東日本大震災で被災し、津波で被害を受けた岩手県大槌町立大槌中学校を支援するため、箕面市立第一中学校(石井敬子校長、生徒数622人、箕面市新稲3-2-1)の生徒会が募金活動を行っています。
生徒会の役員生徒は集めた募金を直接大槌中学校に届け、大槌中学校生徒会との交流や町内の見学を行う予定です。
第一中学校生徒会は、震災直後の2011年3月16日から募金活動を行いました。
その募金は日本赤十字に託しましたが、生徒たちは「直接被災地を支援したい」と2012年は箕面市が職員を派遣している大槌町の中学生を支援することに決め、PTAや地域のみなさんに旅費などの支援を受け、集めた募金などを生徒会役員の生徒が直接大槌中学に届けました。
その時の訪問では、大槌中学校生徒会との交流のほか、仮設住宅の訪問や写真洗浄のボランティア活動を行いました。
<昨年、大槌町を訪れたときの様子>
そのときに大槌町を訪れた生徒会役員の生徒らは、「震災のことを忘れてはいけない。自分たちが知ったことを箕面のみんなに伝えたい」との思いで、学校やPTAなどで9回も大槌町訪問の報告活動を行ってきました。
<倉田市長に報告した時の様子>
継続した支援を行うと決めていた生徒会では、今年度5月に募金を校内で実施し、今回の街頭募金活動では役員6名が、地域に2000枚のチラシ・ポスターを配り、学校の校門前や市内スーパー前で募金の協力を呼びかけています。
生徒会では、今回と前回の募金と地域のかたから預かった義援金をあわせて、今年も大槌中学校に直接届ける予定にしています。
今回は、生徒6名、引率教員2名、地域の大人1名の計9名が2月1日(金曜日)から3日(日曜日)に大槌町を訪れ、募金を届けるほか大槌中学校の生徒会との交流や町内施設の見学、被災したかたからの聞き取りを行う予定にしています。
生徒会会長の中塚一誠(なかつかいっせい・2年生)さんは、「復興状況など現地で見て聞いて学んだことをみんなに伝えることで、震災を風化させないようにしたい」と話していました。
●募金活動
第一中学校校門前
1月18日(金曜日)から25日(金曜日) 午前8時10分から午前8時25分
スーパー前
1月20日(日曜日) 午前10時30分から午後0時30分
1月21日(月曜日)から22日(火曜日) 午後4時から午後5時
<大槌中学校のみんなに会えるのも楽しみだね。帰ってきたら、また大槌町の様子を教えてね。