2015年冬アニメ(前期からの放送分含む)の感想9。
最終回の感想&最後まで見た感想。
◆ユリ熊嵐
最後まで目が離せない展開で、
特に最終回は怒涛の展開&驚きの連続で、
複線の回収の仕方は実に見事でしたし、
クマリア様が純花の姿で、
紅羽がクマリア様にお願いをして、
「ヒト→熊」になるシーンは唸った…
でもそんな愛の奇跡を目の当たりにして、
周囲は動揺しつつも一斉に撃つのがまた…
初めタイトル見て「どんな作品だこれ!w」って思ったけど、
最終回まで見たら見紛う事ないくらい完璧に「ユリ熊嵐」って作品だったな!GJ!!
素直に見ればこの作品は何回も台詞で出てきたように、
「私は好きを諦めない」って作品であり、
「愛こそが全てでありその他には何の意味も無い」、
「愛は奇跡で愛が世界を救う」と言えるような感じで、
愛の強さと尊さを見せた一方、
るるや亜依撃子(また意味深な名前だよねーw)など、
何人かに影響は与えたものの、
学園内のシステムは変わらなかったように、
愛が社会の仕組み「熊=悪」を変えるまでには至ってないのも見せてます。
つまり愛の強さと尊さと共に愛の弱さや儚さと虚しさも見せてます。
この辺の匙加減がもう…絶妙!
そしてこの作品はLGBTにいじめに一方の価値観の正義の押し付けなどなど、
現代の社会問題のメタファーも強く感じます。
最近は緩和されてきましたが、
LGBTへの偏見と風当たりは未だに強く、
劇中でも熊同士と人同士という「同族同士」ですら、
仲良く出来ずに分かりあえなかったように、
空気が読めないからとハブられていじめられ、
考え方が少数派だからと貶されて攻撃され、
信じている宗教が違うというだけで、
同族の人間同士で憎しみあって殺しあう現代において、
種族が違う熊と人間が分かり合って愛し合うというのは、
それこそ「奇跡」でしかない訳ですし、
愛で社会のシステムは簡単に変わりませんし、
根本的に問題は解決しません。
でも「千里の道も一歩から」じゃないけど、
そんな小さな積み重ねがいずれ大きな動きになりシステムを変えるかもな訳で、
二人は死んだとしても想いは生き続けていると見せているのが、
この作品の良い所であり、
幾原監督の伝えたかった事の一つなんでしょうけどね。
…閑話休題
声優さんの芝居的には、
百合園蜜子役のあおちゃんこと悠木碧ちゃんの芝居が最高だったー!
あおちゃんのこういう特殊というか怪しい感じの芝居大好き!
アイドル/音楽活動始めると途端に芝居がつまらなく人多いですが、
あおちゃんの芝居は進化してるぜー!
◆神様はじめました◎
何ていう素敵な最終回…
見てて胸キュン涙ポロポロ心じんわりポカポカした!w
奈々生ちゃん良い子や…
見返りとか求めないし自分より相手の心配するもんな…
あんなクソな父親で母親は死んでいたりと、
酷い生い立ちなのにこんな素敵で立派な娘に育って、
幸せを願わずには居られないぜw
アドリブで言ったであろう「夕陽でかいな」吹いたwww
羊小さくなり過ぎwwww
母親の写真見た時のシーンはじーんときた…
奈々生と巴衛の距離感良いわ~
毎回、構成と見せ方が実に上手く、
重い内容多めだったものの、
重くなり過ぎないように適度に巧くギャグ入れたりしてましたし、
テンポ感も素晴らしく見てて最後までダレませんし、
ストーリーも実に深く、
作品通じて喜怒哀楽を感じつつも、
最後には心が暖かくなるような話が多くて良かったし、
三石琴乃さんに神谷明さんに天野由梨さんなどなど、
ベテラン声優の起用の仕方も絶妙で、
話に深みと説得力が増してましたし、
1期の頃に比べて芝居に深みと巧さが増した、
奈々生役のみもりんこと三森すずこさんの芝居も実に魅力的で素晴らしかったし、
作画も演出も音楽も作品の雰囲気に見事なまで合ってて素晴らしかったように、
全てが絶妙なまでに噛み合っていて、
最後まで素直に良い作品だったー!
