洋楽レビュー/感想。
いろんな天気に徐々に移り変わっていくかのような雰囲気があり、
同時に風雨や太陽にさらされて色褪せたり朽ちたりしているのに、
そこにあろうとする自然の幽玄さや力強さを感じて畏怖の念を抱くみたいな、
荘厳で深遠なゴシック/プログレ寄りのポストロック作品。
◆Anathema - Weather Systems
雨が止んだあとに見える日差しや、
嵐の日や嵐が過ぎ去った日など、
アルバムタイトル通り、
いろんな天気や天候を髣髴とさせ、
同時にその天気…風雨や雪や太陽に曝されて色褪せたり朽ちていくのに、
それでもそこに別の新しい息吹が芽生えて、
いろんな生命の営みが繰り返されていき、
そこにあろうとする自然の幽玄さや力強さを感じますし、
人は天気や自然に対していかに無力でちっぽけかというのも感じて、
改めて自然の力への畏怖の念を抱くぐらいな雰囲気のある作品で、
暖かくも悲しくて切なく、
儚いけどやさしくて寂しくもあるけど、
神秘的で力強くもあり、
シリアスでありながらドリーミーでもあり、
あまりに深遠でいて、あまりに美しい…
イギリスのバンドですし、
根っこにあるのはゴシックやプログレなんで、
暗い部分や湿っぽさもありますが、
多くの派手なシンフォメタル連中とは違う
荘厳な感じのクラシック音楽要素や宗教(教会)や民族的な要素に、
天国の音楽的な幸福感みたいな物もあるので、
決して暗いだけの音楽ではありませんし、
軽い多幸感さえある気がします。
前作同様に突き抜けた感があり、
一面雲にずっと覆われてる感じじゃなく、時折太陽(日差し)が見える感じですし、
以前よく比較されていたPink Floydとは違うサイケ感を完全に確立させていて、
独特の高揚感と浮遊感もありますし、
演奏やアレンジは基本的にはシンプルとは言え、
嵐や風の音を入れたりもしてますし、電子音具合も絶妙ですし、
ピアノとアコギ主体の丁寧で無駄の無い演奏や、
ストリングスの使い方の洗練のされ方に、
音の強弱や量のコントラストの付け方に、
メロディーやコーラスの雰囲気の素晴らしさは筆舌に尽くし難く、
コンセプトアルバムとしての完成度も高いし、
前作より難解になったかもですが、
充実の進化/深化を遂げた素晴らしいアルバムだと思う。
いろんな天気に徐々に移り変わっていくかのような雰囲気があり、
同時に風雨や太陽にさらされて色褪せたり朽ちたりしているのに、
そこにあろうとする自然の幽玄さや力強さを感じて畏怖の念を抱くみたいな、
荘厳で深遠なゴシック/プログレ寄りのポストロック作品。
◆Anathema - Weather Systems
雨が止んだあとに見える日差しや、
嵐の日や嵐が過ぎ去った日など、
アルバムタイトル通り、
いろんな天気や天候を髣髴とさせ、
同時にその天気…風雨や雪や太陽に曝されて色褪せたり朽ちていくのに、
それでもそこに別の新しい息吹が芽生えて、
いろんな生命の営みが繰り返されていき、
そこにあろうとする自然の幽玄さや力強さを感じますし、
人は天気や自然に対していかに無力でちっぽけかというのも感じて、
改めて自然の力への畏怖の念を抱くぐらいな雰囲気のある作品で、
暖かくも悲しくて切なく、
儚いけどやさしくて寂しくもあるけど、
神秘的で力強くもあり、
シリアスでありながらドリーミーでもあり、
あまりに深遠でいて、あまりに美しい…
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イギリスのバンドですし、
根っこにあるのはゴシックやプログレなんで、
暗い部分や湿っぽさもありますが、
多くの派手なシンフォメタル連中とは違う
荘厳な感じのクラシック音楽要素や宗教(教会)や民族的な要素に、
天国の音楽的な幸福感みたいな物もあるので、
決して暗いだけの音楽ではありませんし、
軽い多幸感さえある気がします。
前作同様に突き抜けた感があり、
一面雲にずっと覆われてる感じじゃなく、時折太陽(日差し)が見える感じですし、
以前よく比較されていたPink Floydとは違うサイケ感を完全に確立させていて、
独特の高揚感と浮遊感もありますし、
演奏やアレンジは基本的にはシンプルとは言え、
嵐や風の音を入れたりもしてますし、電子音具合も絶妙ですし、
ピアノとアコギ主体の丁寧で無駄の無い演奏や、
ストリングスの使い方の洗練のされ方に、
音の強弱や量のコントラストの付け方に、
メロディーやコーラスの雰囲気の素晴らしさは筆舌に尽くし難く、
コンセプトアルバムとしての完成度も高いし、
前作より難解になったかもですが、
充実の進化/深化を遂げた素晴らしいアルバムだと思う。