箕面市北部の止々呂美地区で花サンショウの出荷作業が行われています。
箕面市北部の止々呂美地区で、春の訪れを感じさせる花サンショウの出荷作業が行われています。
箕面市北部の止々呂美地区で栽培されている花サンショウは、花が咲いてしまうと風味が落ちるので、開花する直前のつぼみの段階で収穫が行われます。今年は4月5日(月曜日)から収穫が始まりました。収穫期間はおよそ1週間で、4月12日(月曜日)頃まで行われる予定です。
取材当日の出荷作業現場では、4名の農家のかたが合計2.57キログラムの花サンショウをJA大阪北部止々呂美特産物センター(下止々呂美424)に持ち寄り、順次出荷の作業が行われていました。
JA大阪北部によると、昨年の花サンショウの出荷量は約10キログラム程度で、今年は4月5日から7日までで約8キログラムが出荷されているとのことです。また、花サンショウの出荷者は、平成24年に14名、平成28年に10名、現在では7名となっています。
収穫作業は、花の部分だけを一つ一つ手作業で摘み取るという、大変手間ひまがかかるもので、1人で1日に1キログラム程度しか摘めません。そのため高価で、昔から貴重な「春の珍味」として食べられています。香りと風味が大変良く、5月頃に収穫される実サンショウと違って辛みが少ないのが特徴です。
花サンショウを出荷した農家のかたは、「花サンショウは収穫作業が大変で、期間も短いので、とても珍しい食材です。もし手に入る機会があれば、佃煮にすると長く保存でき、さっぱりとした味付けになるので、夏になってもおにぎりの具として美味しく食べられます。」と話していました。
花サンショウは、下ゆでをせずに、砂糖・みりん・醤油で煮て佃煮にするのが代表的な食べ方です。佃煮はさまざまな料理に活用でき、ご飯のお供やお酒のおつまみとして美味しくいただけるそうです。
収穫された花サンショウは、JA大阪北部止々呂美特産物センター(下止々呂美424)に集められて出荷されていますが、購入は事前予約制で3月までで受付を終了しています。
販売価格は、1キログラムあたり13,000円(税込)です。
【問い合わせ先】
JA大阪北部萱野支店(購買店舗)
住所:箕面市萱野4-3-16
電話:072-722-5451
<花サンショウって珍しい食材なんだね!
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