こういう作品やらせたら、
大地丙太郎監督は本当に上手いわ~!天才!GJ!!
悪羅王の話は消化不良だったとはいえ、
それは第三期に期待という事で。
◆幸腹グラフィティ
最後まで安定して良かったー!
最終回のEDヤバイww
「メシ」作監までいたように、
食べ物&食事シーンの拘り方半端無かったし、
随所で見られたシャフトらしい、
センス溢れる演出や構図は良いフックになってたし、
原作の良さをしっかり残しつつ巧く掘り下げて
「人、料理、愛」というテーマを軸に見事なまでに巧く「料理」した、
岡田麿里さんの脚本が実に見事で、
シャフトのモダンなセンスと良い化学反応が起こってましたし、
適度にギャグ要素やお色気要素を入れつつ、
お婆ちゃんを効果的に使い、
ただのお馬鹿な料理アニメにせずに、
人情ドラマ的な要素も入れて話に深み持たしてたもんな!
特に受験シーズン終わった時期に、
あえてやったであろう11話のBパートは、
以前(4話)にリョウがお婆ちゃんから受け継いだ、
相手を想って愛情込めて料理を作るという行為が、
きりんにも伝わっていて、
きりんがリョウの為に料理を作る話(7.8話)がありましたが、
11話のBパートは霧子さんが椎名に想い込めて料理作っていたのに気づかず、
椎名は料理のおかげじゃなくて、
自分が頑張ったから受験に成功したと眩い正論言ったものの、
リョウときりんに指摘されてから振り返ってみて気付いて、
考えを改めて素直に自分の非を認めて、
露子さんにカツサンドの作り方教わって、
椎名がリョウたちに想いを込めてカツサンド作るという、
今までの集大成的な話で実に素晴らしかった!
またその回の二人のためにカツサンド作るシーンと、
頑張れオーラを込める椎名さんの姿が実に良いんだよね-!w
その椎名役のみかこしの芝居も良い味出してたー!GJ!
そして芝居と言えばメイン二人ですよー!
食事シーンの圧倒的な表現力が特に光っていたリョウ役の佐藤利奈さんの、
丁寧で落ち着いた雰囲気でありながら巧さが光る素敵な芝居と、
大亀あすかちゃんのきりんの天真爛漫さを見事なまでに魅力的に表現した芝居は実に素晴らしく、
二人を原作以上に魅力的にしてました。GJ!!
歌(BGM)も素晴らしく、
日常シーンの作画が少し不安定だったりしましたが、
それが気にならないくらい魅力がある良作でした。
二期期待してる。
◆探偵歌劇 ミルキィホームズ TD
◆デュラララ!!×2 承
ぶっちゃけ格段素敵な最終回ではなかったけど、
納得は出来るこの作品らしい最終回で満足はしましたし、
最後まで安定していて良かったー!
