撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

ニュージーランドの美術

2021年04月19日 | 国際交流員から

こんにちは!ニュージーランド出身の国際交流員ズィアです。新年度に入ると忙しくなりますが、休憩する時に綺麗な桜や花を見るとホッとしますね。

前回の投稿ではニュージーランドの特徴的な植物について書きましたが、今回は全く違うトピックを紹介します。ニュージーランドの美術や建築は日本であまり有名ではないと思いますので、今回の投稿では2人の画家と建築家を紹介します。

まずはRita Angus(リータ・アンガス)という画家を紹介します。1908年に北島で生まれました。20世紀にニュージーランドの美術家たちはイギリスやヨーロッパのスタイルから離れ、「ニュージーランドのスタイル」を発展させることに感心を高く持ちましたが、Rita Angusはあまり興味がなかったそうです。それより自分の美術に力を入れました。そして20世紀の代表画家になりました。

Rita Angus painting Self portrait, 1936-1937, by Jean Bertram. Te Papa (CA000242/001/0002)

Rita Angusは1927年にクライストチャーチ(南島にある都市)に引っ越し、大学で美術の勉強を始めました。30年代と40年代は主にクライストチャーチに住み、絵を描きながら先生として働いたり、新聞のイラストを描いたりしました。彼女の絵はとても魅力的で、ビザンティン美術とキュビスムの影響を受け、自分のスタイルを発展しました。

自画像と風景画を多く描き、その中で「Cass(1936年)」という絵は一番有名な風景画かもしれません。是非インターネットで検索してみてください。最初からRita Angusは他の美術家や画家に認められましたが、1960年代からは特にそうでした。そして亡くなった後にRita Angusの評判がより高くなりました。

次にJohn Scott(ジョン・スコット)という建築家について紹介します。1924年に北島に生まれ、マオリの祖先、ヨーロッパ系の祖先の両方を持ちました。建築の大学に3~4年間ぐらい行きましたが、卒業証明書を持つ意味が分からないという考えで卒業しませんでした。建築会社に入社後、しばらくして都会の生活に飽きて、奥さんと子どもたちと田舎に引っ越し、自営業を始めました。

John Scottは主に家屋の建築をしながら、有名な教会や記念館などのデザインもしました。彼のデザインはとてもユニークで、そんな家に住むと、まるで美術館の中に住んでいるかのように感じるそうです。John Scottは自分の働き方、自分のやり方、自分のペースで建築をしました。彼が建築をしていた時はマオリ(ニュージーランドの先住民族)とパケハ(ヨーロッパ系ニュージーラド人)の間の社会と政治における様々な問題に関心が高い時代でしたが、彼の建物には区別なく、マオリの文化も、パケハの文化も感じられます。

私の友だちの祖父母の家はJohn Scottがデザインした家です。来日する前に訪れたことがあります。友だちの祖父母は陶芸家で、庭に穴窯があり、家の中には綺麗な陶器がたくさんおいてあります。家の美しさと陶芸の美しさを同時に見ると感動します。

ニュージーランドと日本の美術は異なるので、興味があればぜひインターネットで見てみてください。そしていつかニュージーランドに行く機会があれば美術館に行ってみてください。

<ニュージーランドの美術館に行ってみたいモミ

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実生ゆずを原料にした「だしぽん酢」を企業と共同開発した大阪青山大学健康栄養学科渡邊ゼミに箕面市長表彰!

2021年04月19日 | こんなことがありました!

箕面市で生産された実生ゆずを原料にした「だしぽん酢」を企業と共同開発し、店舗販売されるなど、企業や地域と協働し精力的に活動いただいた大阪青山大学健康栄養学科渡邊ゼミのみなさんに、4月16日(金曜日)、上島一彦箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。

渡邊ゼミのみなさんは、今回、共同開発した企業の講義を受けたことがきっかけで、食品開発に興味を持ち、箕面の特産品である実生ゆずを使っただしぽん酢を製造することになったそうです。
開発するにあたっては、若年層は酸味を好まない人が多いなどの傾向も研究し、味にまろやかさを出すために、天然、無添加のだしをぽん酢に加えるなど、何度も試作を繰り返して、とても苦労したとのことでした。

だしぽん酢の開発研究には、昨年春頃から取り組まれ、企業の協力もあって半年ほどで商品化することができたそうです。商品は、阪急阪神百貨店千里阪急で販売され、ゼミのみなさんも店頭販売の経験をされました。
渡邊教授は「大学での研究活動を通して、企業や地域と連携できたことで、地域貢献することができて良かったです」と話されました。

今回、表彰式に出席されたゼミのみなさんは現在4年生で、来年の3月に予定されている管理栄養士の国家試験に向け、受験勉強を頑張っておられるそうです。
みなさんに将来の夢について伺うと、川崎ほのかさんは「病院に勤務し、栄養相談や調理業務に関わりたいです」、鈴木紗弥さんは「食品メーカーに就職し、栄養バランスを考えたお弁当などの商品開発に関わりたいです」、林美佳さんは「大学にあと1年通って、社会福祉士の資格を取得し、管理栄養士の資格と併せて、ソーシャルワーカーの仕事がしたいです」とそれぞれ話されました。

(前列左から)大阪青山大学健康栄養学科 川崎さん、鈴木さん、上島市長、林さん
(後列左から)大学職員の北川さん、渡邊教授、久田学長

上島市長は、「大阪青山大学は箕面市の誇りです。みなさん、管理栄養士になることができるように、受験勉強を頑張ってください」と激励されました。

<大阪青山大学健康栄養学科 渡邊ゼミのみなさん、おめでとうございます!ゆずの香りいっぱいのぽん酢で料理の美味さも倍増モミ!

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