11月16日(金曜日)、ゆずの生産地・止々呂美(とどろみ)に、ゆずの収穫や剪定の体験・応援をするサポーターが集結しました。
止々呂美ゆず生産者協議会(会長 尾上喜治氏)の皆さんと一緒に、本日、集まったサポーターは、箕面市在住の年齢35歳から60歳までの男女あわせて9名!
「箕面の特産品ゆずは知っているが、いったいどこで生産されているの?見たことがなくいつも気になっていた!」「子どもの頃、農山村で育ち、もう一度農作業にふれたい!」「箕面活性化のため貢献したい!」と参加されたサポーターの想いはさまざま!
この時期、止々呂美のゆず農園は収穫期をむかえ、黄金(こがね)色に輝き、甘い香りを漂わせています。
箕面のゆずは、接ぎ木をせず、18年かけて大切に育てられる「実生(みしょう)ゆず」です。大粒で香りが良く、品質が高いと言われています。
ゆずを食べたことはあっても、ゆず農園で農家さんと一緒に収穫するのは初めての方ばかり・・・生産者協議会の尾上会長のお話に、サポーターの皆さんは熱心に耳を傾けられています。
中には、高さが8メートル程もある樹木もあります。農家さんが、木にはしごを掛けて登り、強剪定もしながら果実を枝ごと切って落とします。
「剪定は2月中旬から3月末が良いけど、私たちは収穫時に同時にしています」と尾上会長。
剪定は木の生長を促し、翌年、花や実をつけるための大切な作業なのです。
農家さんが切り落とした枝木から、ゆずをハサミで丁寧に採っていきます。ゆずの収穫は2度切りします。
じくの長いゆずを籠(かご)に入れると、他のゆずを傷めてしますからです。
「無理をしないで!自分のペースで!」と農家さんの声がとびます!
剪定はあわてず、ゆっくり・・・皮手袋をして、皆さん楽しみながら、慎重に作業されています。
収穫後の枝木の処分もお手伝いします。サポーターの皆さんがたくさん参加してくださったおかげで、農家さんもハッスル!10年ぶりに剪定できた高木もありました。
ゆずの木には、固く鋭いトゲもあります。サポーターからは「この作業、一人では無理!大変だよ」といった感想も聞こえます。
止々呂美のゆず農園は山に近い場所が多く、傾斜地での作業です。
農園でゆっくりした時間を過ごそうと参加されたサポーターさんからは「滑りやすく、指先に力をいれて上り下りと大変ですね」といった声が!
休憩タイムには、普段の生活からは想像もしない農業の苦労談を聞きながら、農家さんとの交流を深めました。尾上会長から「自家製ゆずティ」も振る舞われました。
サポーターさんの応援のおかげで、たくさん収穫できました。
収穫されたゆずは、ふるさと自然館加工室で1次加工された後、ジャムやマーマレードをはじめ色んな商品となって出回っていきます!
ゆずの産地では、農作業の大変さとともに、農家の高齢化による農園管理の難しさも課題です。体験を通じて、農業者やサポーター同士で交流を深めてもらい、産地の将来を一緒に考え実現していく仲間の輪(わ)が広がればと・・・想います。
きれいに散髪(剪定)し終えた農園では、太陽の光を受けたゆずがキラキラと光っていました。
<ゆず収穫・剪定のサポーター活動は、来月12日まで!参加希望のかたは箕面市農とみどり政策課(こちら)までお問い合わせください!