他作品に比べて感想が簡単でなんか申し訳ないですが、
個人的には両作品とも普通に素敵に面白かったです。
◆SHIROBAKO
アニメ業界を多角的に見せて、
製作側の本音や業界の裏側が垣間見れたのは良かったですし、
理想と現実の厳しさを教えたり、
夢を持つ事の大切さや純粋さも表現していたのも良かった思いますが、
いかんせんかなりカリカチュアしてましたし、
男性キャラには変なリアリティー持たしてたのに対し、
女性キャラはリアリティーがあまり無かったですし、
多く入れられていた人形やぬいぐるみと会話するシーンや妄想シーンに、
シリアスシーンの前後に変な遊び要素やギャグシーン入れたりした事で、
(最終回で言うとパトカー引き連れてスピード違反して走る無駄に凝った走行シーン、
23話で言うと原作者に会う前のバトルシーンとかです)
シリアスシーンの深みや説得力が薄れた事が多々あったように、
個人的にはとにかくバランスの悪さが気になったんですよね…
内輪向けのネタやただの愚痴も多かったし、
終いには「他の仕事は楽=アニメの仕事は大変」とか冗談半分とはいえ言ってるし、
見てて良い部分も多くあったのは事実ですが、
見てると冷める部分も多く、
ちょっとアニメ製作という物を偉く&凄く描き過ぎな気が…w
そして製作側が描きたい&表現したい物に追いついてない事や、
説得力に欠ける部分も多くあった事かなと。
力入れてる良い部分もあったのは事実ですが、
所謂「紙芝居」も多く見られたし、
テンプレ的で工夫が無くてつまらない作画や構図も多かったし、
主人公キャラ的な立ち位置の5人が、
中盤過ぎるまで宮森以外はキャラとして薄く
その薄くて魅力が少ないキャラを、
魅力的な芝居が出来ない新人声優が演じる事で、
更に魅力が薄れてしまってるという…
新人役を新人がやるというのは、
リアリティーがあると言えばあるんでしょうが、
逆に上手い声優さんが演じてくれた方が「プロ」らしくて良かった気もしますし、
他の声優さんが巧い人ばかりだったのもあり余計にそう聞こえた&見えた。
ぶっちゃけ最終話の声優役の人の芝居は現実だと炎上するレベルかとw
ということで興味深い作品だったのは間違いないですが、
悪い&勿体無い部分も多くあった印象なんで、
良いとか悪いという風に評価がしにくい感じですw
例えるなら味は良いけどサービスは悪い店みたいな感じかなwww
◆ラブライブ!(第1期再放送)
第1話の最後の妄想ミュージカル演出は、
何回見ても「ないわーww」って思うし(特に道路のシーンww)、
最終回の無理矢理で強引な展開もやっぱり正直微妙だと思います。
あれだけ悩んで出した決断で自分の夢なのに、
いくら穂乃果と親友で本心は残りたかったとはいえ、
最後の最後でのドタキャンという決断して学校行ってライブするとか、
周囲の迷惑レベル考えたら半端無いので、
いつもみたいにライブシーンで素直に感動は出来ないw
でもだからと言ってラブライブが悪い作品かと言えばそうではなく、
その二つの不満を差し引いても余りあるくらいの、
魅力に溢れる素晴らしい良い作品なんですよねー!
萌の皮を被った燃えアニメ的な王道の部活スポ根物な感じの、
可愛い「萌える」要素がありつつも「燃える」ような熱い展開豊富で、
夢や友達や仲間の大切さや、
仲間と一緒に何かに一生懸命になる事の素晴らしさを教えてくれる作品で、
文にすると「ベタ」と言ってもいくらい王道かもですが、
穂乃果の一生懸命で無我夢中で真っ直ぐな想いに、
みんなが惹かれて共感して仲間になり、
いろんな苦難と戦いながら、
共に目標に向かって頑張る姿は、
素直に胸を打つ&気持ちが昂ぶる物ありますし、
基本的には作画や構成も演出もしっかりしてましたし、
シリアスとギャグの緩急の効かせ方も絶妙で、
何より見せる所はしっかり見せるという事が完璧に出来てるんだよねー!
仲間になるシーンやライブシーンの感動度や充実感が実に素晴らしい!
キャラはみんな個性的で魅力的で最高で、
顔出しでライブ活動していく事も考えてキャスティングされたという事で、
序盤は気になった声優さんの芝居も、
回を追うごとに気にならなくなっていき、
今ではこの声優さん以外じゃ考えられないくらい嵌ってて最高と思えますし、
細かい理屈抜きに惹かれる熱量と魅力がある作品で、
自分は通して見るの3回目なのに毎回面白く見れて時に感動出来たように、
現在ここまでの人気になる理由が、
やっぱりこの作品にはあったんだなと再確認出来ました。
ラブライブ最高!
