撮れたて箕面ブログをご覧の皆さまこんにちは。
2021年4月より2年間ダイキン工業株式会社に出向しております、宮﨑と申します。
ダイキン工業への出向で学んだことや経験したことを中心にご紹介させていただきます。
ダイキン工業はみなさんもよくご存知の世界トップシェアを誇る空調機メーカーですが、そんなダイキン工業が2017年に設立した「ダイキン情報技術大学」はご存知でしょうか?
●ダイキン情報技術大学の紹介
ダイキン情報技術大学とは、産業構造や社会構造の大きな変革期に対応するため、「デジタル人材」を育成する目的で設立された企業内大学です。
大阪大学を中心とした教育機関、先端研究機関などの講師を招いて、数学などの基礎知識からプログラミング、機械学習やAI応用まで幅広い教育を行っています。
全社員を対象としており、階層別に講座があります。
その中でも新入社員向け講座の事務局として2年間様々な経験をさせていただきました。
新入社員向けの講座では、入社してから2年間は通常の業務には就かず、デジタル人材になるための教育を受けます。
1年目はAI・IoTなどの専門知識を座学中心に学び、2年目は現場に入り込み課題を発見し解決する研修を行っています。
2021年度入社の新入社員(第4期生)は90名、2022年度入社の新入社員(第5期生)は50名がダイキン情報技術大学で学んでいます。
こちらは2021年度入社の第4期生のオリエンテーションの様子です。
●事務局業務の紹介
事務局の業務は入学式や報告会などの準備・運営、講師との日程調整、新入社員の労務管理、事務手続きのフォロー、面談、各現場との調整、などなど細かく挙げればきりがないほど多岐にわたります。
90人規模の研修の運営を1年間継続的に行うといったことは市役所業務にはないので、非常に貴重な経験になりましたし、企画や運営の難しさも学ぶことができました。
こちらは2年目の研修中に行う報告会の様子です。
それぞれが現場で取り組んでいる課題についてディスカッションする場として定期的に同期が一堂に会し報告会を開催しています。
コロナ禍ということもあり、100人規模で集まることが難しくオンラインでの開催に変更したこともありました。
報告会準備や運営をするにあたって心がけていたことは「改善する」ということです。
市役所では税務に関わっていたこともあり、過去との整合性なども重要だったので業務の中でも前年踏襲とすることも多かったです。
しかしダイキン工業では改善することが当たり前だったので、働いていくうちに「もっとこうしたほうがいいのでは」と常に考えられるようになりました。
「改善できるものはどんどん改善する」ということは市役所に戻ってからも引き続き意識していきたいと思います。
事務局業務ではありませんが、新入社員と同年代だったこともあり市役所での業務経験などをお話させていただく機会もありました。
講話の機会も設けていただいたことで、新入社員との距離も縮まった気がします。
これまで市役所で経験してきたことがダイキン情報技術大学生のこれからの社会人生活の参考になっていると嬉しいです。
●最後に
ダイキン工業で情報技術大学の取り組みに携われたことは、非常に貴重な経験になりました。また、本当にたくさんの人と出会い、とても良い関係性を築くことができました。
この2年間多くのことをご指導いただき、支えてくださいましたダイキン工業のみなさまに感謝申し上げます。
出向期間は3月末で終了してしまいますが、これからもダイキン工業での経験や出会いを大切に、そして市役所業務に活かせるよう励んでまいります。
<宮﨑さんありがとう!ダイキン工業で経験したことを箕面市役所で生かしてね!