9月2日(月曜日)、大阪土地家屋調査士会のみなさまから、図書「じめんのボタンのナゾ いちばんえらいボタンをさがせ」30冊を箕面市へ寄贈いただきました。
「じめんのボタンのナゾ いちばんえらいボタンをさがせ」は、富山市立蜷川(にながわ)小学校の当時2年生だった本吉凛菜(もとよしりんな)さんが、学校の帰り道で、地面に様々な色のボタンを見つけ、そのボタンが何なのかを探っていく作品です。
ボタンは、表示登記制度に深く関わる「公共基準点」といわれるもので「測量の際、地球上の水平位置や高さを求めるために、一定の測量精度を持たせた点」のことです。公共基準点は、都市計画の公共測量や地籍測量など、様々な測量に活用されています。
作品では、夏休みの自由研究として小学生独自の観点から色々と調べていくようすが描かれており、平成23年度(2011年度)に第29回全国小・中学生作品コンクール生活科部門最高賞「文部科学大臣奨励賞」を受賞しました。
大阪土地家屋調査士会のみなさまは、この公共基準点の大切さを多くのかたに深く理解してほしいという思いから、本吉凛菜さんの自由研究の成果品を編集・製本され、大阪府内の公立小学校などに順次配布されています。
大阪土地家屋調査士会の松嶋稔(まつしまみのる)副会長から、倉田市長に冊子が手渡されました。
また、倉田市長から松嶋副会長に感謝状が贈呈されました。
倉田市長と面会した松嶋副会長は、「大人でも地面のボタンは見過ごしやすいが、子どもの着眼はすばらしい。土地家屋調査士が見てもおもしろいので、ぜひ多くのかたに読んでいただきたい」と寄贈に対する思いを語られました。
倉田市長は、「本の仕立、作り方が非常に上手で大変読んでいておもしろい。また、ここで出てくる言葉や表現は、子どもじゃないと出てこないものもあり興味深い。これから大切に活用させていただきます」と述べました。
箕面市では、寄贈いただいた図書を、教育委員会を通じて今後小・中学校や図書館で有効に活用していきます。
大阪土地家屋調査士会のみなさま、ありがとうございました。
<モミジーヌもこの冊子を読んで、公共基準点のことを勉強します!大阪土地家屋調査士会のみなさん、ありがとうございました。