ちなみに最終回はあそこまで直前ではなく、
せめて当日の朝くらいに説得しても良かった気がするし、
ことりに自分の為に準備をした周りや先方を、
気遣う優しさを見せるだけで印象違うと思うんだよね…
個人的には出発当日の朝に穂乃果がことりの家に押し掛けて説得するも、
ことりが「でももう先方さんに話が…」と泣いて困ってる時に、
「あなたならそう言うと思ったわ」とか言って、
ことりママと海未ちゃんが登場して、
実に全部見抜いてて裏で手回していたとかいう展開の方がまだ良かったかなwwww
総括
感想書いた作品は全て最後まで楽しく見れましたが、
「四月は君の嘘」と「ユリ熊嵐」の後半の展開はあまりに濃密で、
続きが気になって仕方ない感じだったのに加え、
最後も納得で充実の最後で文句無しだったので、
あえて言うなら「四月は君の嘘」と「ユリ熊嵐」が頭一つ抜け出てて、
次に「神様はじめまして◎」と「幸腹グラフィティ」が来る感じかな…
今期は最後までしっかり見たのは、
今回書いた新規アニメの5本に前期から放送の「SHIROBAKO」に再放送の「ラブライブ」に、
前回感想書いた「四月は君の嘘」の8作品で、
今期から始まった作品に限ると毎週ちゃんと見たのは5作品と
前期に比べて少なめでしたが、
「ユリ熊嵐」筆頭に記憶に残る「良い」&「個性がある」作品多かったかなと。
あと「四月は君の嘘」に「ユリ熊嵐」に「幸腹グラフィティ」などなど、
今期は「死んでも想いは生き続ける」って作品多かったですね。
この辺はちょっと興味深い。
来期はもう少し見る作品増えそうな印象ですが果たして…
最終回の感想&最後まで見た感想。
◆ユリ熊嵐
最後まで目が離せない展開で、
特に最終回は怒涛の展開&驚きの連続で、
複線の回収の仕方は実に見事でしたし、
クマリア様が純花の姿で、
紅羽がクマリア様にお願いをして、
「ヒト→熊」になるシーンは唸った…
でもそんな愛の奇跡を目の当たりにして、
周囲は動揺しつつも一斉に撃つのがまた…
初めタイトル見て「どんな作品だこれ!w」って思ったけど、
最終回まで見たら見紛う事ないくらい完璧に「ユリ熊嵐」って作品だったな!GJ!!
素直に見ればこの作品は何回も台詞で出てきたように、
「私は好きを諦めない」って作品であり、
「愛こそが全てでありその他には何の意味も無い」、
「愛は奇跡で愛が世界を救う」と言えるような感じで、
愛の強さと尊さを見せた一方、
るるや亜依撃子(また意味深な名前だよねーw)など、
何人かに影響は与えたものの、
学園内のシステムは変わらなかったように、
愛が社会の仕組み「熊=悪」を変えるまでには至ってないのも見せてます。
つまり愛の強さと尊さと共に愛の弱さや儚さと虚しさも見せてます。
この辺の匙加減がもう…絶妙!
そしてこの作品はLGBTにいじめに一方の価値観の正義の押し付けなどなど、
現代の社会問題のメタファーも強く感じます。
最近は緩和されてきましたが、
LGBTへの偏見と風当たりは未だに強く、
劇中でも熊同士と人同士という「同族同士」ですら、
仲良く出来ずに分かりあえなかったように、
空気が読めないからとハブられていじめられ、
考え方が少数派だからと貶されて攻撃され、
信じている宗教が違うというだけで、
同族の人間同士で憎しみあって殺しあう現代において、
種族が違う熊と人間が分かり合って愛し合うというのは、
それこそ「奇跡」でしかない訳ですし、
愛で社会のシステムは簡単に変わりませんし、
根本的に問題は解決しません。
でも「千里の道も一歩から」じゃないけど、
そんな小さな積み重ねがいずれ大きな動きになりシステムを変えるかもな訳で、
二人は死んだとしても想いは生き続けていると見せているのが、
この作品の良い所であり、
幾原監督の伝えたかった事の一つなんでしょうけどね。
…閑話休題
声優さんの芝居的には、
百合園蜜子役のあおちゃんこと悠木碧ちゃんの芝居が最高だったー!
