庭の平凡もある。
当たり前のような日常が感謝に思える日々、そう思えるお互いの価値観、これが一番の幸せなのだと今更ながら思った。

そんな夫が帰宅して買いものがてら、娘やかんたを連れて大阪港に行ってきて撮ってきた。
昨日愛ちゃんに会った帰り2人で車から見た夕焼けがあまりにきれいだったのに、たまたまカメラを持っていなかった。
「行くのなら撮ってきてよ」とカメラを渡したのである。  雲があったし、いまいちだったと言う。

夫の好きな言葉・・平々凡々・・
なんだか最高の言葉だなぁと思った。
穏やかにそう言った夫を思うと、胸がいっぱいになった。