絶賛盛り上がり中の「四月は君の嘘」見てて、
個人的に去年読んだ漫画で一番印象的だった、
「女の子が死ぬ話」を連想したので、
ちょっと二つの作品を絡めて感想/雑感書いてみようかと。
※「女の子が死ぬ話」という漫画のネタバレ含みますので自己責任で読んでね。
まず「女の子が死ぬ話」の内容に軽く触れると、
「女の子が死ぬ話」というタイトル通り、
この漫画はある一人の女の子が死ぬ話です。
勿論そこに到るまでに、
いろんな人物が出てきて、
いろんな事をして、
恋愛含めたいろんなストーリーが語られるとはいえ、
最終的にはこの漫画は女の子が死ぬ話であり、
「死」という物をいろんな視点や角度から見せてはいるものの、
それ以上でもそれ以下でもありません。
では「四月は君の嘘」はどうかと言うと、
今までの展開からいって、
かをりちゃんは死ぬと思われますので、
端的言えばこの作品も「女の子が死ぬ話」です。
でもこの作品の主人公は公生です。
いろんな人物が出てきて、
各々にストーリーがあって、
恋愛に人生などなどいろいろと語られてますが、
あくまでも公生を「軸」にして物語が繰り広げられてますので
物語の一つに「女の子が死ぬ話」があるんであって、
最大の出来事&物語にはなりそうとはいえ、
女の子が死ぬ話が「全て」ではありません。
という事で似てる要素はあるとはいえ、
当然の事といえ根本的に違う物語の作品です。
では何故自分がこの二つの作品に同じ匂いを感じたかと言うと、
死ぬ(一人は「であろう」ですが…)若い女の子二人が、
「死ぬ覚悟」をしてる事です。
二人とも自分が遅くないうちに死ぬ病気なのに、
身内以外にはそれを悟られないようにしてますし、
誰にも決して弱さを見せません。
本当は苦しいし泣きたいだろうに、
それを他人の前でしたからといって、
何の意味も無い事を嫌と言うほど知っており、
時に大事な人を傷つける恐れすらある事を理解してます。
死ぬ時まで綺麗な自分で居よう…自分を見せたいという、
強く壮絶なまでの意思…「覚悟」があります。
「死という物は恐れる物であるが同時に気高く美しい」
なんて言いますが、
まだ多くは無いとはいえ、
いろんな死と向き合った自分的には、
やはり死という物は酷く悲しいものであり、
時に耐えがたい苦痛すら味わいます。
それが身近な人なら尚更ですし、
死にたくないのに死ぬ運命の人…しかも若い人から見たら、
死という物は嫌悪と恐怖の対象でしかないでしょうから、
流石に「綺麗に言いすぎだろ」と思います。
きっとどんな「死」も決して綺麗な物では無いですから。
でも死を受け入れる「覚悟」をしてる人は、
周りから見たら確かに強く気高く美しく見え、
時に憧れや尊敬の念すら抱きます。
生きたいのに生きる事が出来ない恐怖に打ち勝ってるんですから。
それを死ぬまで貫き通した人は確かに周りから見たら、
悲しいだけじゃない一種の「感動」に似た「何か」があります。
人は本質的に悲しみを嫌う事もあり、
多くの人が物語にハッピーエンドを望みます。
もしくは泣ける自分に酔えるような感動的なエンドな物を。
「女の子が死ぬ話」には、
そんなみんなが望むような、
みんなが幸せになるような、
「ハッピーエンド」は無いですし、
「死」という物を多角的に、
時に残酷に無慈悲に描いてるように、
ただ「感動的で泣ける話」ではない「暗さと重さ」もあります。
でも「ハッピーエンド」を越えた「何か」を残してくれます。
「四月は君の嘘」はそこまでの暗さと重さは無いと思いますが、
少なくとも大半の人が思い描くような、
「ハッピーエンド」にはならないと思われますし、
きっと「ハッピーエンド」を越えた
「女の子が死ぬ話」とは違う「何か」を残してくれると思うんで個人的に期待してます。
…病気が奇跡的に治りましたみたいのはマジ勘弁なw
Mika - Happy Ending
This is the way you left me(あなたはこうして私を置いていった)
I'm not pretending(ごまかしたりしない)
No hope, no love, no glory,(希望もない、愛もない、栄光もない)
No happy ending(ハッピーエンドもない)
This is the way that we love,(これが私たちの愛の形)
Like its forever.(永遠に続くかのような)
Then live the rest of our life(これから残りの私達の人生を送ろう)
But not together(一緒には居られないけど)
PS
「女の子が死ぬ話」はお勧めとはいえ、
最終話は人によってはトラウマ持つレベルなんで、
後味悪いのを苦手な人は読まない方がいいかも…