あおちゃんのこういう特殊というか怪しい感じの芝居大好き!
アイドル/音楽活動始めると途端に芝居がつまらなく人多いですが、
あおちゃんの芝居は進化してるぜー!
◆神様はじめました◎
何ていう素敵な最終回…
見てて胸キュン涙ポロポロ心じんわりポカポカした!w
奈々生ちゃん良い子や…
見返りとか求めないし自分より相手の心配するもんな…
あんなクソな父親で母親は死んでいたりと、
酷い生い立ちなのにこんな素敵で立派な娘に育って、
幸せを願わずには居られないぜw
アドリブで言ったであろう「夕陽でかいな」吹いたwww
羊小さくなり過ぎwwww
母親の写真見た時のシーンはじーんときた…
奈々生と巴衛の距離感良いわ~
毎回、構成と見せ方が実に上手く、
重い内容多めだったものの、
重くなり過ぎないように適度に巧くギャグ入れたりしてましたし、
テンポ感も素晴らしく見てて最後までダレませんし、
ストーリーも実に深く、
作品通じて喜怒哀楽を感じつつも、
最後には心が暖かくなるような話が多くて良かったし、
三石琴乃さんに神谷明さんに天野由梨さんなどなど、
ベテラン声優の起用の仕方も絶妙で、
話に深みと説得力が増してましたし、
1期の頃に比べて芝居に深みと巧さが増した、
奈々生役のみもりんこと三森すずこさんの芝居も実に魅力的で素晴らしかったし、
作画も演出も音楽も作品の雰囲気に見事なまで合ってて素晴らしかったように、
全てが絶妙なまでに噛み合っていて、
最後まで素直に良い作品だったー!
こういう作品やらせたら、
大地丙太郎監督は本当に上手いわ~!天才!GJ!!
悪羅王の話は消化不良だったとはいえ、
それは第三期に期待という事で。
◆幸腹グラフィティ
最後まで安定して良かったー!
最終回のEDヤバイww
「メシ」作監までいたように、
食べ物&食事シーンの拘り方半端無かったし、
随所で見られたシャフトらしい、
センス溢れる演出や構図は良いフックになってたし、
原作の良さをしっかり残しつつ巧く掘り下げて
「人、料理、愛」というテーマを軸に見事なまでに巧く「料理」した、
岡田麿里さんの脚本が実に見事で、
シャフトのモダンなセンスと良い化学反応が起こってましたし、
適度にギャグ要素やお色気要素を入れつつ、
お婆ちゃんを効果的に使い、
ただのお馬鹿な料理アニメにせずに、
人情ドラマ的な要素も入れて話に深み持たしてたもんな!
特に受験シーズン終わった時期に、
あえてやったであろう11話のBパートは、
以前(4話)にリョウがお婆ちゃんから受け継いだ、
相手を想って愛情込めて料理を作るという行為が、
きりんにも伝わっていて、
きりんがリョウの為に料理を作る話(7.8話)がありましたが、
11話のBパートは霧子さんが椎名に想い込めて料理作っていたのに気づかず、
椎名は料理のおかげじゃなくて、
自分が頑張ったから受験に成功したと眩い正論言ったものの、
リョウときりんに指摘されてから振り返ってみて気付いて、
考えを改めて素直に自分の非を認めて、
露子さんにカツサンドの作り方教わって、
椎名がリョウたちに想いを込めてカツサンド作るという、
今までの集大成的な話で実に素晴らしかった!
