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Shinichi Atobe -Discipline (アルバムレビュー/感想)

2025-02-12 18:41:10 | 音楽レビュー/感想 2024
音楽レビュー/感想 2024


南国的な雰囲気があるけど純粋な南国ではない的な感じと
雨の後に霧が掛かった幻想的な光景や
南国が持つ裏の部分や夜の街を髣髴とさせる雰囲気もある、
都会的に洗練されているけど神秘的で瀟洒で内省的な
ダブテクノ/ミニマルハウス/ディープハウス作品。



◆Shinichi Atobe - Discipline
国産ダブテクノのパイオニア「跡部進一」さんの7作目なんですが、
洗練されていて神秘的で内省的でディープで実に素晴らしい!

ダブテクノという枠からはみ出さずに作品毎に違った魅力がある作品を
コンスタントに届けてくれている印象ありますが、
今作は南国的なトロピカルな印象を受けるくらい
ユーフォリックで「陽」の雰囲気があると同時に、
雨の後に霧が掛かった幻想的な光景や神秘性、
南国が持つ裏の部分や都会や人が持つ「陰」なんかを
髣髴とさせる雰囲気もあるように、
神秘的で内省的な印象を受けますね。

今作も見ての通りジャケがセンスあるというか
切り取り方や選択が絶妙なんですが、
ジャケの雰囲気が音楽にも如実に現れているように、
どこにでもありそうな場所だけど見た事は無いような不思議な感じ…
…聞いたことありそうで無いような不思議な感じがありますし、
音の切り取り方&選択がセンスに溢れており、
ミニマルの音の選択や加減、
高揚感もあるけどクールな感じもあるバランス感などなど
全体的に瀟洒且つクールに洗練されているのも実によいよい!

ディレイを使ってリズムの面白さを作り出すことばかりが
注目されている感があるダブテクノ界隈において、
こういうオシャレ感があって明るさもあるダブテクノは稀有ですし、
(というかほぼShinichi Atobeの独擅場かも…)
中盤なんかは「Monolake」や「Boards of Canada」辺りに通じるものや、
「Four Tet」辺りに通じるような感じがあったり、
エレクトロニカとチルウェイヴの中間みたいな感じがあったりしますが、
アルバム通して一貫性があるというか流れが良くて、
それこそアルバムタイトル通りの「規律」正しさも感じるという、
素敵で興味深くて濃い内容の
聞けば聞くほど深みに嵌る様な良さがある作品かと。良作!


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