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Plebeian Grandstand - Lowgazers

2014-06-07 08:38:57 | 洋楽レビュー/感想 2014
洋楽レビュー/感想。
昔のConvergeにブラックメタル成分加えたような感じの、
激烈で強度があって暗鬱で邪悪で混沌としていて、
絶望的な暗黒美と深みに溢れている
カオティックハードコア/ブラックメタル作品。


◆Plebeian Grandstand - Lowgazers
昔のConvergeにブラックメタル成分加えたような感じの、
激烈で強度があって暗鬱で邪悪で混沌としていて、
聞いてると暗黒に染まっていくかのように
へヴィでダークで邪悪で凶悪でカオスで激烈な音像。
ここ最近のDeathspell Omegaのような
邪悪で不穏なブラックメタルをベースにしつつ、
昔のConvergeのようなテンションや凶暴さや勢いや混沌さもあるので、
闇で蠢いてるような感じというより、
ひたすらに内に内に潜って淫靡に暴れ狂ってる感じですし
テンションが高くて凶悪で凶暴なイメージに加え、
底なし感溢れる圧倒的な深みや混沌さや奥行きがあるんですよね…

憎悪に満ちた声で全身全霊で絶叫するボーカルは、
昔のConvergeのJacobに迫る物があり、
この手のバンドによくある感じとはいえ、
状況によって歪ませ加減を調整したり、
不協和音やアーム使ったり不気味なアルペジオ奏でるギターに、
シンバルの使い方に特にセンスが光る、
変拍子を交えながら手数多めで、
緩急付けてバランス取りながら叩きまくるドラムと、
演奏面は実に素晴らしく、
変拍子交えてリズム変えたり、
ブラスト炸裂させながらファストに激烈になったり
地べたを這いずってるかのようにスローでへヴィになったりと、
音数のさじ加減と空間の生かし方の巧さが光る、
奥行きとフックと緩急に溢れている、
混沌としていながら構築美がある曲構成は実に見事で、
ダークなインストを途中で挟んでから、
よりカオティックな後半に雪崩れ込むという曲順も素晴らしい。

「Lowgazers」という最近のブラックメタル×シューゲイザーのブームを、
皮肉ってる&自分たちの音楽を表現したようなアルバムタイトルも秀逸ですし、
この手のバンドは多くありますが、
最後まで緩むことない聞き疲れするような高いテンションで、
只管に邪悪さを撒き散らしながら暴れ狂ってるような、
濃厚で濃密でいて最後まで飽きずに聞ける構築美と統一性がある、
カオティックハードコアとブラックメタルの融合が巧く成立してるバンドは意外と稀だと思う。
Convergeの「Jane Doe」やCelesteやIndeianが好きで、
Gorgutsの「Colored Sands」や最近のDeathspell Omegaが好きな人は聞かなきゃ損。


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