またその回の二人のためにカツサンド作るシーンと、
頑張れオーラを込める椎名さんの姿が実に良いんだよね-!w
その椎名役のみかこしの芝居も良い味出してたー!GJ!
そして芝居と言えばメイン二人ですよー!
食事シーンの圧倒的な表現力が特に光っていたリョウ役の佐藤利奈さんの、
丁寧で落ち着いた雰囲気でありながら巧さが光る素敵な芝居と、
大亀あすかちゃんのきりんの天真爛漫さを見事なまでに魅力的に表現した芝居は実に素晴らしく、
二人を原作以上に魅力的にしてました。GJ!!
歌(BGM)も素晴らしく、
日常シーンの作画が少し不安定だったりしましたが、
それが気にならないくらい魅力がある良作でした。
二期期待してる。
◆探偵歌劇 ミルキィホームズ TD
◆デュラララ!!×2 承
ぶっちゃけ格段素敵な最終回ではなかったけど、
納得は出来るこの作品らしい最終回で満足はしましたし、
最後まで安定していて良かったー!
他作品に比べて感想が簡単でなんか申し訳ないですが、
個人的には両作品とも普通に素敵に面白かったです。
◆SHIROBAKO
アニメ業界を多角的に見せて、
製作側の本音や業界の裏側が垣間見れたのは良かったですし、
理想と現実の厳しさを教えたり、
夢を持つ事の大切さや純粋さも表現していたのも良かった思いますが、
いかんせんかなりカリカチュアしてましたし、
男性キャラには変なリアリティー持たしてたのに対し、
女性キャラはリアリティーがあまり無かったですし、
多く入れられていた人形やぬいぐるみと会話するシーンや妄想シーンに、
シリアスシーンの前後に変な遊び要素やギャグシーン入れたりした事で、
(最終回で言うとパトカー引き連れてスピード違反して走る無駄に凝った走行シーン、
23話で言うと原作者に会う前のバトルシーンとかです)
シリアスシーンの深みや説得力が薄れた事が多々あったように、
個人的にはとにかくバランスの悪さが気になったんですよね…
内輪向けのネタやただの愚痴も多かったし、
終いには「他の仕事は楽=アニメの仕事は大変」とか冗談半分とはいえ言ってるし、
見てて良い部分も多くあったのは事実ですが、
見てると冷める部分も多く、
ちょっとアニメ製作という物を偉く&凄く描き過ぎな気が…w
そして製作側が描きたい&表現したい物に追いついてない事や、
説得力に欠ける部分も多くあった事かなと。
力入れてる良い部分もあったのは事実ですが、
所謂「紙芝居」も多く見られたし、
テンプレ的で工夫が無くてつまらない作画や構図も多かったし、
主人公キャラ的な立ち位置の5人が、
中盤過ぎるまで宮森以外はキャラとして薄く
その薄くて魅力が少ないキャラを、
魅力的な芝居が出来ない新人声優が演じる事で、
更に魅力が薄れてしまってるという…
新人役を新人がやるというのは、
リアリティーがあると言えばあるんでしょうが、
逆に上手い声優さんが演じてくれた方が「プロ」らしくて良かった気もしますし、
他の声優さんが巧い人ばかりだったのもあり余計にそう聞こえた&見えた。
ぶっちゃけ最終話の声優役の人の芝居は現実だと炎上するレベルかとw
ということで興味深い作品だったのは間違いないですが、
悪い&勿体無い部分も多くあった印象なんで、
良いとか悪いという風に評価がしにくい感じですw
例えるなら味は良いけどサービスは悪い店みたいな感じかなwww
◆ラブライブ!(第1期再放送)
第1話の最後の妄想ミュージカル演出は、
何回見ても「ないわーww」って思うし(特に道路のシーンww)、
最終回の無理矢理で強引な展開もやっぱり正直微妙だと思います。
あれだけ悩んで出した決断で自分の夢なのに、
いくら穂乃果と親友で本心は残りたかったとはいえ、
最後の最後でのドタキャンという決断して学校行ってライブするとか、
周囲の迷惑レベル考えたら半端無いので、
いつもみたいにライブシーンで素直に感動は出来ないw
でもだからと言ってラブライブが悪い作品かと言えばそうではなく、
その二つの不満を差し引いても余りあるくらいの、
魅力に溢れる素晴らしい良い作品なんですよねー!
