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Animals as Leaders - Weightless

2011-11-12 18:43:32 | 洋楽レビュー/感想 2011
洋楽レビュー/感想。
テクニカルでいて知的でハイセンスな微分積分のようなプログレインスト作品。


◆Animals as Leaders - Weightless
前作同様にPlanet XやDream TheaterやCynicを髣髴とさせるようなプログレメタルに
ジャズやフュージョン成分を巧みにセンスよく組み合わせた、
テクニカルで複雑な微分積分のようなインストなんですが、
若干メタル色が薄れて、
フュージョン要素やアンビエント要素が増え、
もうすぐ新作(EP)が出るCynicっぽさや、
ミニマルなフレーズも多くなってますので、
前作より難解になってる気がしますし、
前作以上のインパクトは無いですが、
プログラミングがより洗練され、
ちょっと目立ち過ぎ(喧しい)感あったドラムも洗練されて、
テクニカルでいてセンス良くなった感あるように
全体的にさらに強靭でいて繊細になっていて、
曲のバリエーションも増えて実験的な部分も多く、
進化/深化していて(しようとしていて)実に素晴らしい!

複雑でテクニカルなのは数あれど、
個性が伴ってるのは少ない訳ですが、
このバンドはその個性が圧倒的にあるバンドで、
相変わらず構成や演奏の緩急の付け方が上手く、
テクニックのゴリ押しみたいにはなってないですし、
メロディアスに聞かせるパートも多く、
知的でスタイリッシュにさえ聞こえる、
フレーズの練り込み方や曲展開も素晴らしく、
Tosin Abasiの演奏力やフレーズの構成力は、
個性的でテクニカルでハイセンスで洗練されており、
Tony Macalpine以来(以上)の才気を感じる黒人HR/HM系のギタリストだと思うし、
今のHR/HM界は勿論の事、音楽業界全体見回しても、
ここまで個性と才気溢れるギタリストは少ないかと。

演奏がテクニカルで複雑で変拍子も多くて難解ですので、
明らかに耳で聞くより頭で理解しながら聞くような部類の音楽ですし、
何か楽器を弾いてる人(特にギター)向けとはいえ、
聞き手を突き放すようなテクニカルさではないですし、
ギターがテクニックは勿論センスに溢れていて実に素晴らしいので、
この手の音楽を敬遠していた人も気に入る可能性がある、
所謂Djentというジャンルの一歩先を進んだ作品だと思う。

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