撮れたて箕面ブログ

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初夏の風物詩「びわ」の収穫が止々呂美地区で行われました

2020年06月22日 | こんなことがありました!

6月20日(土曜日)、初夏の訪れを告げる「びわ」を生産・出荷している箕面市の止々呂美地区で、びわの収穫が行われました。

止々呂美地区では、農家が山の斜面を利用してびわを栽培し、例年6月末から7月にかけて収穫します。

止々呂美地区で栽培されているびわは「田中」という品種で、粒が大きく、また瑞々しさと高い糖度を持つことを特徴としており、高級品として取り扱われています。

今年は、例年より少ない収穫となりましたが、びわの出来はよく、甘さも申し分ないということです。


(収穫したてのびわ。とっても美味しそうですね)
 
日本で、びわの栽培が本格的に行われるようになったのは、明治時代以降といわれていますが、旧止々呂美村の『止々呂美村誌』(1931年)によると、箕面では、南北朝時代の1300年代にびわの栽培が始まったとされています。

しかし、野生動物の被害に遭うことが多く、また農家を継ぐ人の減少などから、1970年代に100軒近くあった農家は、現在は10軒に満たなくなりました。

びわの皮は非常に繊細で傷つきやすいので、春ごろに一つ一つ手作業で実を袋で覆います。そして、慎重に収穫され、手作業で重さと品質をチェックし、箱詰めされていきます。


(箱詰めは、びわに傷がつかないよう、手作業で行われます。)

びわを生産する尾上喜治さんは「例年と比べると収穫量が少なくなってしまいました。ただ、びわ自体は実も大きく、とても美味しいものができたと思います。昔から止々呂美の特産品であるびわを、これからも大切に育てていきたいですね」と話しました。


(びわの収穫を行う尾上さん)

JA大阪北部止々呂美特産物センターによると、既に予約を終了しており、収穫量によって農産物直売所にて販売する予定とのことです。

なお、価格は2L・3Lサイズ1箱(2キログラム)3500円(税込み)、Lサイズ1箱(2キログラム)3100円(税込み)、Mサイズ1箱(2キログラム)2700円(税込み)となっています。

 

【お問い合わせ先】
JA大阪北部止々呂美特産物センター
住所:箕面市下止々呂美424
電話:072-739-0193(不在時は萱野支店に転送)

JA大阪北部萱野支店
住所:箕面市萱野4-3-16
電話:072-722-5451

 

<初夏と言えば「びわ」!ぜひ一度食べてみてね!


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