萌の皮を被った燃えアニメ的な王道の部活スポ根物な感じの、
可愛い「萌える」要素がありつつも「燃える」ような熱い展開豊富で、
夢や友達や仲間の大切さや、
仲間と一緒に何かに一生懸命になる事の素晴らしさを教えてくれる作品で、
文にすると「ベタ」と言ってもいくらい王道かもですが、
穂乃果の一生懸命で無我夢中で真っ直ぐな想いに、
みんなが惹かれて共感して仲間になり、
いろんな苦難と戦いながら、
共に目標に向かって頑張る姿は、
素直に胸を打つ&気持ちが昂ぶる物ありますし、
基本的には作画や構成も演出もしっかりしてましたし、
シリアスとギャグの緩急の効かせ方も絶妙で、
何より見せる所はしっかり見せるという事が完璧に出来てるんだよねー!
仲間になるシーンやライブシーンの感動度や充実感が実に素晴らしい!
キャラはみんな個性的で魅力的で最高で、
顔出しでライブ活動していく事も考えてキャスティングされたという事で、
序盤は気になった声優さんの芝居も、
回を追うごとに気にならなくなっていき、
今ではこの声優さん以外じゃ考えられないくらい嵌ってて最高と思えますし、
細かい理屈抜きに惹かれる熱量と魅力がある作品で、
自分は通して見るの3回目なのに毎回面白く見れて時に感動出来たように、
現在ここまでの人気になる理由が、
やっぱりこの作品にはあったんだなと再確認出来ました。
ラブライブ最高!
ちなみに最終回はあそこまで直前ではなく、
せめて当日の朝くらいに説得しても良かった気がするし、
ことりに自分の為に準備をした周りや先方を、
気遣う優しさを見せるだけで印象違うと思うんだよね…
個人的には出発当日の朝に穂乃果がことりの家に押し掛けて説得するも、
ことりが「でももう先方さんに話が…」と泣いて困ってる時に、
「あなたならそう言うと思ったわ」とか言って、
ことりママと海未ちゃんが登場して、
実に全部見抜いてて裏で手回していたとかいう展開の方がまだ良かったかなwwww
総括
感想書いた作品は全て最後まで楽しく見れましたが、
「四月は君の嘘」と「ユリ熊嵐」の後半の展開はあまりに濃密で、
続きが気になって仕方ない感じだったのに加え、
最後も納得で充実の最後で文句無しだったので、
あえて言うなら「四月は君の嘘」と「ユリ熊嵐」が頭一つ抜け出てて、
次に「神様はじめまして◎」と「幸腹グラフィティ」が来る感じかな…
今期は最後までしっかり見たのは、
今回書いた新規アニメの5本に前期から放送の「SHIROBAKO」に再放送の「ラブライブ」に、
前回感想書いた「四月は君の嘘」の8作品で、
今期から始まった作品に限ると毎週ちゃんと見たのは5作品と
前期に比べて少なめでしたが、
「ユリ熊嵐」筆頭に記憶に残る「良い」&「個性がある」作品多かったかなと。
あと「四月は君の嘘」に「ユリ熊嵐」に「幸腹グラフィティ」などなど、
今期は「死んでも想いは生き続ける」って作品多かったですね。
この辺はちょっと興味深い。
来期はもう少し見る作品増えそうな印象ですが果たして…