あとカバー裏がまた切ないんだよね…
個人的に去年読んだ漫画で一番印象的だった、
「女の子が死ぬ話」を連想したので、
ちょっと二つの作品を絡めて感想/雑感書いてみようかと。
※「女の子が死ぬ話」という漫画のネタバレ含みますので自己責任で読んでね。
まず「女の子が死ぬ話」の内容に軽く触れると、
「女の子が死ぬ話」というタイトル通り、
この漫画はある一人の女の子が死ぬ話です。
勿論そこに到るまでに、
いろんな人物が出てきて、
いろんな事をして、
恋愛含めたいろんなストーリーが語られるとはいえ、
最終的にはこの漫画は女の子が死ぬ話であり、
「死」という物をいろんな視点や角度から見せてはいるものの、
それ以上でもそれ以下でもありません。
では「四月は君の嘘」はどうかと言うと、
今までの展開からいって、
かをりちゃんは死ぬと思われますので、
端的言えばこの作品も「女の子が死ぬ話」です。
でもこの作品の主人公は公生です。
いろんな人物が出てきて、
各々にストーリーがあって、
恋愛に人生などなどいろいろと語られてますが、
あくまでも公生を「軸」にして物語が繰り広げられてますので
物語の一つに「女の子が死ぬ話」があるんであって、
最大の出来事&物語にはなりそうとはいえ、
女の子が死ぬ話が「全て」ではありません。
という事で似てる要素はあるとはいえ、
当然の事といえ根本的に違う物語の作品です。
では何故自分がこの二つの作品に同じ匂いを感じたかと言うと、
死ぬ(一人は「であろう」ですが…)若い女の子二人が、
「死ぬ覚悟」をしてる事です。
二人とも自分が遅くないうちに死ぬ病気なのに、
身内以外にはそれを悟られないようにしてますし、
誰にも決して弱さを見せません。
本当は苦しいし泣きたいだろうに、
それを他人の前でしたからといって、
何の意味も無い事を嫌と言うほど知っており、
時に大事な人を傷つける恐れすらある事を理解してます。
死ぬ時まで綺麗な自分で居よう…自分を見せたいという、
強く壮絶なまでの意思…「覚悟」があります。
「死という物は恐れる物であるが同時に気高く美しい」
なんて言いますが、
まだ多くは無いとはいえ、
いろんな死と向き合った自分的には、
やはり死という物は酷く悲しいものであり、
時に耐えがたい苦痛すら味わいます。
それが身近な人なら尚更ですし、
死にたくないのに死ぬ運命の人…しかも若い人から見たら、
死という物は嫌悪と恐怖の対象でしかないでしょうから、
流石に「綺麗に言いすぎだろ」と思います。
きっとどんな「死」も決して綺麗な物では無いですから。
でも死を受け入れる「覚悟」をしてる人は、
周りから見たら確かに強く気高く美しく見え、
時に憧れや尊敬の念すら抱きます。
生きたいのに生きる事が出来ない恐怖に打ち勝ってるんですから。
それを死ぬまで貫き通した人は確かに周りから見たら、
悲しいだけじゃない一種の「感動」に似た「何か」があります。
人は本質的に悲しみを嫌う事もあり、
多くの人が物語にハッピーエンドを望みます。
もしくは泣ける自分に酔えるような感動的なエンドな物を。
「女の子が死ぬ話」には、
そんなみんなが望むような、
みんなが幸せになるような、
「ハッピーエンド」は無いですし、
「死」という物を多角的に、
時に残酷に無慈悲に描いてるように、
ただ「感動的で泣ける話」ではない「暗さと重さ」もあります。
でも「ハッピーエンド」を越えた「何か」を残してくれます。
「四月は君の嘘」はそこまでの暗さと重さは無いと思いますが、
少なくとも大半の人が思い描くような、
「ハッピーエンド」にはならないと思われますし、
きっと「ハッピーエンド」を越えた
「女の子が死ぬ話」とは違う「何か」を残してくれると思うんで個人的に期待してます。
…病気が奇跡的に治りましたみたいのはマジ勘弁なw
Mika - Happy Ending
This is the way you left me(あなたはこうして私を置いていった)
I'm not pretending(ごまかしたりしない)
No hope, no love, no glory,(希望もない、愛もない、栄光もない)
No happy ending(ハッピーエンドもない)
This is the way that we love,(これが私たちの愛の形)
Like its forever.(永遠に続くかのような)
Then live the rest of our life(これから残りの私達の人生を送ろう)
But not together(一緒には居られないけど)
PS
「女の子が死ぬ話」はお勧めとはいえ、
最終話は人によってはトラウマ持つレベルなんで、
後味悪いのを苦手な人は読まない方がいいかも…
あとカバー裏がまた切ないんだよね…