↑ 2010/05/19 撮影
2011/06/20 撮影
[ ユキノシタ科ユキノシタ属の常緑多年草 ]
日本では、
もともと本州~九州の渓流沿いの岩場など
湿地に自生していたものですが、
いまは古い家の石垣や庭などによく見かけます。
草丈は、20~50cm。
葉は円く腎臓形で毛が密生しています。
花期は、5~6月。
伸びた花茎の上に小花を穂状に付けます。
花弁は5枚で、
上の3枚は扇状に並び
短く先がとがっていて、
淡紅色(または白色)の地に
紅黄の斑があります。
下の2枚は長く白色で、
垂れ下がっています。
人家の周辺でふつうに見られるのは、
やけど・虫さされ・中耳炎などに効く
民間薬として栽培されたからと言われます。
葉を天ぷらや塩漬けなどにします。
漢字で鴨足草 ( ゆきのした )・虎耳草( ゆき のした )
と表わすことがありますが、
花の姿によるものとも言われます。
名は、冬に雪の下で枯れずに緑色を保っているから
付いたとのことです。
庭のあちこちに以前から植わっていました。
午前中に日の差すところのものは
花をよく付けますが、
日陰のほうのものは
あまり花を付けない様です。
2011/03/05 撮影…今年の葉
2011/05/06 撮影
2011/06/10 撮影
< 2010 年 >
2010/05/19 撮影