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Korn - Penance To Sorrow (日本語訳付き曲解説)

2022-05-09 19:01:46 | 日本語訳付きの曲解説
好きな洋楽の日本語訳(和訳)付き曲解説。

※他の日本語訳(和訳)付き曲解説記事はこちら。


今回紹介するのは、
過去は壊す事も直す事も出来ないし
永遠に過去から自由にはなれないけど、
過去を容認して受け入れて向き合って進んでいく事で、
いつかそういう苦しみが破壊されるという歌詞の、
ダークでヘヴィでドラマティックでエモい、
「Korn」の「Penance To Sorrow」という曲です


◆Korn - Penance To Sorrow (Official Audio)

Outside I'm looking for an answer
(心の外に答えを探し求めている)
'Cause inside is gone
(心の中は消失してしまったから)
Each step the ground beneath me starts to break
(歩く度に俺の足元が壊れ始める)
I can't hold on
(もう耐えられそうにない)

Hey you
(おい,お前)
Been hurting for a lifetime
(一生分の傷を負ったんだ)
Hey you
(おい,お前)
What for
(一体何の為に)

I can't break it
(壊す事は出来ない)
Hurt is sacred all along
(傷はずっと神聖な物)
The sting of depression follows
(鬱病のような刺すような痛みが続く)
I can't fix it
(直す事は出来ない)
Pieces don't fit, they're too worn
(欠片は合わない,摩耗し過ぎている)
Destroyed by a penance to sorrow
(悲しみへの苦行によって破壊される)

Look out the feeling's rushing back again
(見てくれよ何度も急に来るこの感覚を)
Too much, too numb
(あまりに多く,あまりに麻痺してる)
It's ripped the seam, I stitch it up again
(縫い目が破れても.何度も縫い合わせる)
Somehow it stays on
(どうにかそれで治まるんだ)

Hey you
(おい,お前)
Been hurting for a lifetime
(一生分の傷を負ったんだ)
Hey you
(おい,お前)
What for
(一体何の為に)

I can't break it
(壊す事は出来ない)
Hurt is sacred all along
(傷はずっと神聖な物)
The sting of depression follows
(鬱病のような刺すような痛みが続く)
I can't fix it
(直す事は出来ない)
Pieces don't fit, they're too worn
(欠片は合わない,摩耗し過ぎている)
Destroyed by a penance to sorrow
(悲しみへの苦行によって破壊される)

Staring back at me
(自分を振り返って見つめる)
I won't ever be free
(俺は永遠に自由になれない)
Go go go
(行くんだ,行くんだ,行くんだ)
Never be free
(自由にはなれない)
Go go go
(行け,行け,行け)
Never be free
(自由にはなれない)

I can't break it
(壊す事は出来ない)
I can't fix it
(直す事は出来ない)

I can't break it
(壊す事は出来ない)
Hurt is sacred all along
(傷はずっと神聖な物)
The sting of depression follows
(鬱病のような刺すような痛みが続く)
I can't fix it
(直す事は出来ない)
Pieces don't fit, they're too worn
(欠片は合わない,摩耗し過ぎている)
Destroyed by a penance to sorrow
(悲しみへの苦行によって破壊される)

Go go go
(行くんだ行くんだ,行くんだ)








過去は壊す事も直す事も出来ない。
永遠に過去から自由にはなれない。
でも過去があるから今がある。
過去の傷は誰も触れる事が出来ないように、
最初からずっと「神聖な物」でもあるんだ。
どんな辛い過去であっても、
「容認」して受け入れて痛みに耐えて生きて行くしかない。
それは「悲しみの苦行」のような物だけど、
いつの日かきっと「悲しみの苦行」によって全てが破壊される。
だから進むんだ。
行くんだ。




一見(一聴)すると、
ヘヴィでダークで物悲しくて切ない感じの暗い曲ですが、
後半に力強く「Go」と繰り返し歌ってるように、
実際はヘヴィでダークだけど、
「前向き」な曲なんだよねー!
緩急の効いた演奏やアレンジや構成とか実に見事ですし、
サビ前で恨み節を吐きながら、
達観したような気持ちをサビで述べつつ、
「過去」を容認して受け入れて、
心の闇に向き合いつつも進んでいく事であろう、
「悲しみの苦行」で全てが破壊されると信じて、
自虐的で諦めが入った気持ちに、
自ら反抗するように&自分を奮い立たせるかのように、
「Go」と繰り返す。
どこか痛々しい感じもあるかもですが、
ずっと音楽を通じてトラウマと向き合って来て、
自虐的に諦めていた感があった「Jonathan Davis」が、
遂に過去を「容認」&今までの自分を「肯定」して
苦しみながらでも前に進んでやるんだという、
「強い意志」や「強い決意」を感じるくらいになったのは感動的ですし、
今まで無かったような「前向き」さまで感じるので、
まあエモいよね…


人によっては「重い」とか「暗い」と感じるかもですが、
「Jonathan Davis」には普通の人が経験しないような辛い過去(※)があって、
(※幼少時に父親からの性的虐待.学生時代に酷い苛めなどを受けてます)
成功した事から来る「人間の闇」も存分も見て来てるだけに、
歌詞にリアリティがあって説得力があるので、
個人的には表面上だけ「頑張れ」とか「大丈夫」とか「何とかなる」と言ってるような、
説得力の欠片も無い中身の薄い「軽薄」な曲より、
余程心に響く物ありますし、
「Jonathan Davis」と似たような辛い経験、
トラウマが重い人ほど響く物があると思う。


あとかつて「Jonathan Davis」が言ってたように、
「俺はみんなにとって耳障りで聞きたがっていないものを表現したいんだ。
誰もが美しい事ばかり表現しようとしてるんじゃ悲し過ぎる」
という思いに賛同してるのもありますし、
「暗い=前向きではない」や、
「ダークでヘヴィ=暗くて不気味」みたいな考えは、
あまりに短絡的過ぎると思うんだよねー。
世界にはクソみたいなどうしようもない現実を生きてる人も多く居て、
救いようが無いクソみたいな人間も多く居る訳であり、
残念ながら多くの不幸の上に多くの幸せが成り立ってたりしますからね…
目を背けたくなるような現実を見ない方が、
人は「幸せ」かつ「楽」に生きれますが、
そういう現実を見ない振りをしたり、
「知る」という努力をしないようには決してなりたくない。
知ってるだけでは何もしてないのと同じみたいな意見もありますが、
知らなければ何もする事すら出来ないですし、
綺麗な物だけを綺麗としか思えないような、
弱くて哀れな人にはなりたくないw





PS
「Jonathan Davis」に興味を持った人…人が持ってる「暗部」に興味を持った人は、
Kornの「1stアルバム」を聞くのをお勧めします。
でもジャケからもう怖いというかヤバイように、
幼少時に父親から受けた性的虐待に付いて生々しく歌った曲(Daddy)とかあるように、
幸せな人やピュアな人ほど嫌悪して吐きたくなるような、
暗くて重くて救いの無い陰鬱な闇の世界が拡がってるので、
それなりの覚悟は必要ですけどね…
個人的にも「1stアルバム」を初めて聞いた時…特に「Daddy」を聞いた時の、
「心にぽっかり穴が開いた」ような何とも言えない衝撃&感覚は未だに忘れられない…
でもあれは「Jonathan Davis」に実際起こった事であり、
似たような経験をした人も多く居る訳なんだよね…
この作品が何百万枚も売れたアメリカの闇&人間の闇はマジヤバイ…
なお初期のKorn聞いて嫌悪感を抱く人は、
自分が幸せな環境に居るっていう明確な証拠になると思う。

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