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A Perfect Circle - Eat The Elephant

2018-05-04 14:34:33 | 洋楽レビュー/感想 2018
洋楽レビュー/感想。

洗練されていて達観してるような感じすらある、
神秘的で難解で奥深くて美しくて、
奥底から真っ直ぐ確実に静かに燃えているような「青い炎」的な雰囲気もある、
ポストロック/オルタナ/アートロック作品。
約14年ぶりの新作になります。

◆A Perfect Circle - Eat The Elephant
ダークさやヘヴィロック色が薄れ、
ポストロック色が強くなっていますが、
「A Perfect Circle」っぽさは随所で感じられますし、
着実で確実な進化/深化を感じる作品で、
変拍子や転調なんかもあるように、
複雑で実験的な部分もありますが、
基本的に歌中心に曲が構成されていますし、
メロディーはシンプルでキャッチーなので、
聞きにくい感じは無く、
巧みなアレンジによって、
お洒落にも聞こえるくらいに、
全体的に洗練されてますし、
奥底から真っ直ぐ確実に静かに燃えているような、
「青い炎」的な雰囲気もありますし、
達観してるような感じすらあり、
神秘的で難解で奥深くて実に美しい…

歌詞はアルバムタイトルからも連想出来るように、
今までと違って政治的に取れる様な物もありますし、
(※Elephant(象)は共和党のシンボルです)
相変わらず知的で意味深で難解でアート的。
英語圏の人に歌詞の意味聞いても、
「よく分からん」って言うくらいにw
あとアレンジや曲の構成や音響面が実に凝っていて、
空間の使い方や音の立体感なんかは素晴らしいし、
音の足し引きのバランス感や、
「静と動」のコントラストの付け方やフックの付け方なんかは特に秀逸で、
聞いてて唸るような&ハッとする展開が多く、
Maynard James Keenanの歌をじっくりというか、
「印象的に聞かせる」部分が多いですし、
演奏面は効果的に使われているピアノも印象的ですが、
特にドラムが良い仕事をしており、
曲に良い彩りというかエッセンスを加えてますね。
随所でセンスがギラリと光ってる。

前作から14年ぶりの完全新作ながら、
他のバンドで似たような作品は無かったですし、
これだけのクオリティと個性を両立させるとは、
「A Perfect Circle」…というか「Maynard James Keenan」は、
やっぱり凄いな…正に奇才!
個人的にはここ数年発売された作品の中では、
間違いなく特別な作品であり良作です。
個人的ハイライトは曲も歌詞も構成も最高な「Talk talk」かな…


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