箕面市農業公社が、今週から始まっている中学校給食に出荷していただける農家さんを募集し、現在34軒の農家さんに協力いただいています。
9月は、なす、きゅうり、ピーマン、玉ねぎ、ジャガイモなど、箕面で収穫される旬の野菜が農家さんから、直接、各中学校に届けられます。
今回は、萱野・坊島地区の農家さんの一部を紹介します。
大谷浩司さん。畑は、新御堂筋のすぐ西側。
「まちのど真ん中、こんな畑があったんだ。」と改めて感心します。
畑で間近に見る大谷さんのなすは、紫色が濃くツヤがあります。
5日(木曜日)の給食で、2中のなすの味噌炒めに使われました。
長卵型の千両なすと長なすを作られていて、“緑色”・“濃い黒紫色”と“光”のコントラストがきれいな畑です。弾力と重みのある“なす”が所狭しとぶら下がっています。
このなすは、大阪版エコ農産物の認証も受けています。
通常の栽培と比較し、農薬や化学肥料を半分以下に抑えてつくられています。
子どもにも人気のスイートコーン。
「今から給食用にニンジンもつくります。楽しみにしててください。」と大谷さん。
森田久一さん。箕面で野菜を作って40数年。
“新鮮な野菜を届けたい”想いで、サラダ菜やリーフレタスを朝採り出荷されています。9月の給食では、玉ねぎ38キロを中学校へ届けていただきます。
軒先にぶら下がる玉ねぎの量は莫大。森田さんの手と同じくらいの大きなサイズが並びます。さすがに、ここまで量があると軒先は玉ねぎの香りでいっぱいです。
2中の給食、3日の肉じゃが、4日のポテトサラダ、スープに使われました。
西川雅文さん。きゅうり、ピーマン、ジャガイモ、玉ねぎ・・・を届けてくれます。
「中学1年生と3年生の子どもがいます。学校に通う横を、手を振りながら、野菜を持っていくよ!」
箕面市立病院の北側、壮大に広がる田園。その真ん中に西川さんの畑があります。
この原風景が保たれているのは、何世代にもわたって耕作が受け継がれてきた証(あかし)。今、西川さんたちが、その足跡を刻(きざ)んでいます。
濃く鮮やかな緑色、ハリとツヤがあり肉厚な西川さんのピーマンです。
4日の2中・3中の鶏肉のトマト煮込みに使われました。
みずみずしく、パリパリした歯ざわりの夏野菜きゅうり。
酢の物、和え物、漬け物、サラダのほか、炒め物もおいしい。
畑では、風が当たると茎(くき)や葉が折れるので、支柱を立てて育てています。
触らせてもらうと「ズシリと重たい」。
これだけ多様で豊かな食材が、給食の朝、新鮮なまま中学校へ届けられます。
野菜に病気が出ないように小さな虫の侵入も許さないネット。その中には、1メートル弱の畝(うね)に、3列にまかれているのは小松菜(こまつな)。こんなに小さいのに、9月中に食べられるくらい成長するそうです。
流通機構が発達した今、都市地域では農家と消費者の方の接点が少なく、ほとんどの場合、農家の顔を知らないことが多いです。
箕面市農業公社は、農家と地域(の消費者)との距離を近づけ、“食”の向こうにある“ふるさと箕面”を発信していきます。
<リンク>
<出荷協力していただいている農家さんをこれからも紹介していきます。よろしくね~☆