ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

コアでマニアックな洋楽に坂道シリーズにアニメと声優が好きな
マイノリティによるブログタイトル通りのカオスなブログですw

エレクトロニック/テクノメモ5(2023)

2023-10-22 15:01:20 | 洋楽メモ
エレクトロニック/テクノメモ5(2023)

最初の「Pangaea」以外はアート的で難解です。



◆Pangaea


UKガラージ/テックハウス
Pangaea名義でプロューサーとDJとして活動するKevin McAuleyによる新作。
UKダンスシーンの流行やフロア向け要素も多くありながら、
ディープでコアな要素も多くあって、
開放的でありながら閉鎖的でもあってルームディスコ感もあるように、
中々に絶妙なラインを付いてる!
クールでユーモアがあってディープで瀟洒でよき!




◆Lee Gamble - She's Not


エクスペリメント/ポストダブ/アンビエント/エレクトロニック
AIによって生成された音声では無くて、
電子音を組み合わせて人の声に似せた合成音声「デジタルボイス」が使われている作品で、
以前に実際にはトランプが喋っていない事をAIを使って素材を収集して合成して、
あたかも本人が喋っているような悪質なフェイク動画が出回って問題になったように、
今はAIを使って本人が喋っていない事を喋ったように見せる事が出来る時代であり、
将来的には「歌」もAIを使って歌わせても違和感が無い時代が来ると思われます。
この曲の中で自分が歌っていないのに自分が歌っているように思われた人の亡霊の声のように、
何回も物悲しい感じで「She's not... me(彼女は私じゃない)」と繰り返されるように、
これからそういう時代が来る事への問題提起をしつつ、
同時に過去へのノスタルジー的なものも感じる事が出来るように、
シンプルにアート的でエモくて興味深い事をしているなと。
ただ個人的には音楽的には若干物足りなさ感じるというか、
着眼点や技術的な部分ほどの魅力は無いかなと思ったり思わなかったり…



◆Call Super


エクスペリメント/IDM/ミニマル
クラリネット奏者の父親とのコラボレーションを継続し、
「エレクトロニックハープ」という自ら考案した楽器も使って作られた作品で、
実験的で難解でいながら自由で壮大で温かみもあって不思議な美しさがあるように
圧倒的な個性と独特の魅力がある!
正確無比のミニマルな電子音とインプロジャズ的な緊張感と、
電子音の冷たい感じとジャズが持つムーディーな感じと、
細密のようで自由さもあるバランス感なんかが実に不思議面白いし、
結果的に摩訶不思議で変な感じの先鋭的で素敵な音楽に仕上がっていてよいよい。



◆Loraine James - Gentle Confrontation


エレクトロニック/エクスペリメンタル/アンビエント/ジャングル/R&B/ヒップホップ
音自体は無機質で冷たいけど不思議なエモさがある内省的な作品で、
今作も先鋭的で刺激的でアート的とはいえ今までより分かり易くて聞き易く、
良くも悪くも落ち着いてしまった感は無きにしも非ずですし、
まだ焦点が絞りきれてない&細部まで集中して作られていない感も散見されますが
この洗練されていない感じが情緒不安定的な雰囲気に繋がっているようにも思える様に、
作品のテーマには合っているので、
ある意味では長所とも言えますし、
別名義のプロジェクト「Whatever The Weather」で感じたような要素も入っていて、
相変わらずのジャンルに縛られない感じやセンスは素晴らしいですし、
個人的には確かな進化&深化を感じる作品だと思う。



◆COUCOU CHLOE - JUICY (feat. Shygirl)

テクノ/ヒップホップ/トラップ
フランス人。
クラブ音楽と抽象化されたトラップを、
印象的なアウトサイダーポップへと捩じ曲げたかのような、
アート的でファッション的な仕上がりで、
先鋭的なブランドのファッションショーのBGMで掛かってそう感ぱない。



◆Mary Lattimore - Arrivederci (ft. Lol Tolhurst) [Official Video]

ハーブ/アンビエント/エクスペリメント
アメリカのハープ奏者兼作曲家が贈る、
「人生の儚い瞬間のほろ苦い美しさへの言葉なき賛歌」な作品。
日々の素敵だった一瞬を切り取ったかのような瑞々しさと
幽玄で儚くて気高い美しさがあってエモーショナルで、
正に「人生の儚い瞬間のほろ苦い美しさ」を表現しているようで素晴らしい!
ちょっとメランコリックさもあるので、
聞くタイミングによっては悪い方に入りそうではあるけど、
寝る時に聞いたら気持ち良く眠れそう…というか、
「Julianna Barwick」に次いで天に召されそうw

Julianna Barwick - Nebula (Official Video)

なお↑は教会音楽要素があるので、
欧米では「聞いていると近くに神を感じる」とか言われてます。

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