7月5日(火曜日)と7月6日(水曜日)との2日間、箕面市内において、南海トラフ地震を想定した訓練が行われました。
7月5日(火曜日)には、市役所において、市職員に対する「UTM座標の取り扱い説明会」が行われました。UTM座標とは、地図におけるグリッド(方眼)であり、グリッド(方眼)を利用して位置情報(座標)を取得することができます。大災害時において、被災現場に急行するには、市街地や山の中でも正確な位置を把握することが必要です。そのため、市、消防、警察、自衛隊など関係機関が統一した座標を用いて、現場確認を行う研修を実施しました。
同日、消防本部では、宿営地設営訓練が行われ、20名の自衛隊員が消防本部の署庭で災害時さながらの野営を行い一晩を過ごされました。
宿営地設営訓練と併せて、自衛隊員と消防職員による双方が現地の支援にあたった熊本大地震の活動報告や災害派遣にかかる意見交換会が行われ、参加した消防職員からは、「有意義な意見交換ができた。」との感想がありました。
7月6日(水曜日)箕面市役所の屋上から豊中市役所、池田市役所、豊能町役場、能勢町役場、伊丹駐屯地に向けた自衛隊無線の交信を行い、災害時に対応した無線連絡体制の確認訓練が行われました。
同日、箕面山では、徒歩行進訓練が行われました。訓練は、自衛隊と消防本部との合同で行われ、3班に分かれて、エキスポ箕面の森からビジターセンターまでの山道約10キロメートルを地図判読能力の向上と山中の危険箇所の確認を目的として行われました。
約20キロの個人装備を背負っての山道の行進となり、かなりハードな訓練が行われました。
今後も、このような訓練を重ね、市役所、消防本部、自衛隊のさらなる連携強化を図り、災害に強いまち箕面をめざしていきます。
<災害はいつ起こるか分からないから、普段から連携しておくことが大事もみ~