4月7日(金曜日)、第51回ローザンヌ国際バレエコンクール2023にて8位に入賞された宮﨑圭介さんに、上島一彦箕面市長が表彰状を贈呈しました。
第51回ローザンヌ国際バレエコンクール2023は、2023年1月29日から2月5日までの期間で、スイスの古都ローザンヌにあるボーリュ劇場にて開催されました。宮﨑さんはビデオ選考通過後、5日間にわたる審査を経て、ファイナリストとして選出され、2月4日に行われた最終選考で8位入賞を果たしました。
ローザンヌ国際バレエコンクールは、1973年からスイスで毎年開催されている、15歳から18歳までのバレエダンサーを対象としたコンクールで、今大会で50周年を迎えました。旧来のバレエコンクールとは異なり、若手ダンサーにキャリア形成につながる道筋を開くことを目的に掲げ、主たる賞であるローザンヌ賞では若手ダンサーに無償で世界的に著名なバレエ学校やバレエ団に留学・研修することのできる権利とその生活支援金を授与しているコンクールです。歴代の受賞者の多くがプロとして活躍していることから、若手バレエダンサーの登竜門の一つと考えられています。また、コンクール本選期間中も、本選参加者は毎日バレエクラスに参加し、コーチングを受けるなど、プロへの道に踏み出すためのサポートを受けることができます。
宮﨑さんは、箕面市立第三中学校出身の15歳で、小学2年生の頃からバレエ教室に通い始めました。過去にはYAGP2020日本予選 プリコンペティティブ部門 男性 第1位、YAGP2022ファイナル(アメリカ本戦) ジュニア部門 男性 TOP12、第7回ヴィクトワールバレエコンペティション神戸2023<中学生の部C>第1位など、数々の賞を受賞されており、今年開催された第51回ローザンヌ国際バレエコンクールでは全出場者の中で最年少ながらも8位に入賞し、輝かしい成績を収めました。
当日、宮﨑さんは笑顔で市長表彰を受けており、「故郷の箕面で市長表彰を受けることができて、嬉しい。」と話していました。また、現在ドイツのシュツットガルトで寮生活を送っている宮﨑さんは、「レッスンは日曜以外受けていて、海外の生活は楽しいが、日本が恋しくなるときもある。ドイツ語が難しいので、まずは英語を完璧に話せるようになりたい。」と話していました。
市長表彰後に、記者からインタビューを受けた宮﨑さんは、「バレエを始めたきっかけは、7歳のときに歯医者の通り道にあったワクイバレエスクールを見て、母から『やってみる?』と冗談半分に言われて、入ったことがきっかけです。海外のコンクールを見ているうちに、世界を意識するようになった。」と話していました。
また、宮﨑さんは大会を振り返って、「大会中はとても緊張していた。他にも綺麗な人たちがいる中で、まさか自分が8位に選ばれるとは思わなかった。」と話していました。
最後に宮﨑さんは、箕面市の若い人に向けて、「辛いときもあると思うが、自分の意思を貫いて、伝えることが大事」とメッセージを送られました。
<世界で羽ばたく宮﨑さんが見たいモミ~