↑ 2016/04/16 撮影 〃
2016/04/18 撮影
[ キジカクシ科アマドコロ属の多年草 ]
旧分類ではユリ科でしたが、新分類によればキジカクシ科へと変更されています。
日本では、
北海道~九州にかけて
山野の疎林下に自生し、群生していることもあります。
草丈は、50~80cm。
根茎は肉質で太く、短い節になって横走ります。
茎はまるくて稜がなく、茎の上部は弓状に曲がり、2列になって互生します。
葉は、柄を持ち、披針形~挟披針形で長さ8~15㎝、幅1~2.5㎝、
裏面の脈上に粒状の突起があり、ざらつきます。
若葉は白いすじが入ることが多いです。
花期は、5~6月。
葉腋から花柄が垂れ下がり、
緑白色の筒状の花がふつう1~5個ずつ垂れ下がって付きます。
花は長さ2cmで、先端部は緑色が濃く、花の基部が短柄となります。
6個の花被片が先端部を残して筒状に合着し、先端のみ6裂します。
おしべは6本で花被の筒の中にあり、花糸は無毛です。
果実は液果で、径0.7~1㎝で黒紫色に熟します。
茎葉が枯れる10月ころに根を掘り、ひげ根を取り除き水洗いして、
天日で乾燥したものが、生薬の黄精(おうせい)で、
古くから民間薬として滋養強壮・リューマチ・痛風などに用いられてきました。
名は、姿や花の様子が鳥などを追い払う鳴子に似ていることと、
ユリの仲間なので付いたそうです。
白色に先が緑の花をいつの間にか付けます。
目立たない清楚な花ですが、
何本か群れて咲くと存在感が出ます。 2016/04/02 撮影
2016/04/10 撮影
2016/04/12 撮影
2016/04/16 撮影
〃
2016/04/18 撮影
< 2015 年 > 2015/04/24 撮影