↑ 2013/09/01 撮影 2013/09/01 撮影
[ サトイモ科ハンゲ属多年草 ]
日本では、
北海道~九州にかけて
山地の道端や畑地に自生します。
畑で繁殖し農家を困らせる雑草で、
古くに帰化した史前帰化植物と考えられています。
草丈は、20~40cm。
地下に小型の球茎があります。
葉は、根出葉のみで1~2枚、
卵状楕円~披針形の先端が尖る3小葉からなり、
長さ8~16cmの長い葉柄を持ち、
球芽を付けます。
花期は、5~8月。
花茎の頂に、紫を帯びた緑色の仏炎苞を付け、
中に肉穂花序を立てます。
基部が背面で仏炎苞と合着し、
先は細長い付属体になります。
その下部の片側に雌花を付け、
その上の全表面に1cmほどの雄花を付けます。
雄花は無柄の葯2個から、雌花は1個の子房のみからなり、
共に花被はありません。
根茎の外皮を除いて水洗いし乾燥したものを
生薬の半夏(はんげ)といい、
鎮吐作用があって、
悪阻(おそ)・急性胃炎・神経性嘔吐などに用いられます。
名の半夏は、七十二候の一つ「半夏生」に
半夏が生ずることから付いたそうです。
別名 : ハンゲ(半夏)
毎年浦島草の花が済み少し経ってから
見かけていましたが、
今年は遅く、今ごろになって
思わぬ所にひょつこりと顔を出し、
仏炎苞を付けています。 2013/09/01 撮影
2013/09/03 撮影
2013/09/06 撮影
2013/09/08 撮影
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2013/09/09 撮影
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2013/09/13 撮影
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2013/09/14 撮影
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